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PS3/Xbox 360「KILLER IS DEAD」独特のグラフィックスを追加公開

戦いのシステムなどの一部が明らかに

2013年夏 発売予定

価格:未定

 角川ゲームスは、プレイステーション 3/Xbox 360用アクション「KILLER IS DEAD(キラー イズ デッド)」を2013年夏に発売する。価格は未定。開発はグラスホッパー・マニファクチュア。先週末に公開されたグラフィックスに加え、新たなスクリーンショットが公開されたので紹介する。

 「KILLER IS DEAD」は、「killer7」や「NO MORE HEROES」などグラスホッパー・マニファクチュアがこれまで手がけてきた作品の系譜を引く作品。スクリーンショットを見るとわかるが、今作でも他の作品とは一線を画した作家性の濃い世界観や美意識を、独特のグラフィックスで表現している。今作では“少しだけ未来”の世界を舞台に、プレーヤーはブライアン処刑事務所に属し、左手の換装武器で闘う処刑人“モンド・ザッパ”として凶悪犯罪者達をハイスピードかつダイナミックな剣劇アクションで処刑していく。

 具体的なゲームシステムについてはいまだ謎に包まれているが、ダークマターの存在や、モンド・ザッパがなにを必要としているのかが明らかになり、そこからゲームシステムが伺い知れるようになった。

ダークマター

 前回の紹介で敵として紹介した、「ヴィクター(Victor)」。肉体がミイラ化した音楽家で、人間の感情を制御できる音楽を奏でることができる音楽家「ジュピター」からその能力を奪い、自らの装置から「悪意の音=ダークマター」として放出している。

 この「ダークマター」と呼ばれる謎の力が、同作において重要な鍵となるようだ。モンドの左腕は換装ギミックとなっているが、この左腕は、ダークマターに侵された悪人の血液を吸収しエネルギーに変えることができるという。

振り下ろされた巨大な太刀による攻撃を受け止めるモンド。高速で回転する刃物から火花がはじけ飛んでいる

満月を背に異形の敵に対しても余裕をもって戦いに挑むモンド。それもまた美学と言えるだろう
一瞬のスキを突き、背後から一閃を繰り出すモンド。吐き出された大量の血にも「ダークマター」は含まれている

アドレナリンバースト

 前述の通り、敵の血には「ダークマター」が含まれており、モンドの左腕はこのダークマターをエネルギーに変える。敵の血はエネルギー源として左腕から吸収し、「アドレナリンバースト」と呼ばれる強力な攻撃を繰り出すことができる。

 いかに敵の血液(ブラッド・エナジー)を吸収して、より強力な攻撃に繋げるかが重要となるだろう。

暗闇を血に染め、通常の攻撃より大量の血が噴き出している
多くの罪を犯した凶悪犯には「斬罪」を施す
裁きを下すような強烈な一撃を与える
時が止ったかのように、ゆっくりと上半身が滑る落ちていく……

左腕の換装武器

 モンドの左腕は換装して強化、進化を遂げるようだ。

ある事件を境に特殊生体改造を施されたモンドの左腕。戦闘時には様々な能力を発揮する武器となる

ターゲットを狙い定めるモンド
右腕の剣術とは異なる左腕の能力を使い、敵を追い詰める

世界観

 いまだ謎に包まれている世界観。今回公開されたスクリーンショットから、その一端を掴み取って欲しい。

月光に照らされた静寂な庭園で、無言で対峙する2人の男。剣先で語らせるのは辞世の句だろうか……

モンドの仕事は世界中に暗躍する処刑対象の抹殺。この古の洋館に潜んでいるのは、どのような凶悪犯なのだろうか?
澄み切った青空の下を歩くモンド。気持ちいい空気に満たされたこの場所にも敵は潜んでいるのだろうか?

スクリーンショット

迫り来る敵を流れるような剣捌きで、次々と薙ぎ払っていくモンド。静かなる古都の町に、敵の悲鳴と風斬り音が響く
瞬時に懐に入り込み、弱点を狙う。一瞬の迷いが命取りとなる
モンドは、美女に対しては惜しげもない甘いセリフを吐き、狙った獲物は確実に仕留めるジゴロ的な側面を持っている
所長のブライアン・ローゼス。元世界最高の処刑人で、己の肉体をサイボーグ化しているのは現役時代の名残

(船津稔)