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PS3/Xbox 360「KILLER IS DEAD」。バッサリ斬り捨てる処刑アクション

エピソード「闇に消えた虎」も紹介

8月1日 発売予定

価格:7,980円

CEROレーティング:Z(18才以上のみ対象)

 角川ゲームスは、プレイステーション 3/Xbox 360用アクション「KILLER IS DEAD(キラー イズ デッド)」の最新情報を公開した。価格は7,980円でCEROレーティングはZ(18歳以上のみ対象)。

 発売日も8月1日に決定し、アクションの内容や、各種やりこみ要素、エピソードなどのストーリーの一端も明らかになりつつある。磨きのかけられたスタイリッシュなグラフィックスや女性を口説き落とすジゴロモードなど見所が多い本作だが、やはり1番の魅力であり期待感の高いのは、その中心となるスピーディで壮快感の高いアクションだろう。

 これまでも幾度となくご紹介してきたアクション部分だが、今回は敵を葬り去る、まさにその最後の瞬間についてだ。モンドのとどめの一撃と、そこで得られるアイテムの関連性などについてお伝えする。

 同時に、京都のヤクザとの戦いを描く「エピソード『闇に消えた虎』」もお届けする。

処刑アクション

選択した処刑手段により出現するアイテムが違ってくる

 モンドは、敵からの攻撃を回避しつつ敵を斬り続けることで、コンボ数やコンボレベルがアップしていく。コンボレベルがMAXの状態で止めの一撃を放つと、画面に4つのボタンが登場し、処刑の瞬間のアクションを選択することができる。

 用意されている処刑アクションは、「暗殺」、「虐殺」、「処罰」、「執行」の4つ。これら4つのアクションのいずれかを選ぶと、最後のアクションがスタート。そして止めを刺したときに出てくるアイテムもこのアクションによって決まってくるようになっている。たとえば「暗殺」を選択すると、アイテムはブラッディローズが登場するといった具合だ。

 このシステムにより、プレーヤーが自分のプレイスタイルにあわせてアクションのフィニッシュを選択し、キャラクターを強化していくことができる。積極的にコンボを繋げていき、華麗なアクションを決めれば決めるほど、モンドも強化できるといったシステムになっている。

【暗殺】
敵の背後に回り込み、首をかき切る。入手できるアイテムは「ブラッディローズ」。このアイテムは、一定数に達するとブラッドゲージがアップする

【虐殺】
敵を持ち上げて、地面へと叩きつける。入手できるアイテムは「ヘルスジェム」で、一定数に達すると体力ゲージがアップする

【処罰】
マッセルバックによるゼロ距離からの射撃で、敵を撃ち抜いていく。入手できるのは「ワイヤーシナプス」。このアイテムは、ワイヤーズの神経中枢で体力を回復させる

【執行】
刀を使い、鋭く敵の喉を貫き刺す。入手アイテムは「ムーンクリスタル」。スキル強化に必用な宝石
アイテムの1つ「エナジーコア」。ワイヤーズのコアで、コアに溜まった血液でブラッドゲージを回復できる

 上記のように、フィニッシュプレイにおいてアイテムを得ることができるが、ステージ内のオブジェクト破壊時などにもアイテムを収集することができる。これにより、ステータスや、右手武器の「GEKKOU」、カタナ=アーツで使用する刀や換装武器のスキルを取得強化していくことになる。

 たとえば、スキルの一例を挙げると、「GEKKOU“改”」は「GEKKOU」のリミッターを解除するスキルで、攻撃速度や与えるダメージがアップし、さらにリミッターを解除することもできるという。また、「ヒーリング」は、“血”を使い体力を回復させるスキルで、さらに自動的に体力を回復させてくれるスキルなども存在するという。

敵を撃破するとアイテムが出現する
ステージ内のオブジェクトを破壊することでもアイテムが入手できる
このスクリーンショットの「GEKKOU」のリミッターが解除されたもの。刀身が蒼く輝いている……

エピソード「闇に消えた虎」

 依頼人は不明、処刑対象は京都のヤクザ・浜田山。

 灯篭の明かりで照らされた、妖艶なほどに美しい春の京都祇園を虎が駆け抜ける。悲鳴の1つをあげる間もなく虎の爪に刈り取られた人間の首が夜空を舞う。

 「京都に虎が出た」という手紙を受け取ったブライアン。刺青だったはずの虎がダークマターの影響で具現化し、自分の意思とは関係なく暴れ出してしまうことを憂う、ヤクザの組長浜田山の処刑を行なうため、モンドは一路京都へ向かうこととなる。いくつもの死地を乗り越えてきたヤクザとの戦いは、熾烈を極める。

背中に見事な彫り物が施されている死を望む極道・浜田山。その“闘気”が刺青の虎の姿を借りて具現化して現われる
ある日、事務所に手紙が届く
手紙を眺めながらため息をつくブライアン
処刑対象の浜田山が住む屋敷の前までやってきた2人
館の入り口には狸の置物が置かれているのだが、何となく怪しい……
置物を切りつけると、果たしてそれは狸の置物に化けていたワイヤーズであった!
舞台は、広大な日本庭園
戦いの中枢に向かって真っ正面を切って挑んでいく
橋の上で仁王立ちで待ち構えるワイヤーズ「サムライ」
隠されたアイテムを探すモンド。アイテムに近づくと左腕の武器「マッセルバック」が反応するようだ
軒先でたばこをくゆらせながらモンドを出迎える不敵な浜田山
背中の刺青の虎が具現化してモンドの元に現われる
モンドの体力を押し量るため、モンドに「追いかけてこい!」と挑発する浜田山
浜田山に止めを刺したかに見えたモンドだったが、その一撃は虎によってはじかれてしまう
モンドと同じように、武器として刀を携えているワイヤーズ「サムライ」。攻略のヒントとしては、ガードを崩して隙を作らなければならない
ニンジャは素早い動きで翻弄してくる。スキル「カタナ=ピアッシング」の鋭い爪で貫き通すと良いだろう
日本庭園をすみからすみまで使いアクションが繰り広げられる
強化されている敵。強力な一撃で止めを刺す
虎に跨がり市街を疾走する浜田山を追っていくことになる
ヴィヴィアンのバイクを操り、障害物を回避しながら浜田山を食い止めるべく急ぐモンド達
浜田山の強力な攻撃。力をまとい周囲を薙ぎ払う
百戦錬磨の死地をくぐり抜けてきた浜田山は、モンドの攻撃すらも軽々と受け流してしまえ
左腕の武器、マッセルバックを駆使して戦うことになる
どうも、これまでに登場する敵に比べ、かなり手強い敵ボスキャラクターとなるようだ。壮絶なバトルとなるだろう
やっかいな虎が出現。強力な連続攻撃を切り抜けていくその果てに反撃のチャンスがある

・敵キャラクター

【サムライ(Samurai)】

 サムライをモチーフに製造されたワイヤーズ。刀を携え、剣撃でモンドに襲いかかる。ガードが固く、隙を作って攻撃することを求められる。

独特のデザインの敵「サムライ(Samurai)」

【ニンジャ=スパイク(Ninja)】

 スピードを活かし瞬間移動を行ないながら、死角から攻撃を仕掛けてくるワイヤーズ。強化されている為、通常のニンジャに比べて、移動スピードや回避能力に優れている。このようにワイヤーズの中には、強化されたものもいるので、いつものように戦っているとピンチに陥ることもあるかもしれない。常に注意が必要である。

(船津稔)