素晴らしきかな魂アイテム

【魂インタビュー】鉄巨神は新たな始まり! 広がる出渕裕氏のファンタジー世界

「ROBOT魂 鉄巨神」開発者・小西諒氏が提示する“機甲界”

題字:浅野雅世
【第3回魂アイテム】
「ROBOT魂 鉄巨神」。12月発売予定で、価格は8,500円(税別)。OVA「機甲界ガリアン 鉄の紋章」の主役機体をモチーフにしている。ガリアンを出渕裕氏がファンタジー色を強めてリファインしたデザインは今でも人気だ。ROBOT魂での立体化は、ここから“機甲界”の世界がスタートすることを意味している(※記事中の写真はストロボ撮影したため、試作品の色味が実際の製品とは異なって見える。注意して欲しい)
【話を聞いたクリエイター】
今回インタビューした本商品の開発者、BANDAI SPIRITSコレクターズ事業部の小西諒氏。これまでも「ROBOT魂」、「METAL ROBOT魂」のインタビューを行なった小西氏だが、今回出渕氏のファンタジー世界への強い想いを語ってくれた

 7月24日よりスタートした新連載「素晴らしきかな魂アイテム」。毎週火曜日更新でコンテンツを追加していくが、今回は特別に、7月31日のインタビューに続き、水曜日の8月1日に「ROBOT魂 <SIDE PB> 鉄巨神」のインタビューをお届けしたい。

 「ROBOT魂 鉄巨神」は、かなりユニークなラインアップと言える。モチーフとなる“鉄巨神”は、OVA作品「機甲界ガリアン 鉄の紋章」の主役メカなのだ。これまでROBOT魂では、「機甲界ガリアン」の商品化は行なわれていない、TV版を飛び越え、OVA作品の主役メカをいちはやく立体化し、しかも今後のラインナップの構想もあるという。この取り組みを実現したのは、本商品を担当するBANDAI SPIRITSコレクターズ事業部の小西諒氏の熱い想いである。

 今回のインタビューでは「ROBOT魂 鉄巨神」の魅力に迫っていくだけでなく、小西氏の鉄巨神、そしてメカデザイナーである出渕裕氏への思い入れも取り上げていきたい。小西氏が商品とシリーズにどのように思い入れを持ち、開発者達がその想いをどのように商品化していくか、そして本商品を皮切りにどのような世界が広がっていくかを紹介したい。
 ちなみに、「ROBOT魂 <SIDE PB> 鉄巨神」は8月1日16時より各店舗での予約受付スタートである。記事を見て気になった方は、ぜひチェックして欲しい。


重厚なフォルムに驚きの可動範囲。圧倒的なパワーを持つ鉄巨神を再現

 鉄巨神とは、OVA「機甲界ガリアン 鉄の紋章」に登場するメカである。知らない人にはちょっとややこしいのだが、まずアニメ「機甲界ガリアン」という作品があり、この作品で描かれた世界を換骨奪胎し、また異なる世界観に組み上げた作品が「機甲界ガリアン 鉄の紋章」となる。

 「機甲界ガリアン 鉄の紋章」ではTV版で描かれたキャラクターと同名だが全く異なる役割を担った人物達が、オリジナルの物語を繰り広げる。「パラレルワールドもの」という言い方が近いだろうか。「機甲界ガリアン 鉄の紋章」では登場するメカも全てメカデザイナーの出渕裕氏によるアレンジが加えられ、TV版以上にファンタジー色が強調されたデザインとなっており、TV版とは異なるファンを獲得している。

 主役機体である鉄巨神はTV版のガリアンをアレンジしたものだが、人気が高く、過去ガレージキットが商品化され、最近でも「スーパーミニプラ」シリーズで立体化されている。今回、小西氏は、主役メカである鉄巨神のみならず、飛甲兵、人馬兵など、「機甲界ガリアン 鉄の紋章」で登場したメカを商品化していきたいという展望を語った。

精悍なフォルムに、重装甲、関節からのぞく生体的なパーツなど、見ていて引き込まれる独特の世界観を持つ姿だ

 何故今TV版である「機甲界ガリアン」を飛び越して、「鉄の紋章」を商品化していくのか? そして「ROBOT魂」シリーズとしてどのようなこだわりで商品化をしていくのか? インタビューでは小西氏の思い入れ、そして商品の魅力、これからの意気込みを聞くことができた。

 商品の全体的なシルエットとしては、足が長く、劇中の印象を再現した体型となっている。肩の装甲が大きく、手も長い。頭は小さく、胸は張り出している。TV版ガリアンはもっと全体に角張った、ロボット然とした雰囲気だったが、鉄巨神はスマートでありながらマッシブな印象がある。

 塗装を施されたボディのメインカラーは艶味のない重みのある赤、太ももや足のラインは灰色となっており、全体的に落ち着いた雰囲気がある。だからこそ、頭や腰部分の宝石のような青い飾りや、胸と上腕の金色のメタリックな塗装が目立つ。

 パネルラインはシンプルだが、よく見ると腰アーマーのモールド、そして関節部は非常に細かく造形されている。装甲からのぞく肘や膝、脇腹部分はパイプや人工筋肉を思わせるモールドが入っていて、生物的な内部構造を装甲板で覆っているようなイメージだ。全体的に迫力と情報量を持ち合わせた造形は、剣を片手に立っているだけで、うちに込めた力を感じさせられる。甲冑にも通じるこの独特な格好良さは、OVAやガリアンそのものを知らない人にも、魅力的に感じるのではないだろうか。

脚部分のアップ。塗装の赤を基本色に、灰色のライン、茶色の成型色とかなり重厚なイメージ
関節や腰部分は生体的な雰囲気のあるパーツでかなりの情報量だ。細かい部分をじっくりチェックしたくなる

 そしてこのロボットフィギュアがダイナミックに動くのだ。特に脚の付け根の可動は広く、大きく足を開いて、腰を落として剣を構えられる。もちろん剣の両手持ちのポーズも可能だ。甲冑を着ている人間でもここまでダイナミックなポーズをとることはできないが、ケレン味たっぷりのポーズをとることができるのは、キャラクターアクションフィギュアとして楽しい。

 小西氏お気に入りの可動が、“首”の部分、基部が大きく動く二重関節となっており、首をぐいっと前に出すことができ、両手で剣を構えて、力を込めたポーズをとらせる事が可能だ。首の大きな可動により、ポーズにさらなる勢いをもたらせることができる。

 もう1つ大きな特徴は、やはり全身を覆う赤の外装が塗装で表現されているところだ。「ROBOT魂」シリーズはメインは素材そのままの成型色で表現することが多いが、本商品は赤い外装が塗装で再現されている。このため外装は金属に塗装を行なったかのような雰囲気、茶色の部分は生体部品を思わせる質感を実現している。また、肩の装甲部分は内側が成型色の茶色になっているため、特に“外側に赤い塗装を施した”という雰囲気、メカっぽい感じを強調している。

首部分は二重関節になっており、基部も大きく動く
腰をグッと落としたポーズ、剣の両手持ちが可能。可動とデザインがきちんと両立している

 武装は巨大な両手剣と、盾である。大きな剣を片手で易々と扱う様は鉄巨神らしさに溢れているし、両手で持たせることで力がこもる。OVAの鉄巨神はこの大剣を切り裂くような流麗なイメージではなく、鉄の棒のように叩きつけ、剣そのものの質量と、鉄巨神の圧倒的なパワーで、敵の機甲兵に刃を押しつけ、力任せに押し切るような戦い方をしていた。そういう力強いポーズが似合うキャラクターなのだ。平手も指先がとがっていて凶暴なイメージだ。機甲兵達を握りつぶすようなポーズが似合う。

 一方盾は金の派手な装飾部分が多く、構えさせると大きく印象が変化し、TV版のガリアンに近い感じになる。盾は握り手の基部にボールジョイントが使われていてフレキシブルに可動し、しかも剣を収納できるギミックがある。盾から剣を引き抜くポーズなど、遊びの幅が大きく広がるのが魅力的だ。

 筆者のお気に入りは関節の生々しい表現と、頭部である。TV版のガリアンは他の機甲兵以上にメカの雰囲気が強調されており、異質な雰囲気だったが、鉄巨神の頭部はTV版のデザインを活かしつつ、より世界観にマッチしたバランスになっている。真っ黒な目が「機甲界ガリアン 鉄の紋章」での全ての機甲兵を殲滅すべく戦う鉄巨神の雰囲気を良く現わしていると感じた。

 ちなみに、本商品を見て、「鉄の紋章」に興味を持った人にぴったりの情報がある。「ROBOT魂」商品化を記念して、「機甲界ガリアン PartIII 鉄の紋章」が、8月20日までYouTube内BandaiChannelにて、期間限定無料配信中なのだ。ぜひ一度その独特な世界を楽しんで欲しい。

盾には剣を収納するギミックが内蔵されている。持ち手はフレキシブルに動き、様々な構え方ができる

【機甲界ガリアン PartIII 鉄の紋章】


「オーラファンタズム」の成功が鉄巨神へと繋がった、出渕裕氏のファンタジー路線の魅力

 次に、「ROBOT魂 鉄巨神」への小西氏の思い入れ、本商品が生まれるまでの経緯に迫っていきたい。「ROBOT魂 鉄巨神」は、「ROBOT魂 サーバイン」から始まった、メカデザイナー・出渕裕氏のファンタジーロボット路線の延長上にあるという。

 サーバインはアニメ「聖戦士ダンバイン」に登場するオーラバトラーを、出渕裕氏がよりファンタジー色の強い雰囲気でデザインした雑誌企画「オーラファンタズム」に登場する機体である。サーバインはアニメの前半の主役機ダンバインを基軸としたデザインで、特に人気が高い。「オーラファンタズム」のメカ達が活躍するOVA「聖戦士ダンバイン New Story of AURA BATTLER Dunbine」では、サーバインは主役機として、ズワウスと戦いを繰り広げる。

「ROBOT魂 ズワウス」と、「ROBOT魂 サーバイン」。出渕氏の「オーラファンタズム」をモチーフとした商品は、多くのファンを獲得した
「ROBOT魂 ヴェルビン」。数枚のイラストしかない機体だが、そこから立体化した本商品も人気を集めた。これらの商品の人気が「ROBOT魂 鉄巨神」へ繋がったのだ

 「ROBOT魂」シリーズでは、「ROBOT魂 サーバイン」から、「ROBOT魂 ズワウス」そして、「ROBOT魂 ヴェルビン」と「オーラファンタズム」のオーラバトラーを商品化した。これに対するユーザーの反応が作り手の予想すらも大きく超える程好評であったため、BANDAI SPIRITSは、もう1つ、“出渕裕氏のファンタジーロボット”のラインとして「鉄の紋章」に白羽の矢を立てたという。

 もちろん、このメーカーの判断には小西氏の強烈な思い入れが強く影響している。というのも小西氏は出渕裕氏の、特に1980年後半のデザインが好きで、その想いから「ROBOT魂 パトレイバー」シリーズも担当しているのだが、加えて出渕氏のファンタジーロボット、「オーラファンタズム」、「鉄の紋章」に登場するロボットに思い入れがあったというのだ。

 小西氏は、「ROBOT魂 サーバイン」を皮切りに、「オーラファンタズム」の登場メカを商品化、その企画を進めつつも、対になる存在として、今回「ROBOT魂 鉄巨神」を商品化した。「オーラファンタズム」と「鉄の紋章」のメカに関しては、「機甲界ガリアン」のBlu-ray BOXの冊子に収録された出渕氏のインタビューでその関係性が語られていると小西氏は指摘した。

 冊子のインタビューでは、出渕氏が2つの作品の世界観の違いについて語っている。「オーラファンタズム」と「鉄の紋章」は中世ファンタジー風の要素を盛り込んだ独特の世界観という意味では共通しているが、登場するメカは大きく異なっている。「オーラファンタズム」は昆虫の骨格や生き物の皮などを使う生物的なアプローチに対して、「鉄の紋章」は鉄と油の匂いのするメカ。

 オーラバトラーが昆虫を思わせる羽根で飛翔するのに対し、機甲兵は地響きを立てながら地上を疾走する。そこから広がる雰囲気も、「オーラファンタズム」が「指輪物語」的な世界観に対して、「鉄の紋章」は「コナン・ザ・グレート」のような荒々しい世界を持っているという。小西氏はこのインタビューを強く意識しつつ、「ROBOT魂 鉄巨神」の企画を練っていったのだ。

オーラバトラーとははっきり異なる、鉄の雰囲気を重視した塗装、装甲も直線的で重厚な感じだ
空を飛ぶオーラバトラーと、地を進む機甲兵。地上兵器としての雰囲気も盛り込まれている

 そして開発スタッフにも「ファンタジーロボット」の蓄積がある。「ROBOT魂 鉄巨神」の原型師は、「ROBOT魂 サーバイン」からの「オーラファンタズム」のロボットを手がけ、関節設計や装甲の曲面の立体化など、出渕氏のデザインをアクションフィギュアへと変換するノウハウを積んでおり、その技術を活かしている。小西氏が強い思い入れを持つ、出渕氏が提示したファンタジーロボット路線をきちんとラインナップとして商品化していく道筋ができているというのだ。

 そして、「ROBOT魂 鉄巨神」は新しい挑戦も行なっている。オーラバトラーが空を飛翔し、スピードを活かして片手剣で切りつけるとうな戦いをする存在に対して、機甲兵は地に足をつけ、鈍器や斧槍、グレートソードで相手をたたき切るような戦いをする存在である。機甲兵の第1弾として鉄巨神はその重厚な戦いを繰り広げる存在として、これまでのオーラバトラーと差別化されてデザインしているという。

 その思想を色濃く表現したのが塗装だという。「ROBOT魂 鉄巨神」では、鉄の上に塗料をかけたようなつやがない、暗い赤のカラーを使っている。この質感が、オーラバトラーの生々しい質感と大きく違う重みをもたらしている。

 そしてこの2つのラインナップはフィギュアならではの楽しい遊びも可能にする。もちろん原作ではオーラバトラーと機甲兵は交わることはないが、ユーザーの手の中なら別である。ROBOT魂はノンスケールではあるが、「ROBOT魂 サーバイン」と「ROBOT魂 鉄巨神」は一緒に並べたり、戦うイメージでのディスプレイも可能なサイズにしているという。空のオーラバトラーと、地の機甲兵。並べてみることで新しい世界が開けるかもしれない。

鉄巨神は他の機甲兵とは異なり、神秘的な雰囲気もまとっている。両手剣の破壊力の高さを感じさせる重厚さなど、キャラクターを知っているとさらに味わい深い

機甲兵の進撃は止まらない! 提示された今後のラインナップ

 出渕氏が提示するファンタジーロボットの世界に強く思い入れを持つ小西氏の次なるビジョンは「さらなる機甲兵の立体化」だ。「ROBOT魂 鉄巨神」の発表の最初の素材として小西氏が提示したのが、鉄巨神を中心に他のロボットがシルエットとなって立っている構図だ。

特設ページで提示されたイメージ写真。今後のラインナップに期待が高まる

 「鉄の紋章」には鉄巨神以外にもたくさんの機甲兵が登場する。それは鉄巨神同様、「ガリアン」の機甲兵をアレンジしたロボット達だ。TV版と違い鳥のような羽毛状の金属製の羽を持つ「飛甲兵」、ケンタウロス型の「人馬兵」は、マーダル用や、ジョルディ用も設定されている。ずんぐりしたシルエットの「重弩兵」、TV版では1機だけだった「機甲猟兵」は指揮官用など複数登場する。

 そして「鉄の紋章」完全オリジナルの「邪神兵」だ。下半身が蛇のギリシア神話のラミアのような神秘的な機甲兵で、その悪しき波動で悲劇をもたらす。鉄巨神はその邪神兵を封じるために、竜巻と共に現われるのだ。

 「ROBOT魂」では、今後、この機甲兵のラインナップを充実させていきたいと言う。小西氏は「個人的に私は鉄巨神以外の機甲兵も商品化したいと、強く思っていました。造形もイメージ通り、アクション性能も抜群、そういうものを今のクオリティで立体化できれば、これは、絶っっっ対カッコイイですよ! ぜひやりたいですね。私も1人のファンとして、ぜひコレクションしたいです」と小西氏は熱のこもった口調で語った。

「こうやって細かいところをチェックするのが楽しいんですよね」と語る小西氏からは、出渕氏のファンタジー世界への強い思い入れが伝わってきた

 鉄巨神は人気の高いモチーフで過去にもいくつか商品化されているのだが、「鉄の紋章」の他の機甲兵が立体化されたことはほとんどない。今回のROBOT魂の挑戦は「鉄の紋章」に強い思い入れを持つファンにとっては“夢が叶う”といっても良いだろう。その夢は、「ROBOT魂 サーバイン」から始まる「オーラファンタズム」のラインナップの評価がきっかけとなった。「オーラファンタズム」のラインは今後もTV版と並行して継続していくという。今後は「オーラファンタズム」と「鉄の紋章」という2つの出渕裕氏のファンタジーロボットが立体化されていくのである。ワクワクさせられる未来である。

 小西氏は特に飛甲兵がお気に入りとのことだが、「鉄の紋章」を見るとそれは納得できる。本作では主人公の兄として登場するハイ・シャルタットが乗る飛甲兵は、巨大な翼を震わせて浮き上がり、狭い谷を飛び、敵対する部族を殲滅する。物語前半で最も活躍する機甲兵であり、TV版以上にスマートに、そして恐ろしく描写された飛甲兵はとても魅力的だ。オーラバトラーとは大きく違う羽の表現、銀色に覆われた全身を、ROBOT魂でどう表現するのか、楽しみだ。

 「『ROBOT魂 サーバイン』商品進行中の頃、私の中には目標がありました。このラインから『鉄の紋章』まで繋げたい。その頃はあくまで私の中の夢想でした。しかし『オーラファンタズム』の好評があり、ファンの方に喜んでいただけるという実感を得て、機甲兵のラインナップを提示できる運びとなった。ファンの皆様にはとても感謝しています、造形、質感、可動という3本の柱で、今後もラインナップを充実していきたいので、ぜひご期待ください」と小西氏はファンへのメッセージを語った。

「ROBOT魂 鉄巨神」が提示した機甲兵の世界。今後のラインナップが楽しみだ

 今回話を聞く前は、「『ROBOT魂 鉄巨神』のインタビューと言うことは、その造形とギミックの解説なのかな?」と思っていたのだが、まず小西氏の出渕氏への強い思い入れ、ファンの想いを受けた上で夢の実現へ突き進んでいく喜びに直面し、我がことのようにうれしくなった。自分が夢想していた目標が、商品として実現できるというのは、開発者としてとても楽しいことだと思う。

 その中で、オーラバトラーで技術を蓄積した開発スタッフが、機甲兵にどう挑むか、今回の鉄巨神でその方向性が提示された。重厚に、無骨に、そしてポージングは自由に。この規格で他の機甲兵がどのように表現されるか、とても楽しみだ。個人的には人馬兵と、重弩兵が楽しみだ。機甲兵が並ぶファンタジー世界を目の前に広げてみたい、今後に注目していきたい。