「レッド・デッド・オンライン」ダイナマイト連載 無法者ども、荒野を奔る
「レッド・デッド・オンライン」ダイナマイト連載 無法者ども、荒野を奔る
「RDO」連載第6回「新米無法者に、オレが教える最初の一歩」
2019年2月22日 12:00
よぉ! 今日も「レッド・デッド・オンライン(RDO)」の世界で暴れまわってるか!? オンラインが始まってもうすぐ2カ月、この連載が始まって1カ月半となった。最初からプレイしていた人は結構高レベルになってるんじゃないか?
その一方で、「オフラインはやったけど、オンラインはやってない」という人も多いみたいなんだ。また、「レッド・デッド・リデンプション2」そのものを買い逃し、「RDO」の世界に飛び込んでない人もいるだろう。そこで今回は、改めて「RDO」のスタート地点をきちんと紹介したいと思う。
正直「RDR2」を買って遊んだ後に無料でプレイできる「RDO」をやらないなんてもったいない! 「RDR2」は主人公はアーサーだけど、「RDO」では自分の分身とも言えるオリジナルキャラクターを作って広大な西部の荒野に飛び込めるんだ。しかも「RDR2」のメインの舞台の東部エリアだけじゃなくて、前作の「RDR」の舞台だった西部エリアもあちこち行けるようになっているから、「RDR」シリーズ、西部劇の世界が好きな人なら間違いなく気に入るだろう。
もちろんそれだけじゃない。オンラインゲームの多くが最初は狭いエリアからスタートし、徐々に行動域を広げていくスタイルに対して、「RDO」はいきなりどこでもいける。強い敵にあって倒されるなんて事がなく、最初の馬で雪山から砂漠、大都会から田舎町まで行き放題。雄大な大自然と、タイムスリップしたかのようなリアルな西部開拓時代の世界をたっぷり歩き回れ、そして危険で魅力的な無法者と出会い、ひとりのガンマンとして大冒険ができるんだ!
まだこの世界を旅していない人に、今一度この世界との“出会い”を紹介したい。ということでオレは新キャラクターを作って、「RDO」の世界の序盤をやり直してみたぜ。キャラクターメイキングのポイントや、最初のストーリーミッション、そしてこの世界で気をつける初心者アドバイスを紹介していくから、是非この世界に足を踏み入れてくれ。
キャラクターメイキングは繊細かつ大胆に!
オンラインをスタートすると、キャラクターメイキングがスタートする。影のある男女が並び、どちらかを選択したらその性別に合わせてデフォルトのキャラクターが姿を現わす。今回何度かキャラメイクを試していたんだが、まず最初の顔かたちの造形がいきなり大きく違う。そのため自分の理想から遠ければ1度違う性別を選び、選び直せば良い。もちろん最初の状態で好みのキャラが出たらそのまま開始してしまうのも面白い。
そして最初のキャラクターの顔を自分の好みにカスタマイズしていく。目、鼻、口、耳など細部まで細かくカスタマイズできるから、自分好みのイケメンから街のチンピラまで自由に作成できる。最初にいくつかのプリセットの中から選択し、そこからさらに「カスタマイズ」の項目を選ぶ事で、細部の調整が行なえるようになる。一方で髪型、髭、体格については細部のカスタマイズは行なえず、いくつかのプリセットの中から選ぶだけとなっている。
今回はハゲキャラやら薄汚れたチンピラ、小悪党なんかをイメージしていくつかキャラメイクしてみたんだ。いくつか作ってて気が付いた事として、「RDO」のキャラメイクはとにかく顎周りの調整が非常に難しい。そのため、顎周りは適当にやりつつ、髭を盛ってごまかすという手もアリだ。
「RDO」では髪型と共に大事になるのは“帽子”の存在だ。西部開拓時代のオシャレのこだわりなのか、「RDO」では帽子の種類がとても豊富だ。もちろん初期ではかぶれる帽子は限られるが、髪型と帽子の組み合わせにこだわるのも面白いだろう。帽子はファッションアイテムとしても色々あるし、かぶるだけで結構雰囲気が変わる。もちろんオレみたいにあえて帽子はかぶらず、スキンヘッドにこだわるのだってアリだぜ。
「RDO」のキャラクターは帽子や髭、髪型の変更で大分イメージが変わる。実際、オレも以前コスプレの際に色々髪型や髭を変えたらそれだけで別人みたいになってかなり印象が変わったんだ。女性キャラクターの場合はメイクでも印象が変わる。そのため、完成したキャラクターが最初のうちはちょっと気に入らない場合も、こうしたカスタマイズをしつつ、そのままずっと使ってみるのも面白い。
何より冒険を繰り返し、色んな服が着れるようになるとドンドン愛着が増してくる。最初にこだわるのはもちろんアリだが、見切り発車でプレイしたキャラクターが大事な分身になるということもあるぜ。西部の荒野でどう生きるか、そこが1番大事なことなんだ。
宝の地図、そして協力プレイ! 基本が学べるチュートリアル
キャラメイクが終わるとカットシーンが入り、一通り説明を受けた後は早速ストーリーミッションをプレイする事になる。盗賊の戦い、宝の地図、そして馬泥棒のストーリーミッションと、本作の基本的な要素を学べるんだ。
宝の地図の探索は、目的地に向かうとイーグルアイの使い方など、探索の仕方が学べる。その箱の中にはアビリティクーポンと呼ばれる、アビリティを1つ無料で購入できるクーポンがある。これによって戦闘中に発動できる「デッドアイ」用のアビリティがゲットできる。
これらのミッションをこなすと、いよいよ馬泥棒のミッションが開始となる。そう、「RDO」では自分の愛馬を盗むところから始まるんだ。このミッションは協力プレイが前提になっていて、他のプレーヤーと一緒にプレイする。力を合わせる奴、自分勝手に突っ走る奴、色んな人がいるオンラインならではの世界を垣間見ることができるわけだ。
目的はシンプルで馬を強奪して指定の場所に持ち帰るだけだ。ここでの敵はかなり数が多く、ある程度協力してプレイしないと、返り討ちにあっちまう場合もある。死んだ仲間を見かけたら蘇生してやるなど他の人に「仲間の心強さ」をアピールすることも可能だ。
これから始める人へのアドバイスだが、ここで入手できる馬は性能は同じだが“色”が違う。白馬や美しい栗毛の馬などもいるので、あえて吟味するのもアリだ。……しかし他のプレーヤーにいちはやく乗られてしまう可能性もある。ここは運も絡んでくるぜ。もちろんランクを上げればより性能の高い馬が手に入るが、あえてこだわるのもアリだろう。力を合わせて馬を強奪すれば、最後はキャンプに戻って一通りのチュートリアルは終了となる。
久しぶりにやったのでこんな充実したチュートリアルだったのかと改めて驚いた。このチュートリアルで基礎を学び、「RDO」の世界に飛び込もうぜ!
覚えておくと便利! 新米無法者に話しておきたい注意点
「RDO」をプレイして結構な日々が経つが、新たにプレイを開始した人たちから改めて話を聞いてると、いくつか、「RDR2」とは異なるポイントがある事に気が付いたんだ。こうした気になるポイントを紹介していくぜ。
まず、「RDO」では健康の要素がある。心身を健康に保つためには、やっぱり定期的な食事が大事だ。食事を取らないと不健康になっていき、体力やスタミナ面で不利になってしまうんだ。そのため、定期的に肉なり缶詰なり、食料を常時摂取するようにした方がいい。
まぁ缶詰は購入が必要だが、肉ならその辺をうろついてる野生動物を狩って、皮を剥ぎ取れば自然とカバンの中に肉が増えていく。あとは焚火を見つけたところでまとめて焼いておけば結構な数がストックできるようになる。カバンの中には常に肉を、だな。
そして「RDO」を始めたはいいけど、他の仲間がいなくて1人でつまんない、という人もいるだろう。確かに本連載でも仲間との遊びを紹介してきたが、「RDO」は1人でもかなり遊べるんだぜ。例えば放浪モードの場合、PKを回避しつつ狩りとか釣りをやるのは最高に面白い。のんびりしたければ釣りで稼ぐのは有効だし、狩りでガンガン野生動物を狩れば、肉のストックも増えるし、金も稼げるし、経験値も稼げる。
銃撃戦をガンガンやりたい人は放浪モードじゃなくて、戦闘シリーズを選択すれば、延々と戦闘に明け暮れる事も可能だ。ここで腕を磨けば経験値も金も稼げて一石三鳥なんだ。
また、思い切って全く知らない連中と民警団を組むという手もアリだ。メニューを開いて民警団の一覧をチェックし、人数に空きがあって誰でも参加できる民警団があればそこに飛び込んで一緒に「見知らぬ人」などのミッションを遊ぶというのも面白い。
現在の民警団は最大7人のため、あまり大人数で遊べないが、今後、ギャング団みたいにもっと大人数のチームが結成できるようなアップデートがきた際には、オレは満を持して「DTTS」を立ち上げる予定だ。その日までみんなも「RDO」の世界で腕を磨いていてほしい。
あと、「RDR2」をたっぷり遊んだ人ならわかる事でも、「RDO」でいきなりこの世界にやってきた人にとっては、知らなくて驚いたって要素も多いって聞いたんだ。例えば銃の手入れをしないと銃の精度が下がる。ガンオイルを持ち歩き、定期的に銃の手入れをしないと、弾が当たらず、威力も弱くなっちまうから要注意だ。……実はオレもたまに忘れちまう。
最後に、オレ自身の失敗談だ。夜にあると心強い「ランタン」だが、オレはランタンはランクが上がらないと手に入らないと勝手に思い込んでいた。しかし、実は初期装備だったんだ。近接武器カテゴリーを切り替えると出てくるので、仲間に教えてもらうまでわからなかった。こういう気がつかないことも色々ある。
今回は初心に帰って、キャラメイキングから開始して最初のミッションを遊び直してみたが、以前よりもとっつきやすくなっていて、「RDR2」自体をプレイしていなくても入り込みやすくなっている印象だった。「RDR2」を今でも遊んでいる人や、いきなり「RDO」に興味がある人、みんなどんどんオンラインにやってきてみてほしい。今までのオンラインゲームとは異なる新たな世界がそこに開かれているぜ。