先行体験
「モンハンワイルズ」ププロポル&ネルスキュラを先行狩猟! そのモーションをチェック
新モンスター「アジャラカン」にも遭遇
2025年2月12日 00:00
- 【モンスターハンターワイルズ】
- 2月28日 発売予定
- 価格
- 通常版:9,900円
- デラックスエディション:11,900円
- プレミアムデラックスエディション:13,900円
ついに発売が今月末まで迫った「モンスターハンター」シリーズの最新作「モンスターハンターワイルズ」。直近では自身のプレイ環境のチェックを行えるPC用の「ベンチマーク」がリリースされたり、第2回オープンベータテスト(以下:OBT2)が実施され、看板モンスターの「アルシュベルド」に挑戦できたりなど、発売に向けてユーザーの期待を高める施策が数多く行われている。
そして今回、メディア向けの先行試遊として、新たなるマップ「油湧き谷」と「氷霧の断崖」の散策に加え、新モンスターとなる「ププロポル」と懐かしの復帰モンスター「ネルスキュラ」との狩猟を体験できたので、その所感をレポートしたいと思う。
大爆発のモーションに注意! 「ププロポル」の狩猟体験
最初に挑戦したのが「油湧き谷」で「ププロポル」を狩猟できるクエスト「油湧き谷のガス爆発」だ。
「沼噴竜」の異名を持つ「ププロポル」は「油湧き谷」の中でも油泥の濃いエリアに出没するモンスターとなり、獣竜種の中でも見た目はサソリや虫に近く、特徴的だ。
自身の尾を地面に突き刺す事でガスを注入し、離れたハンターの足元を爆発させるといったトリッキーな攻撃を得意としており、それ以外にも口から吐く毒属性のブレスなど、とにかく毒々しいモーションが目立つ1体だ。
獣竜種らしく体はそこまで大きくはないものの、動きは単調でゆったりしているため攻撃は当てやすい印象だったが、攻撃の合間合間に地面に爆発ポイントを挟んでくることによってハンターの動きを制限してくるのが厄介なポイント。「油湧き谷」特有の足を取られる地形と相まって、立ち回りには少し慣れが必要なイメージだ。
「ププロポル」は自身が攻撃で使用する「毒袋」を部位破壊する事で攻撃の手が弱まるため、攻撃する際はそこを狙うのがベターとなるだろう。
怒り状態になると、自身に不気味な毒気のオーラを纏って攻撃はより苛烈になる。
地面にガスを注入して爆発する攻撃は爆発ポイントが増えてより広範囲に攻撃が可能となり、毒ブレスなどのモーションも素早く変化する。
さらに大技として尾を体で包み込むモーションの後、自身の周りを大爆発させる攻撃も確認できた。接近戦の際に唐突にこのモーションに入られると逃げ遅れる事もある程で、被弾すると大ダメージを受ける。「ププロポル」を狩猟する際には注意すべきモーションとなる。
また狩猟中に「油湧き谷」を軽く散策したのだが、最初に訪れる「隔ての砂原」や「緋の森」とは全く異なる雰囲気なのが特徴的。異常気象としては、激しい炎が油泥を燃やす事で発生する「火走り」が発生しており、旧来の「火山」に近いような立ち位置となっている。
エリアの随所では旧文明の痕跡を感じ取れる遺物や、登場するモンスターが「ププロポル」や、PVで確認できた「ヌエグドラ」を始め少し異質な場所だ。全体的にマップが暗い事も相まって、既存マップの牧歌的な雰囲気とは対照的な不気味さを強く感じ取れる場所となっていた。
「油湧き谷」にて「アジャラカン」にも遭遇
また今回のクエストでは偶然にも「油湧き谷」に生息するもう1種の新モンスター「アジャラカン」にも遭遇する事ができた。
「アジャラカン」は炎を身に纏う牙獣種のモンスターとなり、猿型のモンスターらしいアクロバティックなモーションと、各種攻撃で付与してくる状態異常「爆破やられ」が特徴的な存在。「爆破やられ」は「アジャラカン」の突進や溶岩を投げる攻撃等で付着し、その状態で攻撃を受けると爆発による追撃を受けてしまう厄介な状態異常で、慣れてないと一気に体力を削られてしまう。
動きも「ププロポル」に比べて苛烈な印象で回復の隙も少ないため、油断しているとしっかり倒されてしまうような相手となっていた。
怒り状態になると自身の体に溶岩を纏った赤熱化状態となり、攻撃のバリエーションがさらに増加する。
中でも目を惹くモーションが2つ存在する。ひとつは地面に手を突っ込んで溶岩をハンターにぶちまける攻撃、そしてもうひとつが、勢いよく飛び上がった後に隕石のごとくハンターに突っ込んでくる攻撃だ。どちらも攻撃の範囲がかなり広く、もれなく攻撃後には溶岩による爆発がついてくるため、見た目もド派手な一撃となっている。
「赤熱化」は解除するとダウンを狙う事もでき、一部の突進系の攻撃は新システムの「相殺」によってチャンスに変える事も可能だったので純粋にアクションが面白い相手といえる。
「ププロポル」と同じく、こちらも「油湧き谷」のマップとしての特徴を存分に生かしたモンスターとなっていたので、相対していて楽しいモンスターとなっていた。
対抗手段豊富で狩猟が楽しい「ネルスキュラ」
次に挑戦したのは「氷霧の断崖」で久々の登場となる「ネルスキュラ」。狩猟を行うクエスト名は「影は躍る」だ。「氷霧の断崖」は「油湧き谷」とは真逆の寒冷地のマップとなり、旧来の「雪山」ポジションの場所となる。
「油湧き谷」と同じように全体的に暗めな雰囲気のマップながら、寒冷地らしい雪景色や、宙に浮く岩を飛んでいく地形など神秘的な雰囲気が随所で感じられるマップとなっていた。
そんな場所で出会える「ネルスキュラ」は「モンスターハンター クロス」シリーズ以来の登場となり、鋏角種らしい背筋がゾクッとするタイプの恐ろしさが最新グラフィックスで表現されている。
造形ベースが蜘蛛な事もあり「糸」を使った様々なアクションが特徴的なモンスターとなっていて、糸を飛ばしてハンターを拘束したり、糸を使って素早く突進するといったモーションが攻撃の中心となる。
洞窟や「ネルスキュラ」の巣窟で狩猟する場合は蜘蛛らしく宙にぶら下がりながら攻撃を仕掛けて来たり、こちらの足止めを行う「ネルスキュラ」の幼体が大量に発生したり等、トリッキーな攻撃を得意としている。
また「ネルスキュラ」のいやらしいポイントはまだ存在し、旧来と同じく「毒」と「眠り」の両方の状態異常を今作でも駆使してくる点だ。
接近戦をしていると尾を使った突き攻撃を行う事があり、これに被弾するとハンターは「眠り」状態となり大きな隙を晒してしまう。その隙を突くようにほぼ確定で行ってくるのが前鋏を使った「毒」攻撃で、大ダメージと「毒」の状態異常の両方をモロに受けてしまうのだ。
この「眠り」→「毒」のコンボ攻撃に加えて、糸を発射した際に被弾して足を取られていると同じように大技の「毒鋏」を行ってくるので、何かしらで動きを拘束して「毒鋏」を当てるといった連鎖攻撃が「ネルスキュラ」の基本の動きとなっていた。
アクションとして面白い部分も多く、糸を使った突進攻撃に「相殺」をぶつける事が可能だったり、単純に「ネルスキュラ」のスタミナが低下すると糸移動をした際にコケてダウンするなど、隙を作れるタイミングは意外と多い印象だ。
また「ネルスキュラ」の幼体はこちらのアクションを妨害して来るが、一部の武器の場合は攻撃を当てる事で何かしらの「ゲージ」を稼ぐことが可能になっているなど、逆に利用する事も可能となっている。
一番厄介な接近戦中の「眠り突き」や、大技である「毒鋏」のモーションが少しゆったりな事で回避方法は色々ある。相手のトリッキーなアクションに対して対抗手段が豊富に用意されており、狩猟していて楽しいモンスターだったと筆者は感じている。
今回の試遊で新たに体験できたのは以上だ。どちらの新マップも今までメインとなっていた「隔ての砂原」とはガラッと雰囲気が変わり、不気味さと神秘的な雰囲気の両方を備えたワクワクする場所となっていた。
新モンスター達もマップやエリアの特徴を生かした攻撃モーションが多く、目新しい狩猟体験でこの先も期待できる完成度だったと筆者は感じている。
現在行われている「OBT2」では本作の看板モンスターとなる「アルシュベルド」の狩猟も体験可能となっており、次々にその全貌が明かされている「モンハンワイルズ」。発売まであと僅かだが、今後も最新情報を追っていきたい。
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