先行体験

「イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード」体験! 全く新しい操作感「監督AIモード」の詳細に迫る【TGS2024】

【イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード】

発売日:2025年6月予定

価格:未定

 「東京ゲームショウ2024」レベルファイブブースにて、2026年発売予定の「イナズマイレブン」シリーズ最新作「イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード」の試遊版が体験できた。

 「イナズマイレブン」シリーズと言えば「超次元サッカー」でお馴染みのレベルファイブを代表するタイトルで、シリーズ16年の長い歴史の中で様々なゲーム・TVアニメ・漫画など様々なメディアミックスが展開された作品である。

【【PV】『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』PV7】

 サッカーをベースにしながらも「超次元」の名にふさわしいド派手な必殺技や、少年心をくすぐるビックリするほど壮大な世界観が特徴的で、数多くの魅力的なキャラクター達によるドラマも組み合わさり、今もなお多くのファンに愛されているシリーズだ。

 シリーズタイトルとしては2013年に発売された「イナズマイレブンGO ギャラクシー」以来の作品となり、時代を経て進化したグラフィックスやシステム、新たに展開されるストーリーやキャラクター達のドラマなどに非常に強い注目が集まっている。

 今回のTGS2024では新たに判明した試合のプレイ感を大きく変化させるシステム「監督AIモード」をプレイできたので早速レポートしていこうと思う。

試遊スペースはスタジアムのようなド派手なつくりに!体験コーナーには老若男女国籍問わず様々な人々が訪れており、多くの世代・国でシリーズが愛されてきたかが実感できた

 今回の先行プレイでは「雷門」チームと「ジェネシス」チームの試合を実際に体験する事ができた。初代シリーズのファンなら馴染み深い因縁の対戦カードだろう。

幾年の時を経て蘇ったキャラクターたち! この対戦カードは世代にぶっ刺さる!

 ベータテスト版でも判明していた選手達を実際に操作できる「選手操作モード」は、従来の「イナズマイレブン」らしい操作感となっており、サッカーゲームらしいプレイ感の中に各選手の必殺技を組み合わせた本シリーズ独自の面白さは健在だった。

 子供の頃見ていたあのキャラクター達の数々の必殺技を令和の時代に見られるというだけでも興奮ものである。

コート上で各キャラクターを実際に操作しながら必殺技など駆使して勝利を目指す! サッカーゲームらしい戦略性と、シリーズならではの要素が組み合わさった派手なシステムが本作の魅力
シュート、カット、キーパーのキャッチなど様々な場面で必殺技が繰り出される! 初代シリーズはこの技のシンプルな雰囲気が堪らん……!

 「選手操作モード」については事前に開催されていたβテストにて体験したプレーヤーも多いと思うので、今回は新たに公開されたもう1つのモード「監督AIモード」の焦点を当ててレポートしたい。

 「監督AIモード」ではプレーヤーが実際に選手を操作するのではなく、チーム全体に様々な指示を出す事によって試合を動かしていく。

 試合中常に表示される「コマンダーサークル」を駆使してどの方向から攻めるか、必殺技をどのように繰り出すか、選手たちをどのラインまで移動させるかなど、さながら本物の監督目線でサッカーを楽しめるモードとなっている。

今までのシリーズとは全く違うゲーム感を楽しめるのが「監督AIモード」! 試合中は「選手操作モード」といつでもチェンジできるので、状況によって使い分ける事もできそう

 チーム全体への大まかな支持とは別に、試合中にタイミングを見て行える指示も存在している。

 自分のチームメンバーが攻めているタイミングでは最終的にゴールを決めさせる「おまえが打て!」の指示を、ボールをカットされて守備に回っているタイミングでは、特定選手をマークさせる「あいつをマークだ!」の2つを適切な状況で支持する事が「監督AIモード」では非常に重要な要素となっていた。

 この2つの指示の存在が、俯瞰しながら試合を見ている監督目線のプレーヤーにも緊張感を与えており、独自の面白さを引き立たせている印象だ。

ゴール前の攻防では誰にシュートを決めさせるか、シュートチェインを狙うように人員を配置できているかなど、「監督AIモード」ではシュートを決める為にベストタイミングを見極める必要がある
選手をマークさせると指定したキャラクターへ積極的に向かっていくようになる。ボールを取られて突破された際などは如何に素早く危険な選手にマークを付けられるかが勝敗を大きく分ける。

 筆者は正直、プレイする前は「自動で試合を行ってくれる便利モード」くらいの認識だったのだが、実際は全く違う面白さを秘めたモードとなっていた。

 直接操作できないからこそ、1つ1つの指示で状況が様変わりするため責任感が強く、メンバーの選択や必殺タクティクスの選択などと合わせてより戦略面に特化したゲーム体験を味わえるのだ。

 試合の大まかな部分は「監督AIモード」で俯瞰して観察し、重要な局面では「選手操作モード」に戻して細かなアクションを自分で行うといったプレイも可能なので、非常に遊び方に幅を持たせてくれているモードだと筆者は感じた。

「監督AIモード」ではアクションでのゴリ押しができない分、選手たちの配置やステータスなどが非常に重要となる印象。逆に言えば、戦略さえしっかりしていれば普段の操作よりも楽に試合を進められるので、活用方法はプレーヤー次第なシステムとなっている
他にも「監督Ai」モードではフリーカメラを用いて選手達や試合を様々な角度から見れるというのも面白いポイントとなっている。臨場感ある試合映像を楽しめつつも、どこに誰がいるかを判断する際にも重要になるので戦略面的にも重要なシステムだ

 今回の先行試遊で体験できた新要素としては以上となるが、先日公開された最新PVでは、キャラクターの個性や関係性を自由にエディットできる「アビラーボード」や「キズナリンク」の存在や、自分の分身となるアバターを作ってゲーム世界に飛び込める「アバターエディット」などの新システムが明らかとなっている。

 新キャラクター達による新たな「ストーリーモード」と合わせて目が離せない情報ばかりなので、気になる人は是非そちらも合わせてチェックして欲しい。

 幾年の時を経て蘇った「イナズマイレブンシリーズ」最新作となる本作、既存のゲーム性を活かしながら非常にチャレンジングな新要素が盛りだくさんだ。今後の続報からも目が離せないだろう。