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【特別企画】遊んでわかったPS4の本当にステキな10のポイント

シェアボタン―超お手軽ライブ配信

シェアボタン―超お手軽ライブ配信

PS4にビルトインされたシェア機能から、超カンタンに録画やライブ配信ができる
録画は簡単なトリミング操作が可能

 TwichにUstream、ニコニコ動画(PS4では春対応予定)でゲームを実況プレイ。いや、別に実況しなくてもゲームシーンを垂れ流すだけでも内輪で楽しめるのがライブストリーミングの良さ。

 PC界隈においてはNVIDIAがワンボタンでTwichに配信できるShadow Play機能を提供したり、Xsplitなど使いやすい配信用ソフトも出てきているけれども、事前のセットアップや対応GPUが必要であったり、高性能なCPUがないとゲームが重くなったりするのが問題だ。回線状況に合わせた調整も必要だったりし、基本的に面倒くさく、それなりにやる気のある人でないと扱いにくいものだ。

 PS4は一発で全部解決する。コントローラー左側に燦然と輝くSHAREボタンを押したらワンボタンで配信を開始できる。プレイ中の画面に視聴者のコメントも表示されるし、プレイステーション 4 Cameraを繋げれば、顔出し配信も手間いらず。ライブ配信で人気者になることに憧れていた人も、PS4なら即チャレンジ可。しかもゲーム的に見せてはまずいシーンは自動的に隠される機能がついており、PS4でのライブ配信は完全にリーガルだ(そのため一部には実質配信不可能なタイトルもあるが)。

「Live from PlayStation 」。どこかの誰かが配信中のゲームプレイをブラウズ

 配信中のストリーミングはPS4のシェル機能のひとつ、「Live from PlayStation」から一覧を簡単に見られるため、アクセシビリティも高い。なんとなしにライブ配信していて、気がつけば十数人、数十人の視聴者に見られていてたまげた、なんてこともある。筆者もそいうことが実際あった。楽しい。ここまでは配信者のメリットだ。

 見る側にも大きなメリットがある。フレンドのプレイを配信してもらって、自分ではプレイできない状況でも一緒に楽しんだり、ゲームを始めるきっかけを見つけることにつながるし、高ランカーの配信をチェックして、そのテクを研究することもできる。このような機能がPS4にビルトインされていることは、すべてのゲーマーにとっての福音だと思う。

PS Store―良質なインディーズ&F2P

PS Storeにはインディーズ、F2P専門のカテゴリーもある
「Don't Stave」。無人島で自然の素材を利用しサバイバルを図る
「Warframe」。ハック&スラッシュとTPS・FPSを混ぜた感じの長期やりこみ型オンラインゲーム

 SCEではPlayStation Vitaのリリース後から次第にインディーズとF2P(Free to Play:基本プレイ無料)タイトルの拡充に力を入れており、PS4ではフルプライスのパッケージタイトル1本分のお金(6,000円~8,000円)で、もっと沢山の、良質なゲームを遊べる。ローンチ時点で国内向けのPS Storeに用意されたインディーズは4作品、そのうち2作品がF2Pだ。

 インディーズの良さは何と言っても価格の安さと内容の面白さ。現時点で遊べるものの中ではPC版でヒットを記録した無人島生活ゲーム「Don't Starve」(1,500円)がオススメだ。コントローラー操作向けに非常によく最適化されていて、とても遊びやすく、内容も奇抜かつ完成度が高く面白い。

 注目したいのは大量のインディーズタイトルから良作を選び抜く、SCEによるフィルタリング。例えばSteamでは毎日のように大量のインディーズゲームがリリースされるが、その質は玉石混交で、内容の薄いゲームを掴まされることも多い。かたやPS4で国内向けにリリースされるタイトルは、SCEのチェックによってしっかりと準備され、磨きぬかれたたものが中心だ。これはまさにPCにない、家庭用機ならではのメリットといえる。願わくばSteam並みの安売りセールもあれば言うことなし。

 F2Pに関しては、スタイリシュなニンジャアクションTPS「Warframe」がゲーマーにオススメ。これは昨年PC版で大成功を収めた高品質F2Pタイトルだ。近年のF2Pタイトルの高品質化は目を見張るほどで、例えば海外ではロシア製のF2Pフライトコンバットシム「WarThunder」がβテスト中だが、映像・内容ともに、そこらのAAAタイトルを超える品質である。リリースが延期されたカーレースゲーム「DriveClub」も楽しみなF2Pタイトルのひとつだ。

 その他ワールドワイドで提供されている海外製F2Pタイトルは日本語対応とCEROレーティングの手続きという2つの壁があるため一定のディレイはあるが、良質なものはいずれ国内でも提供が始まるだろう。

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(佐藤カフジ)