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中国盛大、「新生FFXIV」の中国でのβテストを4月より開始

吉田プロデューサーによる中国6都市ツアーがスタート!

2月25日発表

中国プレミアツアー「最終幻想的水晶之旅」の予定図
プレゼンを行なう吉田氏
中国では2014年4月からβテストを開始
ソニー系の設備を使用したためか、PS4版のデモも行なわれた

 中国盛大遊戯(Shanda Games)は2月25日、中国上海で発表会を開催し、現在スクウェア・エニックスが開発中の中文版「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」(中文タイトル:「最終幻想14」)について、オープンβテストを4月から開始することを明らかにした。サービス開始時期は2014年内を予定。ビジネスモデルは明らかにしていない。

 今回の発表は、現地パブリッシャーである盛大が、「新生FFXIV」プロデューサー/ディレクターの吉田直樹氏を中国に招いて実施している、中国プレミアツアー「最終幻想的水晶之旅」の中で明らかにされたもの。ツアーでは今回の上海を皮切りに、中国6都市を回る予定になっており、今回はその第1回目となる。発表会には盛大CEOの張向東氏と吉田氏が登壇し、「新生FFXIV」の概要や実機映像が公開された。

 吉田氏のプレゼンテーションでは、「新生FFXIV」が、中国で正式展開される初の「FF」シリーズであることや、8月27日のサービス開始以来、全世界で180万人の会員を獲得し大ヒットしていることがアピールされた。

 デモでは、ソニーが誇る4K解像度のスクリーンに、GeForce TITAN搭載ハイエンドPCを使って「新生FFXIV」を4K解像度(3,840×2,160ドット)で映し出すなど、PC版ならではの強みを活かした演出で、中国のPCオンラインゲームタイトルに勝るとも劣らないタイトルであることを見せつけた。

 気になるビジネスモデルについては盛大CEOの張氏は明言は避けたものの、「ユーザーの皆さんが必ず満足する設定にする」とコメントし、中国でライバルとなる「World of Warcraft」に対して競争力のある設定にすることを匂わせた。

 なお、中文版のサービスは、現在の日欧米向けのサービスとは切り離された状態で実施され、サーバーも別となっている。このため、日欧米のユーザーが中国サーバーで遊んだり、コンテンツファインダーでマッチングすると、中国サーバーのユーザーとパーティーを組むようなことにはならない。

【発表会の模様】

(中村聖司)