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中国盛大、「新生FFXIV」のβテストを7月22日より開始

パッチ2.16相当のフルクライアントを使った最終テストがいよいよスタート

7月22日βテスト開始予定

グローバル準拠の公式サイトもオープンしている
中国国際動漫遊戯展覧会(CCG 2014)での出展模様。中央に吉田直樹プロデューサーの姿が確認できる

 中国盛大遊戯(Shanda Games)は、現在スクウェア・エニックスと共に中国でのサービス開始に向けて準備を進めている中文版「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」(中文タイトル:「最終幻想XIV」)について、Windows PC版のβテストを7月22日より実施することを明らかにした。サービス開始時期は2014年内を予定。ビジネスモデルはグローバル版と同じ従量制で、詳細についてはまだ明らかにしていない。

 中文版「新生FFXIV」は、「旧FFXIV」の正式サービスとほぼ同時期に発表され、長い準備期間を経てようやくサービス開始の目処が立った。日米欧で展開しているグローバルサービスとは、サーバーも運営も分けて実施され、中国独自のサービスとなる。このため、中文版の正式サービス後に、街で中国語が飛び交ったり、コンテンツファインダーで中国のユーザーとマッチングしたりするようなことはない。

 盛大の発表によれば、今回実施されるβテストは、正式サービスに向けた最終的なもので、39元(約640円)もしくは78元(約1,280円)で販売されたアクティベーションコード購入者を対象に実施される。βクライアントはパッチ2.16相当のフルクライアントを使用し、ギルドリーヴやダンジョンといった基本的なコンテンツに加え、チョコボやハウジングといった要素も体験できるという。クライアントのダウンロードはすでにスタートしており、ファイルサイズは8.79GB。動作環境はグローバル版と同じだが、対応OSのみ中文版はWindows 7 32/64bitのみとなる。

 発表に合わせて公開されたトレーラーでは、4K(3,840×2,160ドット)に対応した美しいグラフィックスやジョブの派手なアクションの紹介に加えて、「クリスタルタワー」や「極タイタン討滅戦」のバトルシーンも収められるなど、グローバル版での正式サービス後の内容まで紹介しており、正式サービスが近づいているという印象を受ける。

 「最終幻想XIV」は、7月10日から14日まで上海で実施された中国国際動漫遊戯展覧会(CCG 2014)に出展したほか、7月31日より同じく上海で開催されるゲームショウ「ChinaJoy」での出展を予定。中国での正式サービス開始に向けてラストスパートに突入している。

(中村聖司)