SCEJ、「PSP go」の価格を16,800円に値下げ
発売約1年で1万円のプライスダウン
カラーは「ピアノ・ブラック」と「パール・ホワイト」の2色が発売当初からリリースされている |
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ」)は、10月26日より、「PSP go」の価格を26,800円から1万円下げ、16,800円とすると発表した。
「PSP go」は、2009年11月に登場した同社の携帯ゲーム機「PSP」シリーズのラインナップの1つ。最大の特徴はUMDドライブを廃し、代わりに16GBのフラッシュメモリを搭載していること。各種コンテンツはPlayStation Network経由でのダウンロード購入、もしくはUSB接続によるプレイステーション 3やPCからの転送といった手段で遊ぶこととなる。
また、PSP-3000と比較すると、液晶ディスプレイのサイズが4.3インチから3.8インチに小さくなったほか(解像度は480×272ピクセル、1,677万色と同じ)、Bluetooth 2.0(EDR)を搭載、メモリースティック デュオからメモリースティック マイクロ(M2)に対応、本体電源入力/外部電源供給/USB/ビデオアウト/音声入出力を1つにまとめたマルチユース端子を搭載(ヘッドフォン端子のみが独立)、リチウムイオンバッテリーは本体に内蔵するなどの変更が行なわれている。
独自の機能として、ゲームを一時的に中断した状態でも、XMB上での各種操作が行なえる「ゲームスリープ機能」が使える。「ゲームスリープ機能」を使うと、ゲームを一時中断して終了し、そのデータは本体メモリに残されるため、その後はXMBの操作が可能。さらにこのデータは電源をオフにしても残っており、ゲームを再開したい場合は、「ゲームを再開する」を選択することで再開できる。
また、Bluetooth 2.0(EDR)に対応していることから、PS3のコントローラ(DUALSHOCK 3やSIXAXIS)でのゲームプレイが可能となっている。
発売から1年が経過し、SCEJからリリースされているPSPタイトルはほとんどダウンロード版とUMD版が併売されるようになっているほか、サードパーティタイトルにも同時発売、もしくは廉価版の発売時期に合わせてダウンロード版が用意されるようになってきている。また、PS3とtorne(トルネ)との連携により、録画した地デジの映像を転送したりすることもでき、発売時よりも利用フィールドが広がっているので、本体価格の値下げはうれしいところだろう。
(2010年 10月 25日)