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日本マイクロソフト、PCをTVに無線出力できる「Wireless Display Adapter」を発売

iOS/Androidにも対応した「Universal Mobile Keyboard」も同時発売

2月20日発表



会場:日本マイクロソフト本社

 日本マイクロソフトは2月20日、東京品川本社にて春商戦に関する発表会を開催し、Windows PCやAndroid搭載デバイスの映像をHDMI接続でTVやモニターに出力できる「Wireless Display Adapter」および、Windowsのみならず、iOSやAndroidでも使えるマルチOS対応のワイヤレスキーボード「Universal Mobile Keyboard」を3月6日に発売することを明らかにした。価格は「Wireless Display Adapter」が6,980円、「Universal Mobile Keyboard」が7,980円。

今回発表されたハードウェア製品
Wireless Display Adapter
Universal Mobile Keyboard

 「Wireless Display Adapter」は、ワイヤレスディスプレイ規格「Miracast」を採用したワイヤレスディスプレイアダプター。専用アプリやWi-Fiアクセスポイントを必要とせず、HDMI入力端子を備えたTVやモニターに接続するだけで、PCやタブレット、スマートフォンの画像を映し出すことができる。同じ映像を出すミラーリングに加えて、第2のモニターとして拡張して使うこともできる。給電は本体の反対側に伸びているUSB端子をTVに接続する形で行なう。OSはWindows 8.1およびAndroid 4.2.1以降に対応する。

 会場で行なわれたデモでは、TV側の相性でなかなか繋がらないという発表会ならではの不運に見舞われたが、接続するHDMI端子を入れ替えた後は、スムーズに接続できた。実際に使ってみた感じでは非常に快適で、プレゼンテーションや映像再生などは問題なく利用できるが、遅延が決定的となるゲームでは若干難しい。ゲーム利用を前提とするなら素直に有線でHDMI接続した方が良さそうな印象だった。

 「Universal Mobile Keyboard」は、Windowsに加えて、iOSおよびAndroid搭載デバイスに対応したコンパクトなワイヤレスキーボード。Microsoftグループが推進している「モバイルファースト、クラウドファースト」を体現するようなデバイスだ。Windows PC、iOSデバイス、Androidデバイスをそれぞれ1台ずつ、最大3台まで同時接続が可能で、キーボード右上部にあるスイッチで使用デバイスを切り替えながら使うことができる。

 接続方式はBluetooth、充電式のリチウムイオンバッテリーを内蔵し、1度の充電で6カ月の使用が可能。カバーは、持ち運び時の表面保護となるだけでなく、スリットにデバイスを立てかけてスタンドとしても使用できる。カラーはブラックとグレーの2色展開

 Windowsタブレットをメインに、サブでスマートデバイスを使っているユーザーには非常に相性の良い製品となる。手に取ってみたが、シンプル、コンパクトで、キー配置もWindows表記に加えて、小さくiOS表記、Android表記が併記されており、必要十分の性能を備えたモバイルキーボードだと感じた。

【Wireless Display Adapter】
本体そのものは非常にコンパクト。給電はUSBで行なう。Surface ProのようなMiracast対応デバイスであれば、専用アプリなどは使わずにPCの映像をTVに出すことができる

【Universal Mobile Keyboard】
こちらもコンパクトなキーボード。カバーのスリットにスマートデバイスをはめ込むことでノートPCのように使える。ただし、スリットは若干幅があるため、写真のXperia Tabletではカバーを外し、Xperia Tablet付属のスタンド

【スクリーンショット】

(中村聖司)