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スマホ向けトレーディングカードゲーム「Mabinogi: Duel」

世界観を共有、重厚な絵柄が魅力。ハーフエルフの青年の明日は?

11月20日~23日開催



会場:韓国釜山BEXCO

 NEXONのスマホアプリ系で1番人気だったのが、「Mabinogi: Duel」だ。「マビノギ」、「マビノギ英雄伝」を開発したdevCATスタジオの戦略的カードゲームだ。現在サービス時期は未定だが、基本プレイ無料で、「必ずレアカードが当たるカードパック」といった形でのパックを販売していくサービス形式を予定している。

 本作の最大の魅力は、油絵のようなタッチの重厚なイラストにある。「マビノギ」、「マビノギ英雄伝」と世界観を共有しているのもセールスポイント。注目の1本である。

【Mabinogi: Duel Generation1】

重厚な絵柄とストーリー、世界観を共有する楽しさ。魅力たっぷりなカードゲーム

人気が高く、プレイ待ちの長い列ができていた
ゲーム画面。全体的に落ち着いた雰囲気だ
死者を復活させるフェニックスの羽

 「Mabinogi: Duel」は「ストーリーモード」の他、対戦プレイができる「アリーナ」、ランダムに組まれたデッキでミッションを遂行する「ランダムドラフトチャレンジ」、友達との「1:1リアルタイム対戦」などといった多彩なモードを搭載する。

 本作のストーリーモードは、悲劇的な幕開けとなる。「マビノギ」、「マビノギ英雄伝」と世界観を同じにしている本作の主人公は“ハーフエルフ”の青年だ。人間にとってエルフの血を受け継ぐ彼は忌むべき存在であり、青年は「楽園にある泉」に身を浸すことで汚れを取り除くために旅に出るという。「マビノギ」シリーズの各作品で種族の描かれ方は違うが、かなり重いオープニングだ。時代設定なども気になる。

 ゲームは立ちはだかる敵とカード対戦を行なって進行していく。プレーヤーと敵はそれぞれデッキを作っており、毎ターン補充されるポイントを消費することでカードを場に出し、相手や相手のカードを攻撃する。場の使い方などで「マジック・ザ・ギャザリング」を思わせるところがある。配置したカードは目の前の敵を攻撃する。この性質を利用してどこにどのような特性のカードを置いていくか、相手との戦略の読み合いとなる。

 コストの高いカードは範囲攻撃が可能だったり、自分以外のカードを守ったりできる。面白いのはカードが「マビノギ」の設定を活かしているところ。範囲攻撃ができる「爆弾を持ったゴブリン」がいたり、「フェニックスの羽」を使うと倒されたカードを復活させられるのだ。ムービーでは「マビノギ」の“3英雄”らしいカードもあったり、グッと興味をひかれる。絵柄が渋くてゲームの雰囲気が落ち着いているのもポイントが高い。

 「Mabinogi: Duel」は「マビノギ」、「マビノギ英雄伝」と設定を共有する世界観に大きな魅力がある。NEXONがNC SOFTと開発していた「マビノギ2」は残念ながら開発中止が今年の夏に発表されたが、「マビノギ」の世界は様々な形で続いていきそうだ。今作ではどのようなストーリーが展開し、そして他の作品にどんな影響を与えていくだろうか。

【Mabinogi: Duel】
カードが生む独特の世界観が魅力だ

(勝田哲也)