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【年末特別企画】プレイせずには年が越せないぜ! オススメ洋ゲー10選

「GTAV」、「The Last of Us」、「CODゴースト」……。洋ゲーファン“必遊”タイトルを集めてみました

 2013年も終わろうとしている。2013年の締めくくりの年末特別企画として、本稿では2013年に日本で発売された海外タイトルから、筆者が選んだオススメタイトル10本を紹介していきたい。年末のこの時期、読者の中には買い逃した、気になってたけど踏ん切りがつかなかった、というゲームがあるかもしれない。今回の記事を読んで、ゲームをプレイしてもっともっと楽しい洋ゲーライフを楽しんで欲しい。

 筆者は特に“ストーリー”にこだわる傾向があり、心を動かされた作品を中心に選んでみた。特に2013年は“ヒロイン”にフォーカスを当てた作品が多かったと思う。洋ゲーは「筋肉溢れるオッサンが銃を撃ちまくるゲーム」だけではない。あなたのオススメタイトルはどんな作品だろうか?

買い逃していない? 11~12月発売の最新作・アクション2本

本格的な海賊プレイを! シリーズに新風を吹き込む「アサシン クリード4」

今回は海賊としてプレイできる

「アサシン クリード4」

メーカー:ユービーアイソフト
プラットフォーム:PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/Wii U/Windows
11月28日 発売(PS3/Xbox 360/Wii U)
2014年2月22日 発売予定(PS4)
発売日未定(Xbox One/Windows)
価格: 7,770円(PS3/Xbox 360/Wii U/Windows)
8,820円(PS4)
未定(Xbox One)
CEROレーティング:Z(18歳以上のみ対象)

 「アサシン クリード4 ブラック フラッグ」の主人公エドワード・ケンウェイは海賊であり、たまたま出会ったアサシンを殺して彼に成り代わる。今作は暗殺者としてだけでなく、海賊としてのゲームプレイもたっぷり楽しめる。

 本作の舞台はカリブ海だ。船の操船、敵艦への砲撃、敵の船を弱らせてからロープで引き寄せて乗り込み、甲板で戦う、といった海賊の戦いをきちんと再現しているのがまず楽しい。他にも漂流者を救助したり、嵐の海を乗り切ったり、宝の地図を片手に海を探し回ったり、島に上陸して仮をしたり遺跡を探索するなど、“海の冒険”がギッシリと詰め込まれており、これまでのシリーズの印象を大きく変える作品となっている。

 もちろん、テンプル騎士団とアサシン教団の対立というシリーズのストーリーもきちんと受け継いでいる。本作の時代のカリブ海はスペインのメキシコや南アメリカ開発に、他の国が群がるという、魑魅魍魎がうごめく場所となっている。「故郷に財宝を満載した船で帰りたい」と願うケンウェイの物語がどんな展開をしていくのか、ぐぐっと物語に引き込まれる。

 カリブ海の街は重厚な石造りだったり、流木を集めた掘っ立て小屋が立っているだけだったりと、場所によって大きく違うのも面白い。「トロピコ」や「大航海時代」といったタイトルとは違った方法で“海賊”を描いた作品として、シリーズのファン以外にもチェックして欲しい。

【アサシン クリード4 ブラック フラッグ】
南の海を舞台とした物語が展開する

正義と邪悪の戦いの幕開けを描く「バットマン:アーカム・ビギンズ」

ジョーカーの描写に注目

「バットマン:アーカム・ビギンズ」

メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ
プラットフォーム:PS3/Xbox 360/Wii U
12月5日 発売
価格:各7,980円
CEROレーティング:C(15歳以上対象)

 ティム・バートンの「バットマン」や、クリストファー・ノーランの「ダークナイト」で悪役であるジョーカーはとても魅力的に描かれている。ジョーカーはバットマンファンにとって特別な存在であるのは確かだが、筆者はそれでも心の中に、「ピエロの格好をした、特殊能力も設定されてない敵が宿敵ってどうなのよ?」という思いを持っていた。

 しかし、ジョーカーはその“精神”において最もバットマンを試すキャラクターであるということが「バットマン:アーカム・ビギンズ」で改めて実感できたのである。バットマンは本物のヒーローか、正義をどこまで実現できるか、ジョーカーはことあるごとにバットマンを試すのである。

 「バットマン:アーカム・ビギンズ」はジョーカーの“デビュー”が描かれる。その鮮烈な登場は、ぜひゲームをプレイして確かめて欲しい。他の悪役すらドン引きする邪悪さは本当にどんな動機や心から生まれるか想像を絶する。ジョーカーの行動は“悪”であることに挑戦し続けているようにさえ思える。バットマンの対極にあるキャラクターとして描写されており、本作をプレイすることで、シリーズを1作目からプレイし、ジョーカーの行動を追いたくなってしまう。

 「バットマン:アーカム・ビギンズ」はゲーム性の部分ではこれまでのシリーズの集大成となっており、凝った仕掛けや、エキサイティングなバトルが楽しめる。ゲームの詳細はレビューで。特に新武器である「ショックグローブ」は特に爽快で、今作がシリーズ初挑戦という人にもオススメしたい。

【バットマン:アーカム・ビギンズ】
クリスマスのゴッサム・シティを舞台に壮絶な戦いが繰り広げられる

(勝田哲也)