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ニコニコ、現在の状況を説明する動画を公開。 動画データは無事、個人情報の漏洩も確認されず

6月14日 公開

 ドワンゴは、同社が提供する「ニコニコ」サービスについて、現在の状況を伝える動画を公開した。

 動画ではニコニコ代表、ドワンゴ取締役COOの栗田穣崇氏とニコニコサービス本部 CTOの鈴木圭一氏による説明が行なわれ、今回はあくまでニコニコに絞った内容を説明している。

 内容によると、システム面においてはプライベートクラウド内の相当数のサーバーがランサムウェアにより利用不能な状況となっていたため、影響拡大を防ぐため全てのサーバーをシャットダウンさせたが、バックアップなどを含む全データが使用できなくなる状況となってしまったため対応に時間がかかっている。

 動画内では作業ロードマップを公開しており、復旧には最低でも1カ月以上、作業内容が複雑化するとさらに時間がかかる見込みになると説明している。

 なお栗田穣崇氏のXアカウントより現在の状況をまとめた投稿が行なわれており、原因はランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃で、動画データは無事、個人情報やクレジットカード情報などの情報漏洩は確認されていないとのこと。ただし「ニコニコ」の復旧までは1カ月以上かかる見込みとなっており、プレミアム会員、チャンネル会員費の2カ月分およびクリエイター奨励金の分配を補償するとしている。

 また7月末までの公式番組、チャンネル生番組を中止、「ニコニコ漫画アプリ」に関しては6月中の復旧を目指している。

【ニコニコのサービス停止に関するお詫びと今後について】
復旧までのロードマップ