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まさかのリアルオバケ襲来!? サバイバルホラー「ソング オブ ホラー」試遊会の模様をお届け

【Song of Horror(ソング オブ ホラー)】

8月26日 発売予定

価格:4,378円(税込)

 DMM GAMESは、8月26日に発売を予定しているプレイステーション 4/Xbox One/PC用サバイバルホラーアドベンチャー「Song of Horror(ソング オブ ホラー)」の試遊会を実施した。本記事では発売前に本作の試遊とハプニングも盛り込まれた“ソング オブ ホラー シ遊会”と銘打たれた体験会の模様をお届けする。

【『ソング オブ ホラー』日本語版公式トレーラー】

 「ソング オブ ホラー」はProtocol GamesとRaiser Gamesが開発するホラーアドベンチャー。作家のセバスチャン・P・ハッシャーとその家族の行方不明事件を解決するため13人のプレイアブルキャラクターがそれぞれの視点を通して調査をしていくことになる。ゲーム内では様々なロケーションを探索することになるが、「それ」と呼ばれる超自然的な存在が襲いかかってくるため、恐怖に立ち向かいながら謎を解き明かしていく。

 本作はSteamにて既に発売されている作品となっているが、今回DMM GAMESが販売を担当し、晴れて日本語が実装。物語をより深くまで理解できるようになった。今回はそんな本作が発売されるにあたり、DMM GAMESより「ソング オブ ホラー シ遊会 招待状」という奇っ怪な見た目の参加案内が届いた。筆者はホラーゲームが大の苦手なのでビクビクしながら会場へと歩みを進めた。

血で文字が書かれているかのような招待状が編集部のもとに到着。「シ」という文字が白く強調されており、ただ事ではないことがわかる

 会場に足を踏み入れるとそこは大きな倉庫のような場所で、大きめのバンが用意されていた。「1人になってプレイしてください」とのことで筆者はバンに閉じ込められ早速プレイを開始した。

ゲームを試遊したバン。1人でプレイしたためソーシャルディスタンスもバッチリだ
試遊会で実際にゲームをプレイしている最中はこのようにモニターの明かり以外ほぼ真っ暗である

 本作は初代「バイオハザード」のように固定のカメラ視点を採用しており、プレーヤーキャラクターを第三者視点から見下ろしたような見た目になる。カメラを自由に動かせない不自由さがあり、見えないところから敵が出てくるのではないかという恐怖心が掻き立てられる。一方でカメラの切り替わりは素早いため、シームレスに探索することが可能。部屋ごとの移動にもロードが挟まらないためテンポよく探索し、アイテムを見つけ、謎を解くという一連の流れがプレイできる。

カメラは固定で基本的にキャラクターを俯瞰するような視点になる
複数のプレイアブルキャラクターが存在

 また、本作では使用中のキャラクターが死んだ場合には再び使用できないパーマデスシステムが採用されている。ストーリー上では13人のプレイアブルキャラクターが登場し、それぞれ見た目やステータスなどが異なる。足の速さはもちろん、周囲の物音などの環境音を察知する能力などにも差が生じる。そのため、お気に入りのキャラクターなどが探索中に超自然的な存在に襲われて場合によっては死んでしまった際には、別のキャラクターを使用して探索を再開するか、やり直すかという選択を迫らせる。

 今回のプレイではハッシャー邸に住み込みで働いているというアレクサンダーを使用。ステータス画面を見ると「精神力」が低く設定されていたが、恐ろしい場面でも気丈に振る舞い、勇敢さを感じられるキャラクターになっていた。

体力の多いアレクサンダーで、古びた洋館「ハッシャー邸」のアイテムを集め仕掛けを解きながら探索を進める

 木の床やカーペット、階段などを歩く足音も非常にリアルで床の軋む音が怖い。ヘッドセットを使用してプレイすると自分以外の足音が聞こえたり、不気味な物音が聞こえたりと臨場感が増す。配線が突然ショートしたりと思わず「ドキッ」とする演出が起こった際にはコントローラーが振動し恐怖を煽る。

 フィールドには調べることが可能なポイントが多数存在し、中には扉を開けるための鍵やマイナスドライバーなど、手にれることが可能なアイテムもある。調べることが可能なポイントは探索のヒントになるほか、断片的にストーリーを伝えてくれる。細かなフレーバーテキストもしっかりとローカライズされている印象を受けた。

フレーバーテキストによって何があったのかが把握できる
不気味な洋館をくまなく探索していく

 本作をプレイし思わず「ビクッ」とするポイントがいくつもあったが、1人でプレイできる環境が用意されていたため、思わずビビっている場面をスタッフの方に見られなかったのは不幸中の幸い。しかしながら筆者のまわりでもゴソゴソと環境音が聞こえ、何事かと思いつつプレイを進めていた。

 探索が進み、洋館の2階での探索を進めていると、現実で激しい物音が聞こえる。突如として振り向くと2体のリアルオバケがバンを襲撃! “バン”を“バンバン”叩いている! 「ゲームをプレイしている間に現実世界でもオバケが!?」という考えが脳裏をよぎったがスタッフに声をかけられ外へ出ると。非常にリアルなメイクを施したキャストが2人。まさかのドッキリである。

【オバケ襲来!】
お化け屋敷の制作やホラーアクターの派遣などを行なう「怖がらせ隊」の2人がオバケに。今にも飛びつかれそうで超コワイ

 ただならぬ招待状から始まった今回の試遊会ならぬ今回の“シ遊会”ではドッキリ演出もありつつ、ゲームをプレイできた。固定のカメラ視点のホラー演出は思いもよらないドッキリポイントを取り入れてきてプレーヤーを楽しませてくれる。加えて操作キャラクターは死んでしまった場合、再度使用できなくなるため、プレイ中は一定の緊張感を保ち続ける必要がある。恐怖演出と程よいスリルを体験させてくれる本作「ソング オブ ホラー」プレイしてこの夏を乗り切ってみてはいかがだろうか。

ボタン連打などQTEのような演出も用意。そのため一瞬たりとも気が抜けない
敵となる「それ」はキャラクターを捉えようとドア越しに襲撃。今回のプレイ中では全容を確認することはできなかったが、ドアを押さえつけてこちらに来ないよう必死に応戦する必要がある