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eスポーツを文化に! サードウェーブ代表取締役社長 尾崎健介氏インタビュー

サードウェーブのeスポーツ事業について

――サードウェーブさんは、eスポーツ支援ということでRascal Jesterを所有しています。今年は、なかなか厳しいシーズンになったと思うのですが、Rascal Jesterを軸としたeスポーツ支援事業は今後どのようにしていこうと考えておられますか。

【Rascal Jester】

尾崎氏: Rascal Jesterを含めて、支援するチームを増やしていきますし、支援の仕方ももうちょっと強力にしていきます。支援するチームやストリーマー、そういった所を拡大していきます。

――Rascal Jesterについてですが、成績が思うように上がらない。ここについて、オーナーとしてどのように思われますか。

尾崎氏: 純粋に、悔しいです。

――尾崎さんとしては、昨年インタビューさせていただいた時に、「トップじゃないと意味がない」と強い決意を示されていましたよね。コミュニティで一番バズっていたのが「俺が食っていないのに、2連勝ごときで焼き肉を食うとはなにごとか」と、ここのフレーズです(笑)。

尾崎氏: (笑)。

――そこで今後1位を目指すために、選手のスカウトとか、コーチなど、体制の強化をやっていますよというお話だったと思いますが、私もなかなか質問をするのがしんどいのですが、特に「LoL」部門は、過去最低となる最下位という結果となりました。

尾崎氏: 悔しい以外ないですよね。やるからには勝たないといけない。まあ悔しいですよね。

――今後もRascal Jesterに対する強化の方針は継続ですか?

尾崎氏: そうですね。

――目標については如何ですか?

尾崎氏: 「LoL」はまず日本一です。

――2シーズン見てこられて、大体風景は見えてきたと思うのですが、どうですか。実現できますか。

尾崎氏: 可能性はあると思っています。

――企業経営とチーム経営は多分違うとは思うのですが。

尾崎氏: だいぶ違いますね。チーム自体や選手達のプロモーションやブランディングを含め、本当はもっと投資していかないといけないなと思っているんです。また、他にも支援を求めるチームもあるので、そちらも支援したいですね。

――Rascal Jesterだけに注力するのではなくて、もっと他のチームも支援したいと?

尾崎氏: そうですね。色々なチーム、選手を支援したいなと思いますね。

――今尾崎さんの中でYouTuber、ストリーマーに対する支援と、eスポーツに対する支援というのはどちらのウェイトが重いんですか。

尾崎氏: eスポーツチームと言っても、ストリーマーの方々の集団であったり、YouTuberの方々の集団であったりする場合もあるから、あまりそこに区分けはないです。私の中では。

――新型GALLERIAの発表に合わせて、GALLERIA SQUADという新しい枠組みが発表されました。こちらに関しては、発表以降進展が見られませんが、今後どのような展開を考えていますか?

尾崎氏: やはり、今後はもっと多くのトップアスリートの方にも参加していただき、活躍の場を拡げていきたいですね。

――GALLERIA SQUADには「フォートナイト」のネフライトさんや「鉄拳」のチクリンさんとか、一騎当千の方が名を連ねていますけれども、彼らが参加するようなイベントや大会を実施する計画はありますか? ご存じなら教えていただけないかなと。

尾崎氏: まだ言えないんです(笑)。固まっていないところもあって。ただそういう方たちと、eスポーツの大会とか、イベントとかをもっとやりたいと思っています。そういう風に動こうとしている部分もあります。

――それは「PCゲームフェスタ」のオンラインバージョンみたいなイメージですか? ここのチャンネルにはチクリン選手がいて「鉄拳」を教えてくれるだとか、ここのチャンネルではネフライト選手がいるみたいな、マルチチャンネルでイベントを2日間ぶち抜きでやるみたいな。

尾崎氏: オンラインはなかなかフェスタにしづらい部分があるという悩みがあります。他の会社やチームの方々がすでに多く実行していらっしゃるので。

――やるとしたらオフラインというわけですね。

尾崎氏: オフラインやりたいですね。絶対にまた寒い中、中村さんには来ていただきます。

――(笑)。やっぱり寒い時期にやりますか。

尾崎氏: もううずうずしてますよ。オフライン大会が決定したら、中村さんにすぐに言いますよ、実はって。

――楽しみにしています。今年はLANパーティーイベントであるC4 LANがありませんでした。C4 LANは今までサードウェーブさんがメジャースポンサーで、ああいう目立つ機会というのがなくなっていますよね。我々としても取材をする機会を失いました。それがひとつ残念なところですよね。

尾崎氏: 今ああいうオフラインイベントは、会社としては踏み込みづらいですね。

――はい。オンラインもなかなかやりにくいとなると、まだしばらくは、こういった形のインタビューで少しずつ想いを伝えていく我慢の時が続くかもしれませんね。

尾崎氏: そうですね。