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「ダストキャッチャー」が語るPS5の革新性。日常的にカバーを外し、メンテナンスを可能とする設計
2020年10月7日 23:38
- 11月12日 発売予定
- 価格:
- 49,980円(税別、PS5)
- 39,980円(税別、PS5 Digital Edition)
今回のPS5分解映像は様々な意味で特殊だろう。これまで新ハードが発売されるとメディアや個人による分解記事が上がっていたが、それを開発者自身がやってしまおうという動画だ。
開発者自身の分解動画は非常にスマートだ。何を外せば次の部品が外せるか、外した部品は何なのか、どういう手順で外せるのか、他の分解動画のような試行錯誤も推測もない。そしてこの映像からわかることは、PS5は分解を前提とした設計が行なわれていること、拡張、メンテナンスに初期段階から考えられていることだろう。もちろん分解はメーカー側で推奨はしていないが、こういった分解の手順が公式であるというのは心強い。
特に外側のカバーはユーザーが外せるようになっている。それはこれまでのコンシューマ機のようにテーマ性のあるカバーに交換してカスタマイズすることがより容易だと言うことでもあるだろう。PS5ではカバーを外すことでM.2 SSD用の拡張スロットが現われる。
そしてカバーを外して現われる今回の目玉の1つが「ダストキャッチャー」である。クーラーのフィルター掃除など掃除・メンテナンスを前提とする家電は存在するが、ゲーム機でこういった機能を盛り込んだハードは初めてではないだろうか。空気を使って内部を冷やそうとする以上、どうしても内部にほこりがたまる。
PS5はあえてほこりを溜める「ダストキャッチャー」を設け、ユーザー自身が掃除をしやすくしている。精密機器にとってほこりは大敵である。こういったメンテナンスのための設計が行なわれているのも、家電を手がけるソニーだからこそと言えるかも知れない。PS5は「家電としての使いやすさ」もきちんと考えているハードなのだ。
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