【PS5先行体験】「Godfall」を試遊！ 超美麗グラフィックスながらロード時間が皆無でサクサク

　プレイステーション 5のローンチタイトルとして発売される「Godfall」。次世代コンソール機のパワーを感じられる美麗なグラフィックスと、TPS視点の近接戦闘に特化したド派手なアクションを特徴としたルータースラッシャーアクションRPGだ。最大3人でも協力プレイにも対応しており、PS5発売日当日に友達と一緒に遊ぶ約束をしている人もいるのではないだろうか。

　この「Godfall」、PS5を使って試遊することができた。本稿では、PS5によってもたらされたゲームの進化と、本作ならではのアクション要素をお伝えしたい。

　「Godfall」のアクションは、ヒット＆アウェイ戦法が基本となるソウルライクなアクションを、よりスタイリッシュに、より攻撃的にしたようなゲーム性だ。連続攻撃を叩き込みながら、敵の攻撃をタイミングよくガード、もしくは回避し、さらなる連続攻撃を加えていく。スキルを使って大ダメージを狙うこともでき、上手く判断して戦えれば、徹底的に攻撃を叩き込む楽しさがある。

【スクリーンショット】

　今回、「Godfall」をPS5で体験して驚いたのは、何よりも“ロードの短さ”だ。最高峰と言っても過言ではない美しいグラフィックスかつ、広いフィールドが用意されているにも関わらず、ゲーム起動時や初回のロード時は素早く立ち上がっていた。さらに、リスポーンする際には一切ロード画面を挿むことなく再開できていたのだ。

　煩わしさを感じることのあるオープンワールドゲームを起動する際の長い長いロードや、その他ゲームでステージが切り替わる際のロード、トライ＆エラー系のゲームでリスポーンする度に挿まるロードがPS5では大幅に短縮、あるいはほぼ無くなることになれば、ゲーム体験による没入感はまた1段階上がるはずだ。

チェックポイントから再開を選択すると、ロードなくすぐさま再開

　また、自分と敵の武器がぶつかり合うと、「DualSense ワイヤレスコントローラー」の新機能である「ハプティックフィードバック」により、ぶつかり合う金属の感触が直接手に伝わった。使用する武器によっても細かく振動の具合が変わり、自分が戦っているという“手応え”を感じられる。これは、これまでのゲームにはなかった没入感だ。

武器がぶつかり合う瞬間。ゲーム内では心地よい金属音が鳴り響き、手には振動が伝わる

　「Godfall」ならではの体験でいえば、軽快でスピーディーなアクションと、重厚な世界観を体験することができた。本作での攻撃方法は、通常攻撃とスキルによる攻撃だけでなく、敵の攻撃をタイミングよくブロックすることで「パリィ」して反撃したり、盾を遠くまで投げて攻撃する「シールドスロー」というアクションもある。「シールドスロー」は、一部の敵をダウンさせる効果も付いているので、どの種類の敵がダウンするのか調べ、戦況に応じて使い分けることが大事だ。

「パリィ」に成功すると敵がよろめく。大ダメージを与えるチャンスとなる

某アメコミヒーローのようにシールドを投げる「シールドスロー」

ダウンした敵やよろめいた敵に大ダメージを与えるアクションも

　また敵によっては、「レッドパワーアタック」といって、体が赤く光りながらパリィもブロックもできない攻撃をしてくることがある。他の攻撃は基本的にブロックで防げるが、この「レッドパワーアタック」はタイミングをみて回避の判断をしなければならないのだ。さらに、ブロックするとこちらに隙が生じてしまうが、「パリィ」できれば敵を長時間スタンできる「危険攻撃」もある。これにより、攻撃一辺倒な戦いではなく、敵の攻撃を正しく防ぎ、防ぎきれたらまた攻撃する、そしてまた防ぐ、という押し引きが発生する。これこそが本作のアクションの醍醐味だろう。

赤く光ると「レッドパワーアタック」

青く光ると「危険攻撃」。敵の攻撃にあわせて最適な動きができれば、攻めるチャンスが生まれる

　初代PSからPS2、PS2からPS3、PS4へと変わったときほどの衝撃的なグラフィックスの進化は感じられないPS5だが、ロード時間であったり、コントローラーの進化であったり、“ゲーム体験の向上”という点ではこれまでよりも大きく、衝撃的に進化している。すでに発表済みのゲームも、今後発表されるであろうゲームにも、PS5の新機能によってどのような進化をみせてくれるのか、期待が高まるばかりである。

【お詫びと訂正】
　記事初出時、「解像度3,840×2,160（4K）のリフレッシュレート120Hzで試遊することができた」と記述しておりましたが誤りでした。ここにお詫びして訂正させていただきます。