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オインクゲームズ、ボードゲーム「ドリアン」の先行販売を開始
“見えない自分の手札”を推理しながらの駆け引きが熱い「ダウト!」系の新作
2020年4月13日 15:23
- 【ドリアン】
- 4月23日発売
- 2,200円(税別)
ボードゲームの開発を手がけるオインクゲームズは、4月23日にオープンする同社の公式オンラインショップで、新作ボードゲーム「ドリアン」を先行販売することを明らかにした。価格は2,200円(税別)。
「ドリアン」は、「Paper Tales」や「ボルカルス」などのゲームデザイナーとして知られる上杉真人氏の最新作で、シンプルなルールながら思考力が要求される、小さな子どもから大人まで楽しめる作品だ。
「ドリアン」の対象年齢は7歳以上で、プレイ人数も2人から7人までと幅広い。1ゲーム20分前後の短時間で終了するため、気軽に遊べる。内容物は、木製カードスタンド7台/いたずらゴリラカード3枚/フルーツカード28枚/注文ボード1枚/店長の怒りチップ7枚/ハンドベル1個/遊び方説明書(日・英)で、これらすべてのコンポーネントがコンパクトな箱に収納できる。
「ドリアン」では、プレーヤーはジャングルのフルーツショップの店員になる。まず、いたずらゴリラカードとフルーツカードを混ぜてシャッフルし、プレーヤー1人につき1枚ずつカードを配る。
このカードに書かれている果物の合計がこのフルーツショップの在庫になるのだが、自分に配られたカードを自分が見えないように裏側を手前にして、カードスタンドに立てることがポイントだ。自分のカードは見ることができないが、自分以外のプレーヤーのカードは常に見ることができるわけだ。いわゆるインディアンポーカー状態である。
次に、プレーヤーが山札からカードを1枚引き、注文ボードの下に並べて公開する。フルーツカードには、左右に2種類の果物が書かれているが、カードを引いたプレーヤーは必ず、そのどちらか一方の注文を受けなければならない。どちらの注文を受けたかは、注文ボードへの置き方でわかるようになっている。
次のプレーヤーも、同様に山札からカードを1枚引き、注文を受けていく。こうしてどんどん注文を受けていくのだが、あるプレーヤーが注文を受けたことで、注文の合計が店の在庫を超えてしまったと次のプレーヤーが判断したら、カードを引く代わりにハンドベルを鳴らして、ゴリラ店長を呼ぶ。
在庫と注文の合計を比べて注文が上回っていたら、その最後に注文を受けたプレーヤーが店長に怒られてペナルティを受け、在庫のほうが多いのなら、ハンドベルを鳴らしたプレーヤーが店長に怒られてペナルティを受けるというルールだ。ペナルティは最初のラウンドでは1だが、ラウンドが進むごとに1ずつ増えていき、最後は7になる。受けたペナルティの合計が7になったプレーヤーが負けになるため、7ラウンドまで進めば一発で負けとなる。さらに、紛れ込んだ3匹のゴリラがプレーヤーたちを混乱させる。
周りのプレーヤーの注文の受け方から、自分には見えない最初に配られたカードを推測し、注文オーバーになったかを判断することが、このゲームのキモだ。シンプルなルールながら、注文を受ける際のブラフなど、駆け引きが熱くなりそうだ。新型コロナウイルスで、外出が制限されている中、家族みんなで楽しく遊べるボードゲームとしておすすめしたい。