ニュース

【EVO Japan 2020】アークシステムワークスブースが大会並みに熱い!「GUILTY GEAR -STRIVE-」試遊レポート!!

世界が注目する「GUILTY GEAR -STRIVE-」に最速で触れられるチャンス!

 1月24日から3日に渡って幕張メッセで開催される格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2020」。大会以外にもさまざまなメーカーのブースが出展しており、その中でもっとも注目を集めていたのがアークシステムワークスのブースだ。

 それもそのはず、アークシステムワークスの看板タイトル、「GUILTY GEAR」シリーズの最新作である「GUILTY GEAR -STRIVE-」が24日と25日の2日間、試遊出展されているのだ。国内では今回が初の試遊イベントということもあり、一足先にプレイしようと多くのファンが集まった。

 初日は平日にも関わらず、イベント開始の朝9時から100人を超える行列が出来ていた。世界が注目する「GUILTY GEAR -STRIVE-」の最新バージョンを今回プレイすることができたので、感触や見所をお伝えしよう。

初日のアークシステムワークスブースは、1時間待ちの長蛇の列が常に出来ていた

全プレーヤーが0からスタートを切る、全く新しい「GUILTY GEAR」

 今回試遊できたバージョンは、海外の大会「ARCREVO America 2019」でプレイできたものから細かな調整が加えられた最新バージョンとなっている。

 使用できるキャラクターは、これまで発表されている「ソル」、「カイ」、「アクセル」、「メイ」、「チップ」、「ポチョムキン」の6キャラクター。先日発表された新キャラクターの「ファウスト」は残念ながら使用はできなかった。

使用できるのは、この6名のキャラクター

「GUILTY GEAR -STRIVE-」以前の作品では、ゲームの軸となる操作性の部分は、シリーズを一貫して共通な部分が多く、新作であっても過去作をプレイしているプレーヤーが圧倒的に優位なスタートダッシュを切れていた。

 これまで積み上げてものが活きるという点はシリーズのファンとしては嬉しい点ではあるのだが、その反面、新規のユーザーが入るにはかなり敷居が高かった。

 「本作では、今までのものをリセットして、全プレーヤーが0からのスタートとなる完全新作として作った」と開発者は語っていた。その言葉通りゲーム性は大きく変わり、これまであった複雑な要素が削ぎ落され、全体的にスッキリとしたバランスとなっている。

今までのものを0にしたという、かなり挑戦的な内容だ

 これまでやり込んでいればやり込んでいるほど、初めて触った時の戸惑いは大きいと思う。決められたガトリングコンビネーションのルートや、小技から長いコンボに繋がるといったゲーム性を一新し、これまでのシリーズと比べてコンボは基本的に短くなっている。

 初めに触れたときは“やれることが減って、底が浅くなったのでは?”とも正直思ったのだが、プレイすればするほど本作のゲーム性の奥深さが見えてくる。

 コンボはこれまでに比べて確かに短くはなっているが、やり方次第では強力な連続技を決めることができる。その軸となるのが「ロマンキャンセル」だ。

 テンションゲージを50%使用するロマンキャンセルは攻撃後の硬直をキャンセルすることができ、これを使えば通常では繋がらない強力なコンボを叩き込める。

 「ソル」の基本コンボを例に挙げると、「S→S→HS→ヴァンデッドリボルバー」で締めるところを、ヴァンデッドリボルバーの後にロマンキャンセルをすることで、さらにコンボを継続することができる。コンボを決める爽快さは今作でも健在だ。

コンボを繋げるには、これまで以上にロマンキャンセルが重要になってくる

 シリーズ初期からあるロマンキャンセルだが、本作では新たな効果も追加されている。方向キーの前2回を入力してロマンキャンセルを発動すると、相手の動きがスローになっている中、相手との距離を一気に詰めることができる。これをうまく使えば、先端ギリギリで攻撃がヒットして次の攻撃が届かない場合でも、距離を詰めてコンボを繋げることができる。基本の部分はシンプルにしつつも、コンボの組み立ての自由度は圧倒的に広がっている。

残像を残し、相手の懐に飛び込むことができる

 新システムの「リスクゲージ」も対戦を面白くさせている。ガードを重ねているとリスクゲージが蓄積され、最大になると受けるダメージが増大してしまう。本作はゲーム全体の火力が高く設定されているのもあり、リスクゲージ管理を怠ると一瞬で勝負がついてしまうこともある。この緊張感も本作の醍醐味といえるだろう。

 空中コンボの始動技であったダスト攻撃は、今作では相手のリスクゲージがマックス時のみ空中に浮かせることができる。ダスト中は二段ジャンプや空中ダッシュ、必殺技など自由に繰り出すことができるので、型にはまらないコンボルートが作れそうだ。

体力ゲージ下のキャラクターアイコン部にあるのがリスクゲージだ
相手のリスクゲージを上げ、ダメージがアップしたところにダストコンボを決めれば一気に戦況を巻き返すことも可能

 今回触った印象としては、空中ダッシュの出が少し遅くなっているなどの点はありつつも、基本的には「ARCREVO America 2019」のバージョンとほぼ変わらない感触でプレイすることができた。

 過去作をプレイしていた身としては、まだまだ勝手がつかめないところだらけだが、その分、かなりやり込み甲斐がありそうだ。

 24日と25日の2日間、「GUILTY GEAR -STRIVE-」の他に、同ブースではシリーズ最新作の「UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late[cl-r] 」も試遊できる。どちらかを試遊すれば、今後PS4で実施予定の「GUILTY GEAR -STRIVE-」クローズドベータテストへの優先参加券がもらえる。本作を注目しているファンはこの機会にぜひプレイしてみてはいかがだろうか。