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銀座ソニーパークにはびこったゴーストを捕獲せよ! 新作ARゲーム「ゴーストバスターズ」をプレイ

10月14日正式オープン予定

 銀座ソニービルの跡地を公園にしてさまざまなイベントが行なわれている「Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)」で、「#11 GHOSTBUSTERS IN THE PARK」(以下、#11)として、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(以下、ソニー・ピクチャーズ)の映画「ゴーストバスターズ」をモチーフとしたプログラムが10月14日より開催される(12日、13日は台風19号により休止が決定)。

 プログラムの内容は、2019年7月から「IN THE PARK」としてウォークマンなどを展示した「エレクトロニクス」、東京スカパラダイスオーケストラによる演奏が行なわれた「音楽」をテーマに展示など。そして今回は「映画」をテーマとしたプログラムとして「ゴーストバスターズ」の展示が行われているというわけだ。

 1984年に上映された初回版を学生時代に見ている筆者としては、ARとゴーストバスターズという組み合わせでどのような遊び方ができるのか興味津々。「ほかでもやってますけど、もちろんゴーストにビーム撃つんですよね」というところだけに期待し、銀座へやってきた。

【Ginza Sony Park:#011 GHOSTBUSTERS IN THE PARK -GHOSTBUSTERS ROOKIE TRAINING-【ソニー公式】】

今年で35周年を迎えた「ゴーストバスターズ」

 映画「ゴーストバスターズ」はニューヨークを舞台とした物語。霊体の研究を行なっていた研究者4人が街中に現われる幽霊を退治しまくるというストーリー。最後に登場したのがマシュマロマンだったというオチには笑ってしまったことを思い出す。シリーズは合計3本作られており、来年には新作も登場するという。

 さて、今回の舞台となった「#11」はGinza Sony Parkの地下4階~地下1階を利用しているが、中でも重要な展示が、地下2階で行われている「ソニー・ピクチャーズ相関図」と地下3階と地下2階を使って体験できるARの実証実験「GHOSTBUSTERS ROOKIE TRAINING」だ。

 ソニー・ピクチャーズ映画相関図では、ソニー・ピクチャーズが権利を持っている映画タイトルを「ニューヨーク」、「正義感」、「4人組」といったテーマに沿って展示。「ああこのタイトル、見た見た」という「アラビアのロレンス」や「スタンド・バイ・ミー」といった懐かしいタイトルから、最近の「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」などまで多くの映画がそのムービーとともに展示されている。

 「ゴーストバスターズ」が行なわれているフロアでは、どこかしらかレイ・パーカー・ジュニアが歌った「ゴーストバスターズ」のBGMが聞こえてくる。ただでさえ特徴のある旋律であるうえに何度もリフレインされるから、訪れたあとはしばらく「ごーすとばすたーず!!」と叫びたくなるほど頭に残る。

「スタンド・バイ・ミー」と「ゴーストバスターズ」は「4人組」でカテゴライズされている
奥にはソニーのロゴが大きく展示されている
床にはカテゴリーが書かれていて、映画がどのように分けられているのかわかるようになっている

ゴーストを捕まえろ! ARで遊ぶ「ゴーストバスターズ」

 今回のプログラムで楽しめるのが、「実証実験」として位置づけられている「GHOSTBUSTERS ROOKIE TRAINING」だ。これはプレーヤーがゴーストバスターズの一員となって、トレーナーと友にGinza Sony Parkを歩き、園内に現われるゴーストを退治していく、というもの。3人ひと組でのチームプレイで、1人がゴーストを検知し、もう一人がゴーストをプロトンパックに誘導し、最後の1人がゴーストを捕獲する「プロトンパック」でゴーストを封じ込めるという役割分担で進んでいく。ゴーストバスターズのつなぎを着るほか、ARゴーグルを付けてプレイするので、なりきり感は半端ない感じだ。

【【GHOSTBUSTERS ROOKIE TRAININGイメージビデオ】】
つなぎとARゴーグルを装着した状態。ARなのでVRとは異なり周囲がしっかりと見えている状態
耳にイヤホンも装着して準備万端
腕にはビームが撃てる小型の「プロトンパック」を装着する、という形
検出装置は光ったり動いたりしてきれいです

 デバイスの準備ができたあとは、ARでの見え方を教えてもらう。近づきすぎると見えないので、適度に下がって見る方がよい。見え方がわかったら、最後には音響をチェック。音が360度回って聞こえるようにポジションを設定したら準備完了だ。

 プレイは隊長とアシスタントがサポートしてくれる。まずは隊長の部屋に行ってゴーストを捕まえる練習だ。スライマーなどが出てくるので、これにビームを当てて弱らせ、捕獲するという感じ。手を前に向けるとビームが出て、それをゴーストに当てて弱らせていくのだが、これが楽しい。シス暗黒卿になった感じ? と言えばわかるだろうか。

 しかしこのAR体験だが、地下鉄の駅と接続している地下2階でも行われる。不思議なつなぎを着た集団に、周囲の人からの視線が集まる。これはちょっと恥ずかしかった。

 そしてストーリーが進んだ最後には……。それはご自身の目で確かめていただこう。

見え方のチェックとレクチャー。次第にARにも慣れていくことができる
レクチャーを受ける部屋にはオシロスコープなんかも置いてあって、その雰囲気抜群
あれ?Mac??
舞台となるGinza Sony Parkの平面図が置かれている。周りにあるゴーストの写真もおちゃめ
筆者はゴースト検索係を担当
ゴーストにビームを当てているんです。これ
最後は捕獲装置にゴーストをしまって終わり。捕獲したときはちゃんとふたが連動して閉まるんだこれが。すごいハイテクな感じ
捕獲装置はこんな作り
はい。オープンスペースでのプレイもあります

 全体的なプレイ感だが、手からビームを出してゴーストに当てているときは振動したりして結構楽しい。大きなゴーストは捕獲する必要があるが、小さなのはビームで消滅させることができるので、どちらかというとこっちの方が爽快感があった。捕まえるより撃って倒した方が楽しいよね。それにゴースト検知から捕獲まで、デバイスがシンクロして動いているのは素晴らしい感じだ。

 遊べるのはレクチャーも含めてだいたい1時間くらい。その間ずっとARゴーグルを付けることになるので、頭に何かをかぶることに慣れていない人は、何かあったら係員に伝えれば対処してくれる。基本的にはクルーがサポートしてくれるので、特に迷ったり困ったりすることはなかった。

 なおこのAR実証実験だが、12月8日まで行なわれている。Webサイトから応募を受け付け、抽選で当たった人が合計600人招待される予定だ。本当はあしたから行われるはずだったが、12日、13日は台風の影響も考えて中止に。本格的に楽しめるのは来週月曜日からとなる。どのような遊び方になるのか、イメージビデオを参考にしてほしい。