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サードウェーブ、インテルと協業した軽量ゲーミングノートPCを発表

 サードウェーブは9月19日に都内の会場で発表会を開催し、インテルと共同設計したゲーミングノートPC「GALLERIA GCR2070RGF QC」、「GALLERIA GCR1660TGF QC」(以下、GCRシリーズ)を10月4日から取り扱い家電量販店とドスパラ各店舗で発売する。価格はGALLERIA GCR2070RGF QCが249,980円、GALLERIA GCR1660TGF QCが189,980円(いずれも税別)。本体のスペックなどは以下の通りだ。

【GALLERIA GCR2070RGF QC】
CPU:インテル Core i7-9750H(2.60GHz、ターボ・ブースト時最大4.50GHz)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 2070 Max-Q(8GB)
メインメモリ:16GB(PC4-21300 DDR4 SDRAM 8GB×2)
ストレージ:1TB NVMe SSD
光学ドライブ:なし
ワイヤレスLAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
有線LAN:10BASE-T/100BASE-T/1000BASE-T
外部インターフェース:USB Type-C 3.1Gen2(Thunderbolt 3)×1、USB3.1(Type-A/Gen1)×2、 USB3.1(Type-A/Gen2)×1、HDMI出力端子×1
バッテリー駆動時間:約10時間(94Whr)
OS:Windows 10 Home 64ビット/Pro 64ビット(ドスパラ直販モデルのみカスタマイズ対応)
バッテリー駆動時間:約10時間(94Whr)
サイズ:W356.4×D233.7×H20.5(最薄部)mm
本体質量:1.87Kg(バッテリー含む)
価格:249,980円(税別)
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=13&tc=&mc=8944&sn=0

【GALLERIA GCR1660TGF QC】
CPU:インテル Core i7-9750H(2.60GHz(ターボ・ブースト時最大4.50GHz)
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1660Ti(6GB)
メインメモリ:16GB(PC4-21300 DDR4 SDRAM 8GB×2)
ストレージ:512GB NVMe SSD
光学ドライブ:なし
有線LAN:10BASE-T/100BASE-T/1000BASE-T
ワイヤレスLAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
外部インターフェース:USB Type-C 3.1Gen2(Thunderbolt 3)×1、USB3.1(Type-A/Gen1)×2、 USB3.1(Type-A/Gen2)×1、HDMI出力端子×1
バッテリー駆動時間:約10時間(94Whr)
OS:Windows 10 Home 64ビット/Pro 64ビット(ドスパラ直販モデルのみカスタマイズ対応)
バッテリー駆動時間:約10時間(94Whr)
サイズ:W356.4×D233.7×H20.5(最薄部)mm
本体質量:1.87Kg(バッテリー含む)
価格:189,980円(税別)
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=13&tc=&mc=8946&sn=0

 本製品だがBTOには対応しておらず、CPUやメモリ、ストレージなどの変更はできない。量販店モデルと直販専用モデルのスペックは同じで、本体カラーが量販店モデルはブラック、直販専用モデルはガンメタルと異なるだけだ。またGALLERIA GCR2070RGF QCとGALLERIA GCR1660TGF QCでは、GPUとストレージ以外のスペックは同等だ。

 GCRシリーズの特徴は、1.87kgと軽量で、ボディは最薄部で20.5mmと薄い上、最長約10時間のバッテリー駆動が可能であること。ゲーミングPCでありながら、モバイルでの利用が可能なモデルだ。液晶ディスプレイのリフレッシュレートも144Hzと高クロック。キーボードは光学式でRGBバックライトを搭載しており、色のカスタマイズも可能だ。

ブラックモデルの外観
ガンメタルモデルの外観
RGBバックライト機能を装備
本体右側面にはSDカードスロットとUSB3.1 Gen1ポートを用意
本体左側面にはUSB3.1 Gen2ポートとマイクロフォンジャック、ヘッドホンジャックを配置。なおUSBポートは電源オフUSBチャージ機能に対応する
本体背面。左からUSB3.1 Type-C(Gen2)ポート、HDMI出力端子、RJ-45端子、電源ジャックが配置されている
本体底面。大きくスリットが空いているのでエアフローは十分に考えられている印象だ

 なお今回のGCRシリーズのコンセプトは「Game&More」。ゲーミングPCでありながら最軽量と薄型、最長駆動を目指しており、ゲーム以外での活用も意識して作られている。同社としては、これまでは室内での利用がターゲットとなっていたが、今後は室外、持ち運び、ゲーム以外の分野についてもアプローチしていくとのこと。ゲーミングノートPCの売り上げについても昨年対比で175%という目標を立てている。ちなみに同社がゲーミングPCに興味がある人の中でのブランド浸透度を調査したところ、日本や海外にあるあまたのブランドよりも同社のGALLERIAの浸透度が一番高かったのだそうだ。

パートナー企業にのみ許されるロゴ
非ゲーム分野にも注力
同社が想定する売り上げ目標

 発表会の冒頭、同社の取締役副社長である榎本一郎氏は1年半前にGALLERIAシリーズのデスクトップPCを発表したときのことに触れ、発表会後のあたりからeスポーツが盛んになってきたことを紹介し、「eスポーツはグローバルでも大きなムーブメントになっているし、日本でも大きなトレンドになっている」と語り、「その時は製品の発表だけでなく、サードウェーブとしての取り組みをアナウンスした。バラバラだった業界が1つになって、バリューチェンで繋がったエコシステムを作り、その輪の一員になりたかった。そのための投資をしていた」と語る。

サードウェーブ取締役副社長 榎本一郎氏

 その後同社が高校生向けにeスポーツ部の支援をしたり、大会を開いたことについても言及。決勝大会に残ったチームはすべて、同社が部活を支援した学校だったとのこと。「ゲーミング文化を支えるためには絶対にハードやブランドが必要。このため2002年にGALLERIAを立ち上げた。いろいろな形でゲームイベントを支えた」(榎本氏)。

 そしてまた今回の新製品については「サードウェーブのゲーミング市場への取り組みについて評価してもらった。それが共同開発に繋がったのでは」と榎本氏。なお下記のロゴについては、インテルと協業しているパートナー企業でないと使えないことになっているそうだ。「今後もこの業界を盛り上げていくためにも(製品を)評価してほしい」と榎本氏は最後に述べた。

ケイン・コスギさんも登場

ケイン・コスギさん

 今回の発表会には、俳優でゲーム好きとしても知られるケイン・コスギさんが登場した。ケインさんがPCに求めるのはやはりスペック。「ハイスペックなマシンでないと動かないゲームをプレイしているので、スペックは重要だ」とケインさん。今回のGCRシリーズを見て「ハイスペックなのに軽いしキーボードがいい。LEDがあってすごく大きいので押しやすい。バッテリーも10時間持つのがすごい」と語る。

 「海外に思いゲーミングノートPCをもっていっていたが、これならリュックに入れても十分。ハイスペックだし普通のノートPCとは違って配信もできそう。見た目がすごくかっこいいし、今までのゲーミングPCとはイメージが違う」(ケインさん)。

 またGCRシリーズのよさは、外から見るとゲームをしていないように思えることだと語る。「普通のゲーミングPCはカラフルなのでどう見てもそう思える。これなら仕事をしながらゲームもできますね(笑)」(ケインさん)。

 最後にケインさんは、「GCRシリーズは素晴らしいゲーミングノートPC。軽くてかっこいいPCをどんどん作ってほしい」と語った。