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ついにリリースされた「BlueStacks 4」で「蒼青のミラージュ」、「PUBG MOBILE」、「Identity V」を快適に遊ぶ!

パフォーマンス向上とUIの進化でさらに使いやすく

9月18日 配信開始

 Windows上でAndroidアプリを動作させる「BlueStacks」の最新版、「BlueStacks 4」がついに正式にリリースされた。

 この「BlueStacks 4」に関しては、BlueStack SystemsのCEO、Rosen Sharma氏へのインタビュー、そして8月13日から配信されていた「BlueStacks 4」ベータ版で既にお伝えしてきているが、ここではリリースされた正式版「BlueStacks 4」が実際にどのようなものであるのか、特にベータ版との違いなどを踏まえて紹介したい。

PCの大画面でAndroidアプリを堪能

 その前に、改めて「BlueStacks」の特長と優位性を説明しておこう。

 この「BlueStacks 4」は先述のようにWindowsで動かすAndroidエミュレーターだ。AndroidはオープンソースなOSであるうえ、「BlueStacks」上で動かすアプリもGoogle Playストアから入手するため、違法性は皆無。開発元であるBlueStack SystemsにはIntelやAMD、Qualcommといった大手企業が出資者として名を連ね、技術協力もしている。早い話しが「BlueStacks」はいたってクリーンな存在なのだ。ついでに言えば、広告収入でプロダクトを維持するビジネスモデルを採用しているので「無料」で使うことができるのも「BlueStacks」の特長のひとつと言える。

 近頃のAndroidアプリ、特にゲームは3Dを駆使した精緻な映像が楽しめるものも少なくない。いくら端末の大画面化が進んでいるとはいえ、タブレットにしたところでせいぜい10インチくらいまでが一般的。そこで、「BlueStacks」の出番となる。

 解像度は変わらずとも、Windows PC+「BlueStacks」なら、大画面でAndroidアプリを動かすことが可能だ。この点のアドバンテージが大きい。大画面で遊んでみると、近頃の最新Androidアプリがどれほどのグラフィックスを実装しているか、そのクオリティの高さに誰もが軽い驚きを覚えるはずだ。

 ちなみに前バージョンである「BlueStacks 3N」の“N”は、通称“nougat(ヌガー)”と名付けられたAndroid7.0を意味する。つまり、「BlueStacks 3N」では7.x相当の機能を実現していたわけだ。今回リリースされた「BlueStacks 4」でもその点では大きな変化はないが、BlueStack SystemsのCEO、Rosen Sharma氏によると、実際には細かなアップデートを重ねた結果、実質的にはAndroid8.xにかなり近づいたものになっているとのことだ。

画面内の文字が多いゲームやFPSなどのゲームは画面が大きいほうが遊びやすい。「BlueStacks」ならたいていのタブレット端末以上に大きな画面でAndroidアプリを楽しむことが可能だ

操作性の面でも大きなアドバンテージ

 操作性の面でも「BlueStacks」はよく考えられている。「BlueStacks」では、画面へのタップやスワイプ、ピンチといった操作に対し、キーボードショートカットを設定することができるうえ、たとえばスワイプや重力センサーを用いた「傾け」による操作をマウスを使って代用するなんていうことも可能だ。

 つまり、「BlueStacks」を使ってPC上でAndroidアプリを動かすことにより、Android端末にマウスやキーボードを接続するのとは別次元の快適な操作環境を構築することができるのだ。

 また、「BlueStacks」には「マルチインスタンス」と呼ばれる機能が実装されている。これは仮想的に複数の「BlueStacks」を起動する機能で、いうなればAndroid端末を複数用意するようなもの。この機能を使えばアカウントを変えて複数のアプリを同時に実行することも可能なので、人によってはこれも大きな魅力として映るに違いない。

「BlueStacks」内で複数台のAndroid端末をエミュレートするのが「マルチインスタンス機能」。別々のアカウントで同じアプリを同時に動作させたりといったこともできる

 もうひとつ、PCでは「BlueStacks」と並行し、マルチタスクで他のアプリを動かすことも容易で、たとえばプレイ動画を配信するような用途などにも「BlueStacks」はAndroid端末よりも適しているといえる。今年になり、ゲーム実況で高い人気を誇る加藤純一氏を広報大使に任命したのも、そうした方面で使われている実績の高さも影響していることは間違いない。

パフォーマンスの向上で、より多くのPCで快適な動作を実現した「BlueStacks 4」

 8月にリリースされたベータ版以降、つまり「BlueStacks 4」からはオンデマンド型のものへとアーキテクチャが刷新され、内部的な仕様が大きく変わった。そのアプリを動作させるのに必要なリソースだけがメモリに読み込まれるようになったのだ。

 もとより「BlueStacks 3」以降のバージョンはエミュレーターとしてかなり高速で、特にゲーミンググレードのPCを用いていれば、どんな最新の“重いアプリ”でも、それが動作する限りにおいては快適に遊ぶことが可能だ。今回の変更は、メモリの搭載量が少ないノートやタブレット型のPCなど、リッチとは言えない環境でも動作が軽く感じられるケースが増えたのである。

 また、「BlueStacks 4」ではWindowsアプリとしてより深い面までアーキテクチャを見直すことで、トータルのパフォーマンスにおいてもこれまでのバージョンよりも数倍の高速化を実現しているとのこと。プレスリリースによれば、「Antutu Benchmark」での計測結果は最新のスマートフォンを最大で8倍以上も上回る数値が出るという。

 互換性についても触れておくべきだろう。エミュレータである以上、ある程度仕方ない部分ではあるのだが、「BlueStacks」では動作しないアプリケーションがごく一部に存在する。「BlueStacks」はマイナーバージョンアップでもこうしたアプリへマメに対応しているが、今回の「BlueStacks 4」ではベータ版以降、今まで動作しなかったアプリも動作するようになり、確実に互換性は向上している。

UIと操作性の改善――アプリセンターの仕様変更

 ユーザーにとってみれば、「BlueStacks 4」の進化をもっとも強く感じられるのが、UIや操作性に関する改善だろう。これらに関しては「BlueStacks 3N」からはもちろん、「BlueStacks 4」ベータ版と比べても大きく改善されていることが確認できた。

 前述のように「不必要なリソースを消費しない」のが今バージョンの大きな特長だ。その象徴的な違いとなって現われているのが、「アプリセンター」に関する仕様だろう。アプリセンターとは「BlueStack Systems」が独自に集計したランキングなどをはじめ、さまざまなAndroidアプリのタイトルが表示された、いわば「BlueStacks独自版 Playストア」のようなもの。

 以前はこの「アプリセンター」が起動時のトップ画面として利用され、「BlueStacks」を象徴する画面となっていた。これが「BlueStacks 4」ベータ版以降は、まるで一般的なアプリのひとつと同じように閉じることができるようになったのだ。

 さらに今回の正式版では、1度閉じるとユーザーが明示的に開く動作をするまで再起動しても閉じたままの状態がキープされるようになった。多数のアイコンが表示されるアプリセンターを閉じたままにできるのは、リソースの節約にそれなりの効果を発揮しそうではある。筆者もベータ版のレビューで要望として触れてはいたが、おそらく多くのユーザーもこの仕様を望んでいたということなのだろう。

1度閉じた「アプリセンター」は再起動しても自動的に開くことはない。画面最下段中央に並んだアイコンのうち、いちばん左がアプリセンターを開くためのアイコン。ちなみに2番目は「Googleプレイストア」、次が「マルチインスタンス機能」の実行だ

キーマッピング機能もさらに洗練、高機能化

 そして「BlueStacks」の目玉とも言えるキーマッピング機能にも変化が見られた。前バージョンである「BlueStacks 3N」までのユーザーにとって、「BlueStacks 4」の変化がもっとも感じられるのは、この部分だと思われる。

 前述のように「BlueStacks」では画面へのタップやスワイプに加え、本体を傾けるといった加速度センサーを使った操作に対してもキーボード操作を割り当てることができる。これが「キーマッピング機能」だ。

 従来の「BlueStacks 3N」では設定モードに入った後に画面上のタップすべき場所をマウスでクリックすると小窓が開き、そこに割り当てたい文字を入力するのが基本的な設定方法だった。

 これに対し、「BlueStacks 4」ベータ版では、たとえば「PUBG MOBILE」のような特定のゲームにおいては「前に進む」、「しゃがむ」など、ゲーム内での行動や機能の一覧が表示され、それに対して希望のキーを設定していく形式を実現している。まるでPCゲームのキー設定をしているような感覚でキー設定ができるようになったのだ。

まるで「PUBG MOBILE」側の機能であるかのようなキーマッピング機能のメニュー。右下の上位設定というところをクリックすると、より詳細な設定が可能になる

 この方式は非常にわかりやすく、設定ミスも起こりにくい反面、「リストアップされていない機能に対してはキー設定ができない」という欠点があった。ところが今回の正式版ではさらに「上位設定」として、従来のような任意の位置をクリックしてキーやマウス操作などをバインドする方式が併用可能になったのだ。

リストにない「メイン武器2つと拳銃を持った状態のときに拳銃を選択する機能」として、[3]を設定してみた。設定が終わると上位設定でユーザーが設定したキーもリストに含まれた状態で表示されるようになる

 しかも、今バージョンでは画面上のどこにどんなキーを設定したのかがうっすらとオーバーレイ表示されるようになった。これがなかなかに素晴らしい。というのも、この表示はキー操作のガイド的な役割を果たすだけでなく、思わぬ恩恵(?)をもたらせてくれているのだ。「PUBG MOBILE」のようにモードによって画面構成が大きく変わるようなゲームでは、特定の機能に割り振ったキーを別の用途で用いることが可能なケースがあり、その可否がひと目でわかるようになったのである。

オーバーレイで小さい○に囲まれた文字が画面の各所に表示されている。もともとは回復アイテムを使うために設定した[5]キー(画面下)だったが、ここには「クラン」のタブが位置しているため、こちらのショートカットとしても便利に使える

 ちなみにメニュー形式でのキーマッピングに対応していないアプリでは上位設定を用いてキーを設定していくことになる。非常に自由度が高い上、設定できる機能を示したメニューも「BlueStacks 3N」より格段にわかりやすくなっているのも大きな改良点だ。

 なお、このオーバーレイ表示はキーバインドの「上位設定」モードから個別に表示/非表示に設定することもできる。一括で設定できたほうが便利ではあるが、実際には表示したままでもさして困ることはないだろう。

「上位設定」をする際のメニュー画面。説明がきちんと書かれていて「BlueStacks 3N」の頃より格段にわかりやすくなった

 さて、ひと通り「BlueStacks 4」の新要素をお伝えしたところで、実際に「BlueStacks 4」で「蒼青のミラージュ」、「PUBG MOBILE」、「Identity V (第五人格)」の3つのタイトルをプレイした手触りをお伝えしていきたい。

「BlueStacks 4」でAndroid用ゲーム3タイトルを遊ぶ!

美少女艦隊の活躍を大画面で楽しみ愛でる「蒼青のミラージュ」

 通称「ソノミラ」とも呼ばれるこのゲームは、艤装と呼ばれる兵器を使用し戦闘する少女たちがたくさん登場するシミュレーションRPGだ。美少女+艦隊戦、という言ってみれば最先端の流行ジャンルに属する最新タイトルである。

 アメリカとロシアが第三次冷戦まっただ中にある緊迫した世界情勢のなか、深海より新たな勢力が出現。両大国をはじめとして世界中に技術輸出を行なっている民間軍事会社「NeoForce」に所属する海軍艦隊として、未確認海中物体「深海艦」との戦いを繰り広げていく、というのが本作の物語。

 筆者はまだやり込みの時間が足らずに序盤までしか遊んでいないのだが、失われた状態である主人公の駆逐艦「夏霧」の記憶、敵の正体、そして彼女が持つ「NF-001」という船体番号など、さまざまな謎をはらんだストーリーにかなり興味をそそられている。

 基本はシミュレーションであるだけに、艦の強化や装備変更など、やり込むほどに細かなパラメータが意味を持つ。画面に表示されるさまざまな情報はしっかりと把握したいところだし、そして何より本作の見どころでもあるバラエティ豊かな美少女キャラクターたちの姿を見るには、やはり大画面が相応しい。

 戦闘中も含め、リアルタイムに複数のタップを求められるなどの忙しい操作を必要としないゲームであり、特にキーマッピングなどを用いずともマウスだけで快適に遊ぶことが可能だ。腰を据えてじっくり遊びたい人には、スマートフォンよりもバッテリーなどを気にせず遊べる「BlueStacks 4」のほうが向いているとも言える。

ストーリーの語り手でもあるメインキャラクターの駆逐艦「夏霧」。彼女を中心にストーリーは展開していく
夏霧の船体番号は「NF-001」。どの船よりも経験が浅い夏霧が、もっとも古い船体番号を持っているのはなぜなのか?
戦闘を重ねて経験値を得て成長させるだけでなく、スキルを覚えさせたり、また装備を変更したりと、お気に入りの少女たちを自分好みに強化していくのも本作の楽しさ
艦の種類=装甲の厚さによって、3すくみ状の相性が設定されている。有利な組み合わせで敵と交戦するように艦を移動させつつ戦っていく

惨劇の影に秘められた物語を操作性良好な環境で楽しむ「Identity V(第五人格)」

 閉鎖されたフィールドから協力しつつ脱出を試みる4人の「サバイバー」と、それを阻む1人の「ハンター」との息詰まる死闘を描いたホラーアクションが、この「Identity V」だ。サバイバー、ハンターともにキャラクタータイプが豊富に用意されていて、その特長を活かしながらお互いの勝利条件を目指してフィールド内で追いかけっこをする、という内容だ。

 他のプレーヤー4人を含めた総勢と5人でのマルチプレイが基本となるのだが、チュートリアルを兼ねたシナリオで、「なぜこんな特異な状況で生き残りをかけた惨劇が繰り広げられるのか?」が語られる。タイトルの「第五人格」という意味がだんだんと浮かび上がっていくそのストーリーは、なかなか見応えのあるものになっている。

 主人公はとある廃屋のなかで見つけた日記に書かれた情報から「何が起きているのか」を推理していくことで物語は進む。また、キャラクタータイプの特長を記した文章などもけっこうな文字量が費やされている。そうしたストーリーなどを知らずともアクションゲームとしては十二分に楽しめるのだが、ディテールまで深く堪能したいプレーヤーにとって、大画面で遊べる「BlueStacks 4」でのプレーはかなり向いていると言える。

 また、アクションゲームとして見たときも、キーボード+マウスでの操作性はかなり良好で、個人的にはスマートフォンで遊ぶよりも遊びやすく感じた。もとより画面上に配置されたボタンの少ないゲームであるが、「BlueStacks 4」ならではのメニュー形式でのキーマッピングが可能であるため、容易に自分好みの環境を設定できることも評価したい。

 惜しむらくはアクションシーンにおいて描画が乱れることがある点だ。筆者の環境では「Open GL」にして「上位グラフィックエンジンモード」のチェックを外しておいたほうが問題は少なかった。

サバイバーがフィールドから脱出するためには点在する暗号解読器で暗号を解読、そして出口にて暗号を入力する必要がある。生還には仲間との協力が不可欠だ
ストーリーに登場する人物たちのプロフィール。デフォルメの効いた独特のキャラクターデザインが「Identity V」の世界観を形作る
ハンターに捕まってしまった! 1人のハンターと4人のサバイバーによるスリリングな鬼ごっこは非常に中毒性が高い
プレーヤーはハンター側を担当することもできる。仲間を助けようとするサバイバーたちの動きを読んだりと、こちらも奥の深いプレーが楽しめる

本家より遊びやすさは上? バトルロイヤルゲームの定番タイトル「PUBG MOBILE」

 装備を持たない状態でフィールドに放り出され、そこから約100人で生き残りをかけて戦うサードパーソン・シューターの草分け、「PUBG」のモバイル版。先日も比較的大規模なアップデートがあり、ますます内容が充実し、モバイル版とは思えないボリュームの作品へと成長してきている。

 先に「BlueStacks 4」ではキーマッピング機能が大きく進化したと述べたが、この「PUBG MOBILE」はその恩恵をもっとも感じ取れるタイトルのひとつと言える。メニュー形式でスマートにキー設定を行なえるうえ、今回は「上位設定」を併用することで、たとえばメイン武器を2つ持った状態で拳銃へと持ち替えるショートカットを設定するなど、さらにマニアックに操作性の向上を追求できるようになった。

 「BlueStacks」を使えばマウス+キーボードを使ったPC版とほぼ遜色のない操作性が実現可能だ。そのうえ、モバイル版は現状よりよい装備を発見したときに自動で拾い上げる機能があるなど、遊びやすさではPC版を上回る部分もある。PC版よりもモバイル版が好き、というプレーヤーも少なくないが、筆者もまたそのひとり。

 以前のバージョン「BlueStacks 3N」がリリースされた時点では必須とされていた「上位グラフィックスエンジンモード」へのチェックも、後のバージョンアップで必要がなくなった。もちろん「BlueStacks 4」でも同様で、いちいち設定を気にしたり、設定変更による再起動の必要もない。また、以前のバージョンで発生していた、建物が密集したエリアで壁が表示されなくなる症状はかなり改善されたようだ。

9月12日のアップデートによって追加された新マップ「Sanhok」。南国風の緑豊かなマップだ
高床式の木造住宅や遺跡が点在するSanhokは面積もあまり広くないために勝負が速い。起伏の大きな地形を活かした戦い方が求められる

文字入力の利便性も向上!これまで以上に快適な「BlueStacks 4」

 ところで、従来の「BlueStacks 3N」まではIDやパスワード、チャットでの発言といった文字入力をする場合、フローティングの文字入力ウィンドウが開いていたのだが、今回の「BlueStacks 4」からは、入力欄へタイプした文字がダイレクトに表示・入力されるようになった。チャットなどにおいてこれは非常に操作性が向上する変更と言える。

 キーマッピング機能の向上、改善など、「BlueStacks 4」はあきらかに「BlueStacks 3N」よりも使いやすいものになっている。一部「Identity V」でのグラフィックスの不具合なども見られるが、今までのパターンを見る限り、不具合を把握してから短時間で対処されるのも「BlueStacks」の魅力だ。「Identity V」は「BlueStacks」プラットフォーム上でも人気のあるタイトルだけに、今回もおそらくすぐに改善が施されるものと思う。

 なお、既存の「BlueStacks」から「BlueStacks 4」にアップグレードする際は、公式ページのガイドを参考にしてほしい。

 「BlueStacks」では標準機能として環境のバックアップとリストアを行なうことができ、「BlueStacks 4」のインストール後にも以前の環境のリストアを行なうようにガイドが出るが、「BlueStacks」の古いバージョンから「BlueStacks 4」にアップグレードする際にこちらの機能を利用すると、文字入力ができなくなったりという不具合がでたりする。文字入力もキーマッピングも大きく変更があった部分だけに過去の環境を戻すことが影響するケースがあるのかもしれない。

 そのため、少々手間ではあるが、既存のアプリは引継ぎの手続きをしておいて、「BlueStacks 4」をクリーンな状態でインストールしてからアプリを入れなおすというのが最も間違いのない方法といえるだろう。PC上でAndroidアプリを快適に遊ぶ環境を整えるという意味で、それだけの手間をかけるだけの価値が「BlueStacks 4」にはある。

 「BlueStacks」の魅力にまだ触れていないなら、ぜひこの機会に「BlueStacks 4」をインストールし、触れてみることをオススメする。