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8月10日、Steamでもついに狩猟解禁!PC版「モンスターハンター:ワールド」インプレッション
PC版「MHW」の気になる注目ポイントやプレイフィールをイチ早くお届け!
2018年8月8日 00:00
8月10日、PCユーザーのハンターたちが待ちに待っていたタイトル、PC版「モンスターハンター:ワールド」(以下、MHW)がSteamにてリリースされる。今回は、リリース直前にこの「MHW」をプレイする機会を得ることができたので、早速そのプレイフィールなどをお届けしていきたい。
PC版「MHW」をプレイしてみてまず感じたのが、ロード時間の短さだ。筆者が想定していた時間よりもはるかに短く、正直言って度肝を抜かれた。筆者のPCがゲーミングPCであり、SSDを搭載しているという要素も関係しているのかな、とは思うが、それにしても短い。その短さはローディング画面のチュートリアルが読みきれないほどで、画面がサクサクと遷移していくのは非常に快適だ。
操作系統については、キーボードをメインにマウスを交えた、PCならではのスタイルでプレイすることができる。一方で、あらかじめ設定しておくことでDUALSHOCK 4などSteamに対応しているコントローラーも使用可能だ。筆者は、せっかくのPC版なので最初はあえてキーボード操作でプレイしていたのだが、激しいアクションが始まったとたんに限界を感じ、すぐにコントローラーでの操作に移行。これはキーボードで操作がしづらいということではなく、単に慣れの問題だと思うので、キーボード派のプレーヤーもどうかご安心を。
ちなみに、キーボード操作はWASDで移動、マウスやキーボードで武器のアクションを行なうというもので、コントローラーはほぼPS4版に準拠した操作になっている。もしかしたらテスト版だからかもしれないが、DUALSHOCK 4ではデフォルトで○と×が入れ替わった仕様となっていた。
また、面白かったのは操作系統の切り替えが任意のタイミングで行なえることだ。切り替えに特別な操作は必要とせず、キーボード、コントローラーそれぞれを持ち替えて操作をするとそのデバイスに切り替わる。また、表示されるチュートリアルも、そのとき使っているデバイスに応じて瞬時に切り替わるため、安心してプレイを続行できるのも好印象だった。
つぎに気になるのはグラフィックスだが、これについては当然ながらPCのスペックに左右される。筆者のPCは1年前に購入したゲーミングPC「LITTLEGEAR i310SA3-KZ」で、CPUはCore i7-6700、ビデオカードにはGeForce GTX 1060を搭載しているが、本機では「低・中・高・最高」のうち「高」までのグラフィックスでは快適にプレイができた。念のため「最高」も試してみたが、確かに各所のテクスチャなどはよりハッキリ描画されている印象だ。ただし、マシンパワーの不足か、「高」のときよりも動作に多少のカクツキを感じた。
また、PC版ならではのいいところが、解像度をかなり自由に設定できるという点だ。環境さえ整っていれば3,840×2,160ドットの4K解像度での出力も可能で、筆者のフルHD環境では最小だと640×480ドット、最大では1,920×1,080ドットまでの大きさを18段階に刻んで変更することができた。
これだと例えばウィンドウモードである程度画面を縮小して、別ウィンドウでゲーム内の調べ物をしながらプレイする、といったこともできるのがうれしい。ただ、本作の圧巻のグラフィックスを楽しんでもらうためにも個人的には大画面、フルスクリーンでプレイすることをオススメしたいところだ。
なお、フレームレートは30または60FPS固定か、無制限のいずれかを選択できる。実現にはかなりのハイスペックが要求されそうではあるが、理論上は4Kかつフレームレート無制限で遊ぶことも可能だということだ。最終的に筆者の環境ではフルHDでグラフィックスは「高」、60FPS固定までは快適に動作した。
以上が今回の試遊の感想となる。直前のベータ版試遊ということもあって、長時間プレイできず、また、気になるマルチプレイ要素も体験できなかったのだが、すでにPS4でもプレイしている筆者から見てそれらも問題なく楽しめるであろう印象を受けた。イベントクエストなどはPS4版初期のものなどが実装されているあたり、PC版はPS4版のあとを追うような形でコンテンツが実装されていくようだ。
ともあれ、待ちに待ったPC版「MHW」である。これを機に、まだ「MHW」に触れたことのない方はぜひともプレイし、シリーズ最高峰のクオリティを持ったハンティングをお楽しみいただければと思う。
※記事の内容および画像は開発中のバージョンに基づいています