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ASUS、ゲーミングと普段使いを両立させた「ROG ZEPHYRUS M」の日本展開を発表

夏秋モデルは4ブランド15製品をラインナップ。ROGと同時購入で周辺機器が半額に

6月23日以降順次発売

価格:119,800円(ASUS TUF Gaming FX504GD)より

 ASUS JAPANは6月20日、東京赤坂にあるショウルームASUS Store AkasakaにおいてPC夏秋モデル新製品発表会を開催し、ゲーミングブランド「Republic of Gamers(ROG)」の新製品4ブランド15モデルを発表した。6月23日以降順次発売予定で、価格は119,800円(ASUS TUF Gaming FX504GD)より。

 今回発表された新製品は、6月に台湾で行なわれたPCショウCOMPUTEX 2018で発表されたもので、今回改めて日本展開が発表された。ノンゲーマー向けの通常モデルも含めると雄に30製品以上を発表し、うち約半分の15製品がゲーミングモデルとなる。概要についてはニュース記事を参照頂きたい。

【ASUS Store Akasaka】
ASUS Store Akasaka
店内の様子
ASUSの主力商品であるZenBookの新製品が並べられている
こちらはゲーミングブランド「Republic of Gamers(ROG)」コーナー
デスクトップ環境をASUS独自のライトシンクシステム「AURA SYNC」で揃えたコーナー。ゲーミングマイクまで同期して光らせることができる
非常にレアなZenBookの赤モデルも参考出展されていた。発売するかどうかは未定でユーザーの反応次第だという

 さて、ASUSのゲーミングブランド「ROG」は、4つのサブブランドで構成されている。ハイエンドの「ROG」、特定の機能に特化したスペシャルモデル「ROG ZEPHYRUS(ゼフィルス)」、メインストリームラインとなる「ROG STRIX(ストリックス)」、エントリーモデルとなる「ASUS TUF GAMING」の4つとなる。

 今回は全ブランド15機種においてCPUがインテルの第8世代Coreプロセッサーに差し替えられ、上位モデルでは内蔵モニターに144Hz液晶を採用するなど、一部スペックアップを果たしていたり、筐体が新しくなったりしている。

【ゲーミングブランド「ROG」】

ゲーミングノートPC「ROG ZEPHYRUS M」

 そして今回唯一の完全新規モデルが「ROG ZEPHYRUS M」だ。“M”とはミックスを意味し、ゲーミンググレードでありながら、普段使いもして欲しいという願いが込められており、普段使いし易いように改良が行なわれ、兄貴分である「ROG ZEPHYRUS」からコンセプトを改めたモデルだ。

 具体的には、薄型ハイスペックという「ROG ZEPHYRUS」の持ち味はそのままに、ゲーミング性能のみならず、省電力性能も追求。19.9mmの薄型ボディでありながらIntel Core i7-8750HプロセッサーとGeForce GTX 1070による圧倒的なゲーミング性能を実現しながら、普段使いの時はGPUをオフにしてオンボード駆動とし、わずか1.7時間しか駆動しなかった「ROG ZEPHYRUS」と比較して倍以上となる3.7時間のバッテリー駆動時間を実現する。

【ROGシリーズ】
今回「ROG」シリーズは4ブランド15製品をラインナップ
左が「ROG ZEPHYRUS」、右が「ROG ZEPHYRUS M」。同じブランド名だが、スライドパッドの位置などが異なり、コンセプトも違うため、別ブランドの新製品といっても過言ではない
「ROG ZEPHYRUS」、「ROG ZEPHYRUS M」共通のギミックとなるモニターを立てることで生まれる空間。このライトはエアロライトといい、普段使いの時はオフにすることもできる

 高いゲーミング性能を実現するにあたって重視されているのが、冷却機構。「ROG ZEPHYRUS M」では、「ROG ZEPHYRUS」と同様に、モニター部分を立てるとヒンジ部分が9mmほど浮き上がる仕様になっており、この空間を使って熱せられた空気を外に排出する。この仕様によりエアフローは32%向上し、温度は20%ほど低減したという。

 また、長期間使っていると排気周りにホコリが蓄積し、性能低下を招くが、これも独自のアンチダストトンネルにより埃が貯まりにくい設計になっており、購入時の高いゲーミング性能を維持できるようになっている。

 一方、“普段使い”性能については、今回あえて「ROG ZEPHYRUS」のセールスポイントのひとつだったNVIDIAのMax-Qデザインを辞め、従来のNVIDIA Optimus Technologyに戻し、GPUをフルパワーで使用する「ディスクリートGPUモード」と、GPUをオフにしてオンボードで駆動する「Optimusモード」をスイッチひとつで切り替えられるようになっている。ゲーミングPCは、普段使いであれば、GPUがなくても十分過ぎるほどの性能を有しており、TPOに応じて切り替えながら使うことで、PCをより長く利用することができる。

 「ROG ZEPHYRUS」、「ROG ZEPHYRUS M」両モデルとも144Hz/3msのフルHD液晶を採用し、6月23日発売予定。価格は「ROG ZEPHYRUS」が349,800円(税別)、「ROG ZEPHYRUS M」が289,800円(税別)。

【「ROG ZEPHYRUS M」の特徴】
144Hz/3msモニターを採用
ディスクリートGPUモードとOptimusモードの切り替えが可能
冷却システム
埃対策も
専用アプリ
スマートフォンからも操作可能

ゲーミングデスクトップPC「ROG STRIX GL12CM」

 また、CES 2018で発表された新設計のゲーミングデスクトップPC「ROG STRIX GL12CM」もいよいよ日本上陸を果たす。

 ASUSのゲーミングデスクトップPCは、ゲームコンソール並みのサイズをアピールした省スペースモデルが中心となっていたが、「ROG STRIX GL12CM」はオーソドックスなフルタワーモデルとなる。

 「ROG STRIX GL12CM」は、ASUSのLEDライトシンクシステムである「AURA SYNC」に対応し、正面とGPU周辺が光るようになっており、側面はクリアガラス仕様も選択でき、正面から2.5インチSSDが抜き差しできるSSDトレイを完備。簡易水冷システム採用による強力な冷却機構によって、専用アプリを使ってオーバークロックが可能となっており、定格以上のパフォーマンスが期待できる。

【ROG STRIX GL12CM】
側面はクリアパネルを採用し、外から中が見えるようになっている
正面から2.5インチSSDが抜き差しできるSSDトレイを採用
ASUS独自のライトシンクシステム「AURA SYNC」
オーバークロックに対応する

 ROGでは、今回の発売に合わせてキャンペーンを開始する。キャンペーンの内容は、AURA SYNCに対応した対応のゲーミングPCを購入すると、AURA SYNC対応ゲーミングデバイスが半額で購入できるというもの。対象デバイスは、ゲーミングマウス、ゲーミングキーボード、ゲーミングヘッドセットの3種類で、ゲーミングモニターやゲーミングマイクは残念ながら非対応となる。

 さらに、発表会の会場となったASUS Store Akasakaでは、PC持ち込みによるパーツ交換サービス「アップグレードサービス」を開始するが、ROGゲーミングPC製品購入者を対象に2万円分のメモリ増設アップグレードクーポンがプレゼントされる。キャンペーン実施期間は本日より7月31日まで。キャンペーンは、ASUS Store Akasakaに加えてオンラインショッピングサイトASUS Shopも含まれるため、全国どこからでもキャンペーン適用を受けられる。ゲーミングPCの購入を考えている人は検討してみてはいかがだろうか。

【キャンペーン】
AURA SYNC対応ゲーミングPC購入で、AURA SYNC対応ゲーミングデバイスが半額に
AURA SYNC対応ゲーミングPC購入で、メモリ増設・アップグレードクーポン2万円分をプレゼント