ニュース

第18回アジア競技大会「ウイニングイレブン 2018」で激戦を制したのはレバ選手とSOFIA選手!

5月27日 開催

会場:LFS(ルフス)池袋 esports Arena

 一般社団法人日本eスポーツ連合(以下、JeSU)は、8月にインドネシアで開催される「第18回アジア競技大会 ジャカルタ・パレンバン」に向けたeスポーツ日本代表選考会を各所で開催した。この原稿では、LFS池袋 esports Arenaで5月27日に行なわれた「ウイニングイレブン 2018」の最終選考会の模様をお届けする。

 「ウイニングイレブン 2018」は、これまで5月19~20日にオンライン予選(計8人)、26日にオンライン予選突破者とJeSUプロライセンス保有選手12名によるオフライン予選(4人)を実施。

 27日の最終選考会に駒を進めたのは、レバ選手、かつぴーや選手、あると選手、SOFIA選手の4名。このうちSOFIA選手のみがJeSUプロライセンス保有選手で、残る3選手は、一般枠からの参戦となる。レバ選手とかつぴーや選手、あると選手とSOFIA選手がそれぞれ試合を行ない、勝ち残った選手計2名が「ウイニングイレブン 2018」日本代表となる。

 最終選考会のレギュレーションは、試合形式がエキシビジョンマッチ、試合時間10分、延長とPKあり、コンディションはホームアウェイともに通常(黄色)、選択可能なチームは10チーム(FC バルセロナ、リヴァプールFC、アーセナル、シャルケ04、インテル、ミラン、コリンチャンス、リーベルプレート、コロコロ、ボルシア ドルトムント)で選手の総合能力は非均一化、使用ソフトは5月17日時点のLive Updateが適用された状態のもの。

 レバ選手とかつぴーや選手の試合は、双方アーセナルを選択。フォーメーションはレバ選手が4-3-3、かつぴーや選手が5-2-3でそれぞれ中央突破を強く意識した配置。解説で触れられていたが、かつぴーや選手の5-2-3はトッププレーヤーたちが使う4-3-3への対抗策として考えたものだという。試合は開始早々にレバ選手が中央をこじあけて先制し、コーナーキックからの追加点など前半で3-0と大差をつける。後半かつぴーや選手はフォーメーションを3-3-4に変更し2点を返すも、結果は5-2でレバ選手が勝利した。

トッププレーヤー間で主流の3トップ対策というかつぴーや選手の布陣。だが逆にそれを研究されたのか、あるいはゲーム自体が攻撃有利ということもあったのか。後半追いすがり逆転する勢いも見せたが、前半の大差が響きレバ選手が日本代表となった

 あると選手とSOFIA選手の試合は、双方アーセナルを選択。フォーメーションはどちらもトッププレーヤーたちが好む中央突破型の4-3-3。世界王者のSOFIA選手に注目が集まるなか、相手DFのミスもあり先制したのはSOFIA選手。あると選手もフライスルーなどを駆使して攻めるが、SOFIA選手の巧みな守備操作がこれを許さない。後半は華麗な個人技による崩しで追加点を入れ、0-2でSOFIA選手が勝利した。

最終選考大会の4人がアーセナルを選択したのは偶然ではなく、スピード97を誇るオーバメヤンを中心に主要CFW人がラインブレーカーを持ち中央突破に極めて有利だからと思われる。1点リードされたあると選手は4トップで形勢逆転を狙うが後半に追加点が決まりSOFIA選手が勝利。これで2名の日本代表選手が決定した

 「第18回アジア競技大会 ジャカルタ・パレンバン」採用種目では、コンシューマおよび現実のスポーツを題材にした唯一のタイトルが「ウイニングイレブン 2018」。今後は6月中旬に東アジア地域予選を勝ち上がった2カ国が8月の本大会で激突する。eスポーツや「ウイニングイレブン 2018」ファンはもちろん、興味がある人は今後の展開にもぜひご注目いただきたい。

レバ選手
SOFIA選手