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【特別企画】ゴールデンウィークは、PS4とNintendo Switchで家カラオケ三昧!

VRも楽しい!! JOYSOUNDとDAMの家庭用ゲーム機用カラオケサービスを徹底比較

 ゴールデンウィークは家でのんびりと過ごそうと思っているなら、家庭用ゲーム機でのカラオケパーティはどうだろう。現在発売されているほぼすべての家庭用ゲーム機が、カラオケマシンとして使うことができる事はすでにご存じの方も多いことだろう。だが知ってはいても使ったことのない人や、過去にPS3やWiiなどで遊んだことはあるが、マイクの遅延が気になって遊ぶのをやめてしまったという人もいるだろう。

 だが、世の中には、まさに筆者の父親のようにゲーム機をほぼカラオケ専用機のように愛用している人たちもいる。そこで、今回ゲーム機のカラオケマシンとしての使い心地を、現在のメインマシンであるプレイステーション 4とNintendo Switchで比較してみた。カラオケパーティ開催の際の参考にして欲しい。

多彩なサービスが特徴のJOYSOUNDと一点集中型のDAM

「JOYSOUND.TV Plus」
「カラオケ@DAM for PlayStation 4」
「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」

 もし家にあるのがPS4なら、エクシングの「JOYSOUND.TV Plus」か第一興商の「カラオケ@DAM for PlayStation 4」を利用することができる。「JOYSOUND.TV Plus」はほかにもPS3、PS Vita、Nintendo Switch、Wii U、3DSと、いま手に入る日本製の家庭用ゲーム機はほぼ網羅しているという射程範囲の広さを誇っている。さらに通常のカラオケに加えて、PlayStation VRを使った「JOYSOUND VR」というコンテンツもあり、VR空間の中でカラオケを楽しむことができる。

 「カラオケ@DAM for PlayStation 4」は、高品質な映像と音質の本格的なカラオケが家で楽しめるのがウリで、カラオケボックスの「精密採点」に加えて、よりゲーム性の高い「精密採点∞(インフィニティ)」という採点システムで自分の歌唱力を試すことができる。

 家にあるのがNintendo Switchなら「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」が利用できる。これは、Wii Uにプリインストールされていた「カラオケJOYSOUND for Wii U」を進化させたサービス。Wii Uよりも少し利用料が高くなった分、曲数が増えたりスマートフォンと連携したアプリで背景を選択できたりとより多彩なバリエーションが楽しめるようになっている。

 それぞれを利用するためのチケット料金と、曲数は以下のようになっている。

PS4

「JOYSOUND.TV Plus」
曲数:10万曲以上
【利用料金】
24時間 324円(税別)
20日間 1,080円(税別)
(PS Plus会員専用)
30日 800円(税別)

「JOYSOUND VR」
【利用料金】
24時間 500円(税別)
20日 1,800円(税別)
(PS Plus会員専用)
30日 1,400円(税別)

「カラオケ@DAM for PlayStation 4」
曲数:12万曲以上
【利用料金】
24時間 324円(税別)
30日間 1,080円(税別)
365日間 10,800円(税別)

Nintendo Switch

「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」
曲数:14万曲以上
【利用料金】
"3時間 300円(税別)
24時間 500円(税別)
30日 1,400円(税別)
90日 2,800円(税別)

 基本的にはゲームにアプリをダウンロードして、いずれかのチケットを購入すればすぐに10万曲以上が歌い放題になる。だが、快適にカラオケを楽しむには、いくつか留意して欲しいことがあるので、まずはそれを紹介しよう。

ブロードバンドの通信環境はぜひとも欲しい

 家庭用の通信カラオケで遊ぶ際、考慮しなければならない1つ目はインターネットの通信速度だ。DAMは3Mbps以上、JOYSOUND.TV Plusは12Mbps以上推奨という制限を設けており、カラオケをフルスペック、つまり、背景をカラオケボックス風のムービーを表示させた状態で歌うためにはブロードバンド環境が必須となる。自分の環境でどのくらいのスピードが出ているのかよくわからないという人に向けて、DAMには通信速度のチェックができるオプションがあるので、快適なプレイが可能かどうかを確かめることができる。

【カラオケ@DAMの回線速度チェック】

 これら2つのサービスは、通信速度が足りないとムービーが止まってしまったり、予約した曲がなかなか再生されなかったりという症状が出る。そのためJOYSOUND.TV Plusでは、高速インターネット回線を用意できないユーザーの為に、あらかじめ内蔵された2種類の映像を使う方法と、事前に無料の背景映像パックをダウンロードしておく方法、止め絵のスライドショーを背景に歌う方法など複数の対応策が用意されている。一方、DAMの方は、そもそも現行世代機にサービスを絞っていることから、通信回線にもそれなりの品質を求めるということなのか、同様の対策はない。

 「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」には、PS4の2つサービスのような必須回線速度の記載はない。しかし不安定な通信状況では、楽曲読み込み設定が「すぐに歌い始める」になっている場合は、曲が途中で止まってしまうこともある。設定を「読み込み完了後に歌う」にすると改善するが、今度は読み込みに時間がかかってしまう。Nintendo Switch版でも、やはりある程度の速度がある環境で利用する方がよさそうだ。

声の遅延問題は複数の対策で気にならないレベルに

 次に考えなければならないのが、歌声の遅延問題だ。これはスピーカーから出力される声が、肉声と輪唱しているように遅れて聞こえる問題で、二重に音声が聞こえるせいで自分自身が歌いにくかったり、採点が正常に行なえなかったりする。

 原因はUSBマイクや、液晶テレビの仕様や製品特定などいくつも考えられるので、これをやれば解決という単純な答えはない。だが、いくつかの対策を施すことで、気にならないレベルまで抑えることができる。

 まずは、推奨のマイクを使うことだ。「Wii Uマイク」と「Wii U ワイヤレスマイク」はWii U、Nintendo Switch、PS4でも動作確認済みのマイクに選ばれている優れものだ。ケーブルの長さが4.8mもあり、大人数のパーティでもマイクの受け渡しが簡単なド定番のマイクだ。

【推奨マイク】
左が「ソニーエレクトレットコンデンサーマイクロホン ECM-PCV80U」、右が「Wii Uマイク」

 PS4で使うマイクならソニーの「ソニーエレクトレットコンデンサーマイクロホン ECM-PCV80U」もおすすめだ。こちらは、USB給電で動く高品質なエレクトレットコンデンサーマイク。金属製の高級感ある外見に加え、テーブルに設置できるスタンド付きで、実況やボイスチャットにも利用できる。マイクにはアナログ出力端子と、USBへの変換ボックスが付いており、変換ボックスにはスピーカーへのアナログ出力端子も付いているため、様々な用途で使える便利な1本だ。

 次の対策はスピーカーだ。テレビのスピーカーから出力すると遅延の幅が大きくなるので、音は外部出力するのが基本だ。Nintendo Switchと初期型以外のPS4では、イヤホンジャックからアンプかアクティブスピーカーに出力する。1人~2人くらいのカラオケなら数千円のPC用スピーカーで十分だが、それ以上となるとアンプ付きのそれなりに大きなスピーカーが欲しくなってくる。

 また、PS4初期型とPS4 Proには光デジタル端子が付いているので、こちらから外部出力することもできる。デジタルとアナログの変換を挟めばどうしても遅延が発生するので、光デジタルでも遅延0というわけにはいかないが、HDMI出力でTVのスピーカーから出すよりは多少改善される。DUALSHOCK 4のイヤホンジャックにPCスピーカーを接続してのテストも行なってみたが、途中にUSB接続を挟むためかそれほどスピードは改善されなかった。音質を考えれば光デジタルに軍配が上がるだろう。

 遅延について具体的に接続の仕方によってどれぐらい遅延が出るのか、それぞれの環境で遅延テストを行なってみた。モニターは55インチOELD。スピーカーは光デジタル出力をソニーのサウンドバー、イヤホン端子からのアナログ出力をBOSEのPCスピーカーでテストした。マイクはPS4が ソニーエレクトレットコンデンサーマイクロホン、Nintendo SwitchはWii Uマイクを使用した。

 「カラオケ@DAM for PlayStation 4」ではTV出力が138msec、光デジタル出力が102msec、アナログ出力が111msec、ワイヤレス接続時には112msecという結果になった。「JOYSOUND.TV Plus」ではTVスピーカーが112msec、光デジタル出力が100msecとこの2つの差は小さかったが、DUALSHOCK 4をワイヤレス接続すると131msecになり、音が完全に2重に聞こえるほどの遅延が発生したので、この使い方は辞めておいた方がよさそうだ。「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」は詳細な数字が出ないが、TVスピーカーでは遅延度「中」、イヤホンジャックからの出力では「弱」という結果だった。それぞれの遅延テスト結果は以下の通り。あくまでも体感だが、100msec前後辺りなら遅延はあまり気にならなかった。

【遅延検証(JOYSOUND.TV Plus)】
テレビスピーカー出力
光デジタル出力
DUALSHOCK 4ヘッドフォン端子(USB接続)からPCスピーカー出力
DUALSHOCK 4ヘッドフォン端子(ワイヤレス接続)からPCスピーカー出力
【遅延検証(カラオケ@DAM for PlayStation 4)】
テレビスピーカー出力
光デジタル出力
DUALSHOCK 4ヘッドフォン端子(USB接続)からPCスピーカー出力
DUALSHOCK 4ヘッドフォン端子(ワイヤレス接続)からPCスピーカー出力
【遅延検証(カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch)】
テレビスピーカー出力
ヘッドフォン端子出力

 ちなみにカラオケの大好きな筆者の父親は、Wii Uからアナログ接続でカラオケ用のアンプに繋いで、そこから大きなカラオケボックス用のスピーカーに出力している。こうすると遅延はほぼ発生しないため、実は筆者も人に言われるまでこの問題を認識したことがなかった。初期型のPS4と、PS4 Proには光デジタル出力端子が付いているので、家庭用のサウンドバーや、ホームシアターのアンプに音を出して、迫力あるサウンドを低遅延で楽しむことができる。

【光接続のサウンドバー】
今回はソニーのサウンドバー「HT-S200F」をPS4に光接続して使用した

 これらの対策をとることで、ほとんどの歌ではまったくなくなるとは言えないが、かなり気にならないレベルまで遅延を抑えることができた。もう1つの対策として、テレビの設定をゲームモードにすることで遅延が改善する場合もあるようだ。PS4ならだいたい100ms程度、Nintendo Switchなら遅延度「弱」なら気にすることなく楽しめるはずだ。

 それでもどうしても遅延が気になる、改善しない場合は、カラオケ用ミキサーなどをつないでマイクの音を外部入力してしまう方法と、もういっそマイクなしで歌うという方法がある。ただ、これらの方法だと採点機能が使えないのが辛いところだ。

【音声の遅延チェック】
「JOYSOUND.TV Plus」の遅延チェック
「カラオケ@DAM for PlayStation 4」の遅延チェック
「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」の遅延チェック

アプリ連携が便利な「JOYSOUND.TV Plus」

 チケットを購入し、マイクとインターネットの準備が整えば、後は予約をして自由に歌うだけだ。だが、ここでそれぞれのサービスには結構な違いがある。

 「JOYSOUND.TV Plus」にはディスク版とダウンロード版があり、ディスク版には常にランキングの上位にいるような定番曲や、「鳥の詩」や「メルト」などオンライン未配信の51曲が収録されている。この51曲はチケットなしで歌い放題だが、それ以外はダウンロード版と同じようにチケットを適用する必要がある。

 ダウンロード版の場合、最初から用意されている背景動画は2種類。初回起動時に、無料の背景映像をダウンロードするかを聞いてくる。背景映像は4GB以上と必要容量がかなり大きめなので、ダウンロードせずにスライドショーを背景として使うこともできる。ムービーカラオケという、カラオケボックスのような映像を楽しむには回線速度12Mbps以上が必要だ。

【JOYSOUND.TV Plus】

 曲の検索や予約は、コントローラー操作でもできるが、「キョクナビ」を使うと便利だ。キョクナビはPCやスマートフォン、タブレットなどとPS4を連携させることができるWebサービス。PS4のオプション画面から「キョクナビ」を選択し、表示されたQRコードを読み取るか、PCのページにIDとパスワードを入力してログインすることで、ブラウザを使って曲の検索と予約が可能になる。

 1度予約リストに入れた曲は演奏するまでは残っており、どの曲を演奏するかはその都度リストから選ぶことができるので、とりあえず歌いたい歌をどんどん予約しておいて、マイクを回しつつ歌いたい人が自分の歌を選択することができて非常に便利だった。

【スマホ連携】

シュールな気持ちにさせてくれる「JOYSOUND VR」

 「JOYSOUND.TV Plus」の売りの1つが、PS VRを使った「JOYSOUND VR」だ。これはその名の通り、ヴァーチャル空間でカラオケを楽しめるというコンテンツ。

 PS VRの360度背景動画を見ながら、好きなカラオケを歌う「VR背景映像」と、ゴールデンボンバーやアイドルグループのseeDream、アイドルユニット「Flower Notes」、「シンセカイセン」などのライブ風景をVRで楽しめる。自分で歌うというよりは、コンテンツを見て楽しむタイプのものだ。こちらは有料の買い切りになっており、1度購入すれば、期限なしでいつでも再生できる。

 無料の背景画像には3種類のパックがある、Vol.1は女の子たちが桜満開の小田原城址で遊ぶ「女子旅 -桜と小田原城-」や、イケメンホストがすべての角度から世話してくれる「イケメン執事」など5種類を収録。Vol.2、Vol.3も旅行やデートをイメージさせる映像を楽しむことができる。これらの映像は無料だが、再生するには「VR カラオケチケット」が必要になる。Vol.1の背景映像をセットにした無料の体験版もあるので、それを背景に好きな歌を歌ってみるのもいいかもしれない。

【JOYSOUND VR】

音質はいいが、予約UIにクセがある「カラオケ@DAM」

 「カラオケ@DAM for PlayStation 4」は通信回線速度3Mbps以上が推奨。毎週約200曲が追加されているという豊富な曲数と、チケット料金が「JOYSOUND.TV Plus」よりもやや割安というところも魅力だ。

 「カラオケ@DAM」では、100点満点で歌唱力を分析してくれる「精密採点」がある。具体的なアドバイスをもらえるので、次に活かしやすいのが特徴だ。さらにPS4には、ゲームのスコアのようにどんどん得点を加算していく「精密採点∞(インフィニティ)」という新しい診断方法も用意されている。

 こちらは精密採点よりさらに細かく歌唱力を診断。さらに歌っている最中に、音ごとに正確さを判定し「GOOD」、「BAD」というメッセージが次々に表示されるという、音ゲーのような雰囲気になっている。いい成績を連続して出すとコンボが発生し、得点にボーナスが付く。総合得点によって、その曲での全国順位とすべての曲での順位が表示される。

 難易度は3段階あり「Easy」あたりでは2桁のコンボを積み重ねることができるが、「Hard」はかなり難しく、自分にとってのド定番曲でも「Bad」が連続して心を燃やしてくれる。カラオケを極めたいという人なら楽しめるはずだ。

 DAMにはスマートフォンなどとの連携機能が用意されていないため、コントローラーで曲を検索、予約する必要があるが、この操作が慣れるまでは少々煩雑だ。文字入力はフィーチャーフォン式で、予測検索もあるのだが、今回の記事のために付き合ってくれた知り合いたちも、最初はかなり操作方法に戸惑っているようだった。素早くマイクを回すためにも、歌と歌の間隙はなるべく作りたくない人が多いはずなので、さらなる進化を待ちたい。

【カラオケ@DAM for PlayStation 4】

アプリ連携や演出など遊び要素も満載の「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」

 Nintendo Switchで遊ぶ「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」は、「JOYSOUND.TV Plus」と同系列のサービスではあるが、かなりNintendo Switchというプラットフォームに最適化されている。操作は左右のJoy-Conを外して行なう。

 遊ぶ前にまずやっておきたいのが、「キョクナビ」アプリとの連携だ。「JOYSOUND.TV Plus」ではQRコードを読み取って、ブラウザで予約できたが、「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」ではあらかじめGoogle PlayなりApp Storeで「カラオケ予約-キョクナビJOYSOUND」というアプリをダウンロードしておく必要がある。このアプリをスマホかタブレットで起動してから、キョクナビ連携のページに表示されるQRコードを、アプリの「リモコン」>「接続する」を押すと出てくるQRコードの読み取り画面を使って読み込むことで連携させることができる。

【キョクナビアプリ】

 Nintendo Switchのカラオケにはいろいろな遊び要素が用意されている。まず背景画像には、「スーパーマリオ オデッセイ」や「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」などのゲームのワンシーンをつないだスペシャルムービーがデフォルトで設定されている。アップテンポな曲では、スピーディなゲーム画面との相乗効果で盛り上がる。そのゲームを遊んだことがない人に興味を持ってもらえるというプロモーションの側面も大きいだろう。

 だがしっとりした曲や、筆者の父親が大好きな演歌だとかなり違和感がある。例えば「アームズ」の映像を背景に「天城越え」なんて取り合わせだと、何ともいえない違和感を覚える。実は、背景映像は予約の段階で「スペシャルムービー」、「カラオケムービー」、「ビジュアライザー」の3種類の中から選ぶことができる。だが、それに気づいたのは、小一時間マリオを背景に歌いまくった後だった。

 また筆者のお気に入りの機能が、「コンテンツ」画面にある「スターモード」だ。「野外スタジアム」、「ホール」、「ライブハウス」、「ストリート」という4つのシチュエーションで、それぞれのシーンにあったSEが曲の合間に挿入される。例えばホールなら、曲の始まりを会場全体からの拍手で迎えてくれる。さらに、時々画面に「ファンにひとこと!」などの指示が飛ぶので、それに合わせて声をかけたり手を振ったりしているだけで、芸能人気分を味わうことができる。

 ほかにも連携するアプリをダウンロードしておけば、歌詞を確認したり、「うたスキ」というSNSサービスと連携したりと、使い方の幅を自由に広げることができるのも魅力だ。

【カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch】

音漏れに気を使いつつ、1人でも仲間とでも楽しくカラオケ三昧

 今回3つ+VRのカラオケを試してみた。それぞれに個性があり、あくまでもイメージだが、「カラオケ@DAM」は個人の練習やゲームのようなソロプレイに主眼が置かれており、「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」は、他の人とのパーティプレイが主眼になっているように感じられた。「JOYSOUND.TV Plus」はその中間あたりの立ち位置で、最も汎用性が高いサービスといったところだ。

 もちろんどう使うかはその人次第なので、そうすべきと言いたいわけではない。だが、どのサービスでも時間を忘れて楽しく歌うことができた。ここで最後の注意事項だが、改めて言うまでもなく、音漏れには気を付けて欲しい。

 都市部では、一戸建てでもなかなか大音量でカラオケをする環境は難しいだろう。それでも家で1人カラオケが歌いたいという人向けに、口をすっぽり覆うカラオケ防音マイクカバーが販売されている。仕事終わりに1曲歌えば、スカッとリフレッシュできることうけあいだ。ぜひ、ご近所トラブルにならない程度に、優雅な家カラオケライフを送って欲しい。