ニュース
ようやくやってきたポスト「LEFT 4 DEAD」! 「EARTHFALL」プレビュー
3Dプリンタで武器作成し、防衛ラインを構築してエイリアンから地球を救え
2018年3月25日 02:13
ID@Xbox第2弾は、米国のデベロッパーHolosparkが開発しているCO-OPシューター「EARTHFALL」をお届けしたい。
「EARTHFALL」は、米国ワシントンに本拠を置く独立系のゲームデベロッパーHolosparkが開発しているFPS。エイリアンがやってきたという“世界の終わり”を迎えた地球を舞台に、4人で力を合わせてエイリアンと立ち向かっていく。ほとんど無名のデベロッパーだが、開発陣には、「Destiny 2」、「No One Lives Forever 2」、「Call of Duty 3」、「F.E.A.R」、「Bioshock Infinite」、「inFamous 2」などなど、新旧様々なFPSやTPSを手がけたスタッフがいて、そのクオリティは折り紙付きだ。現在、Steamでアーリーアクセス中で、今春PC、Xbox One、PS4向けに正式リリースされる予定となっている。
そのゲーム性は、スタッフに「見た目が『LEFT 4 DEAD』っぽいね」と問いかけると、「『LEFT 4 DEAD』に強いインスピレーションを受けて制作したゲームだよ」と答えるぐらい、CO-OPシューターの古典である「LEFT 4 DEAD」の強い影響を感じられる。
当然グラフィックスは美しくなっているし、演出も派手で、シューターとしてのクオリティも上がっているが、エイリアン(ゾンビ)の侵略によって荒廃したアメリカを舞台に、4人で力を合わせて群がり来るエイリアンを撃破していくという構図は、「LEFT 4 DEAD」とまったく同じだ。エイリアンの造形も心なしか、「L4D」のゾンビたちと似通っており、あのブーマーっぽいのもいる。
ステージは全部で10用意し、常に4人1組で行動する。オンラインで4人プレイすることもできるし、自分以外の3人はBOT操作で1人で遊ぶこともできる。
実際にパッドを手に取って遊んでみると、その違いがわかってきた。「L4D」との大きな差別化要因は、敵のラッシュだ。「L4D」では、地形と味方の配置、そして武器のチョイスによって、敵のラッシュを凌いだが、「EARTHFALL」ではストレートに、防衛設備を設置できるようになっており、タワーディフェンス的な要素を備えている。
武器も時代に合わせて3Dプリンターで製造できるようになっており、地面にはプロパンガスやグレネードなども落ちており、それらを活用してエイリアンの侵攻を凌いでいく。一定地点までたどり着くとクリアで、安全地帯で一息ついて次のステージに進んでいく。
アーリーアクセスということで、撃った感覚が弱かったり、敵の挙動が軽かったり、バリケードの設置もかなりアバウトですぐ侵入されたりなど、全体的な手応えは極上とまでは行かなかったが、ワシントン州の片田舎を丁寧に再現した風景は魅力的で、ディテールにもこだわりが感じられ、森や物陰から次から次に無数のエイリアンが襲いかかってくるのを仲間と撃退するのは楽しい。公式サイトの告知を見てもわかるように、正式サービスに向けて現在猛烈な勢いでアップデートが繰り返されており、クオリティアップも期待できそうだ。日本展開は、パブリッシャー次第ということだが、要注目のCO-OPシューターだ。