【特別企画】
東京ディズニーシー「ファンタジースプリングス」待望の入退場自由化フォトレポート
エリア内の模様を紹介。平日はゆったりできる場所も
2025年2月7日 17:50
- 【ファンタジースプリングス】
- 2024年6月6日 オープン
東京ディズニーシー8番目のテーマポート「ファンタジースプリングス」が、2月現在入場自由となっている。
「ファンタジースプリングス」は、「アナと雪の女王」の「フローズンキングダム」、「ピーターパンのネバーランド」、「ラプンツェルの森」の3つのエリアを擁し、2024年6月6日にグランドオープンしたテーマポート。オープン以来、多くのファンが来場するため、基本的には入場制限がかけられていた超人気スポットだ。
2024年7月以降は来場者(ゲスト)が少ない日に特例として自由入場できることはあったが、1月28日より正式に自由になったことが公式サイトにも記された。この記事では、そんなタイミングにあわせて「ファンタジースプリングス」への訪問を狙う方に向け、現場を訪れた感じた魅力を改めて紹介したい。
なお本稿ではエリア内の様子についてご紹介するため、アトラクションなどについては触れていない。アトラクションに関しては他の記事でご紹介しているので、合わせてご覧いただきたい。
エリアとレストランに全ゲストがアクセス可能!しかし注意点も
まずはじめに注意が必要なのは、「ファンタジースプリングス」は入退場が自由になったものの、アトラクションの利用には依然としてスタンバイパス(無料)またはディズニー・プレミアアクセス(有料)が必要となる点だ。
入退場自由となる前は、エリア内にあるアトラクションの参加権を取得するか、ファンタジースプリングスホテルへの宿泊、もしくは特定のホテルや宿泊プラン利用者のみが購入できるチケットを入手する必要があった。このたびの自由化にあたり、エリアへの入退場に関してはこれらの事前準備が不要となった形だ。
入退場が自由化したことで、東京ディズニーシー内でも屈指の「映えスポット」である風光明媚なロケーション下での写真撮影や、作品の世界観を見事に落とし込んだレストラン(「オーケンのオーケーフード」「ポップコーンワゴン」以外はモバイルオーダーのみ注文可能)にゲスト全員がアクセス可能となった。
パーク入口から最奥、「アラビアンコースト」と「ロストリバーデルタ」の間の通路より入場できる「ファンタジースプリングス」では、ピーターパンやエルサ&アナの巨大な石像を模したモニュメントが目に飛び込んでくる。その傍ら、滝のように水が流れ落ちる視覚的なインパクトに心奪われる人も多く、それぞれ思い思いに撮影を楽しんでいた。
取材日である2月6日の11時から12時頃、平日にも関わらずエリア内は多くのゲストで溢れかえっていた。やはりというべきか入退場が自由化したことで、人口密度はやや上がっている印象だ。
エリア中央に位置する「ピーターパンのネバーランド」のフック船長の海賊船やドクロ岩、「アナと雪の女王」がテーマの「フローズンキングダム」の広場といった断続的・集中的にゲストが訪れるスポットでは、ベストポジションを確保するために少し粘る必要はあるものの、基本的には自由に撮影が楽しめるくらいの混み具合だった。入口から見て奥側にあたる、ホテル寄りの場所にもミッキーやアリエルの像があり、こちらは空いていた。よりゆっくり撮影を楽しみたい方にオススメだ。
それぞれのゲストの心に刺さる景色にきっと出会える
ここからは、筆者が個人的に心躍ったスポットについても触れたいと思う。
「ファンタジースプリングス」への訪問は本取材で2回目だが、やはり海賊船「ジョリー・ロジャー号」とドクロ岩のある入り江は何度見てもイイ。海や船自体が好きなのでこの光景は一目見ただけでワクワクするが、船首部分からドクロ岩を正面に捉えると冒険心が掻き立てられる。
ドクロ岩の入り江を訪れれば、ピーターパンとフック船長の手に汗握る戦いがよみがえる。船では操舵手になった気分で写真を取ったり、フック船長の机に腰かけることもできる。またドクロ岩の内部に入ることができ、下を覗くと漂着した小舟がある。芸が細かいところも含めて見どころとなっている。
ダイナミックなエリア入口の滝、ギラギラとした海賊の息遣いを感じるドクロ岩の入り江などを通ってさらに奥へと行くと、湖に囲まれた城下町「フローズンキングダム」が現われる。これまでに見てきた風景とは一転しのどかな雰囲気だ。
しかしテーマになっている「アナと雪の女王」の人気ゆえか、ゲストの密集度は「ファンタジースプリングス」内でも随一。町を挙げた祭りの最中にいるような、そんな気分を味わえる一帯になっている。のどかな雰囲気とゲストの活気が同居し、まるで本物の城下町のように感じられた。
また、前回訪問した際はエリアに滞在できる時間が限られていたためあまり隅々まで見て回ることができず、ホテル前の広場を見逃していたのだが、今回はゆっくりと見物することができた。
そのなかでも、定期的に吹き上がる水流を背負うアリエルの像には見惚れてしまい、気がつくと写真撮影に夢中になっていた。きっとそれぞれのゲストの心に刺さる景色に出会えるのではないだろうか。
今回、取材で撮影できたのはエリア内の様子のみだったが、モバイルオーダーの用意さえ整えておけばカウンターサービス式のレストランも事前準備なしで楽しめる。いずれも作品の世界観に没入しながら美味しい食事が楽しめる空間となっているので、「ファンタジースプリングス」来訪の際にはぜひ利用してほしい。
(C)Disney