【特別企画】
3Dグラフィックスのキャラクターたちが彩る新しい「ぷよぷよパズルポップ」を先行体験!
「ぷよぷよ」シリーズの新たな金字塔になり得るポテンシャルを秘めた作品
2024年4月4日 09:00
- 4月4日より配信開始
セガは、「ぷよぷよ」シリーズの最新作「ぷよぷよパズルポップ」の配信を、ゲームサブスクリプションサービス「Apple Arcade」にて4月4日より配信を開始した。
同作は、長い歴史を持つ「ぷよぷよ」シリーズの中から多種多様な人気のゲームルールをプレイできることに加え、「Apple Arcade」ならではの利便性を活かしたマルチプレイやオンライン対戦も実装されている。
また、2016年に発売された「ぷよぷよクロニクル」に続く、3Dグラフィックスで表現された人気キャラクターたちの姿をオリジナルストーリーで楽しめる「アドベンチャーモード」では、これまでにないキャラクター表現でのおなじみの寸劇を、フルボイスで楽しめるシリーズファン必見の内容となっている。
今回は配信前に、先行して体験する機会を得られたのでさっそく紹介していこう。
細山田氏は、本作の開発には力を入れたと語っていたとおり、試遊の段階からその本気っぷりが随所にうかがえる完成度となっていた。シリーズファンもパズルゲーマーも是非チェックして欲しい。
「ぷよぷよ」の面白さを凝縮! 初心者から上級者まで誰でも楽しめる多種多様なゲームモード&サービス
まず注目したいのは、ゲームルールの豊富さ。ド定番の「ぷよぷよ」を楽しめる「ぷよぷよ通」と「ぷよぷよフィーバー」はもちろん、次々に出される問題を解きながらパズルを解く「なぞぷよ」や、「ぷよぷよテトリス」から実装され、新しい爽快感が楽しめる「ビッグバン」といった歴代シリーズの中でも人気の高い7つのゲームルールをリリース時から楽しむことができる。
また、iPhoneやiPadに搭載されているサービス「GameCenter」の使用により、最大4人までのオンライン対戦やマルチプレイにも対応。「ぷよぷよ」らしいパーティー感のあるゲーム体験を味わえるだろう。サブスクリプションサービス系の作品で、ここまで多種多様なルールを用意する太っ腹精神は見上げたものである。
1人で遊べるゲームモードが豊富な点にも注目。ひたすらぷよを消してハイスコアを目指す「とことん」モードや、CPUと「ぷよぷよ」ルールで対戦を楽しめる「ひとりでぷよぷよ」といった、従来のシリーズ作品ではお馴染みのモードに加え、オリジナルストーリーを楽しめる「アドベンチャー」モードなど、コンシューマータイトル並みのボリュームが詰め込まれている。
その中でも筆者が感動したのは、「ぷよぷよ」の基礎や上級者テクニックなどを教えてくれる「レッスン」モードの充実度だ。「同じ色が4つ以上つながると消える」という「ぷよぷよ」の基本ルールはもちろん、「階段詰み」や「ざぶとん詰み」といった「ぷよぷよ」で最も重要となる「連鎖」を起こすための手法なども、解説と実践を踏まえて丁寧にチュートリアルしてくれるのだ。
既存タイトルと異なり、初のサブスクリプションサービス作品である点を考慮して、今まで以上に幅広い層の初心者プレーヤーがプレイすることを想定しているのだろう。もうバチバチにビギナーを「ぷよぷよ」沼に浸からせる気満々な手厚いサポートを受けられるので、これまでパズルゲームが苦手で遊んだことがなかったプレーヤーも是非本作から挑戦してみてほしい。
実際筆者も、3連鎖を狙うだけで頭が爆裂するほどのパズル下手だったのだが、体験中にチュートリアルをしっかりプレイしてみた結果、ぷよの積み方が理解でき、5連鎖以上を狙えるパズル基礎力がついたことで、上手く積み上げることの面白味に気づくことができた。
このほか、各種デバイスコントローラー対応、シリーズ作品では最多となる言語対応、実力に応じて対戦が楽しめるレーティングシステムなど、「ぷよぷよ」入門に適した完成度とサービスを提供するサポート体制からも、今作に賭ける“本気度”が伝わってくるコンテンツ量となっているのだ。
ファン待望のオリジナルストーリー! 新キャラクター&新グラフィックで全く新しいストーリー体験も
オリジナルストーリーを楽しめる「アドベンチャー」モードでは、3Dグラフィックで表現された可愛らしい「ぷよぷよ」キャラクターの活躍を見ることができ、メインストーリーでは「アミティ」を中心に「アルル」や「りんご」など、シリーズでも屈指の人気キャラクターが多数登場する。
本作のオリジナルキャラクターである「メエーナ」によって「ユメのセカイ」に導かれた「ぷよぷよ」キャラクターたちが、閉ざされた「ユメのセカイ」から脱出する冒険が描かれるとのことで、シリーズらしい“ゆるふわ”な雰囲気かつ、キャラクターたちの掛け合いも含め、「ぷよぷよ」らしさ全開の物語が楽しめそうだ。
加えて、登場する各キャラクターごとにそれぞれのストーリーが用意されているのも特徴。長い歴史を持つ作品であり、推しキャラクターが居るプレーヤーも少なくないと思われるので、キャラクター愛の強いシリーズファンにはぜひおすすめしたいモードと言える。
3Dグラフィック&全身モーション付き「まんざいデモ」の進化
シリーズの特徴にもなっている「まんざいデモ」は、グラフィックが進化したことで表現に磨きがかかっており、キャラクターたちがさまざまな表情やリアクションで、プレーヤーを楽しませてくれるのも魅力の1つだと強く感じた。
バストアップイラストでの「まんざいデモ」が主流の「ぷよぷよ」シリーズにおいて、3Dグラフィックかつ全身モーションが付いている本作の「まんざいデモ」は画期的。キャラクターの新しい愛らしさに気づけること間違いなしとなっているので、シリーズファンはぜひ進化したグラフィックにも注目してもらいたい。
この進化した3Dグラフィックは、「ぷよ勝負」のカットイン演出などでも活用されている。画面に派手さが加わり、ゲーム全体にどことなく動きのあるスピード感が生まれているような印象だった。演出の進化はプレイする上で、楽しいポイントの1つとなっていた。
オリジナルの「まんざいデモ」を作れる「フォトモード」
そして、何よりもシリーズファンを歓喜させるであろう新モード「フォトモード」は、今作を語る上で欠かせない要素の1つだ。同モードでは、好きなキャラクターを配置してオリジナルの「まんざいデモ」を作ることができるため、進化したグラフィックを存分に味わるコンテンツとなっている。
配置したキャラクターに好きなポーズを取らせたり、背景を変えて物語性を付与して自分らしい物語を作るなど、オリジナルのセンスで作成した「まんざいデモ」をSNSなどで共有することができるのだ。セリフなどを追加する場合は、フォトエディターなどを使う必要があるが、公式ゲームでその土台となるモードを用意してくれているのは、ファンとしては堪らない要素と言えるだろう。
「ぷよぷよ」シリーズの新たな金字塔になり得るポテンシャルを秘めた作品
現在公開されている情報だけでもシリーズファンからパズルゲーマーまで、幅広い層にしっかり刺さるゲーム内容の「ぷよぷよパズルポップ」。「Apple Arcade」のサブスクリプションサービスでここまで遊べつつ、それでいてゲーム内課金がないのだから驚きだ。
また本作は、「Apple Arcade」を含む、さまざまなサービスを受けられるサブスクプリション「Apple One」でもプレイ可能。初心者でも「ぷよぷよ」の面白さや世界観をしっかり楽しめるボリューミーな内容となっている。既にサブスクプリションサービスに加入しているプレーヤーは、この機会にぜひ「ぷよぷよパズルポップ」を体験してみるのも良いだろう。
パズルゲームとしての充実度はもちろん、「ぷよぷよ」シリーズとしてのクオリティも高かったので、このゲームをきっかけに「Apple Arcade」への加入を考えても良いレベルだとガチで思っている。
「ぷよぷよ」シリーズの新たな金字塔になり得るポテンシャルを秘めた「ぷよぷよパズルポップ」。リリース後の展開も楽しみだ。
(C)SEGA