【特別企画】
「バイオハザード RE:バース」クローズドβテストプレイレポート
倒されても終わりじゃない。B.O.W.化してリベンジキルの爽快感がクセになる5分間のデスマッチ
2021年1月29日 11:53
2021年5月8日発売予定の「バイオハザード ヴィレッジ」。「バイオハザード ヴィレッジ」を購入したプレーヤーに無償で提供されるのが、オンライン専用タイトルとなる「バイオハザード RE:バース」だ。
「バイオハザード RE:バース」で現在明かされているのは、4~6人でデスマッチを繰り広げるサバイバルホラー対戦であるということ、バイオハザードシリーズでおなじみのキャラクターたちが使用できるということ、ゲーム内でプレーヤーの行く手を阻んできた強力な敵B.O.W.がプレーヤーの敵となること、1プレイ5分のポイントマッチ方式であることなどが挙げられるが、果たして実際のゲームはどのように進むのだろうか。
また、シリーズのファンであれば、2020年に発売された「バイオハザード RE:3」に同梱されていた非対称対戦型オンラインゲーム「バイオハザード レジスタンス」との違いも気になるところだろう。
2021年1月28日15時から、「バイオハザード RE:バース」のクローズドβテストが開始されたので、その模様をお届けする。プレイステーション 4版でのプレイレポートとなる。
「バイオハザード RE:バース」に登場するキャラクターや各スキル
「バイオハザード RE:バース」は、完全な個人戦となる。各プレーヤーは好きなキャラクターを選び、そのキャラクターで参戦する。
選べるキャラはクローズドβテストでは、クリス、ジル、レオン、クレア、エイダ、ハンクの6名。キャラクターごとに所持武器やスキルなどが違っているので、まずは自分のプレイスタイルに合うキャラクターを、どれかひとり極めるのがオススメ。
全キャラクターとも、基本武器はハンドガン。だがハンドガンは、固有武器が弾切れした時のためのものだと思っておいたほうが良い。本作では固有武器メインに戦うこととなるので、固有武器の使い勝手でキャラクターを選ぶのも良いだろう。
なお、ゲームの初回起動時には、まずチュートリアルからプレイすることとなる。ルールやスキルの把握のためにも、「バイオハザード」シリーズ熟練者でもチュートリアルは必ずプレイしておいたほうが良い。
Lスティックで移動、Rスティックがカメラ、R3でカメラリセット、L2構え+R2射撃、十字ボタンで武器の切り替えなど、基本的な操作は「バイオハザード RE:2」や「バイオハザード RE:3」と変わらないが、大きく違うのはL1ボタンとR1ボタンの役割。
L1とR1で発動するアクティブスキルを使いこなせないと、勝ち抜くのは難しい。チュートリアルで、アクティブスキルの使い方はしっかり掴んでおきたい。
また、キャラクターは倒されると、その場で強力なB.O.W.に変身する。どのB.O.W.に変身するかは所持しているウィルス数によって決まり、0の時はFat Molded、1の時はHunter γかジャック・ベイカー、2の時はネメシスかスーパータイラントとなる。
だが、どんなに強力なB.O.W.も、決して無敵なわけではない。特にB.O.W.同士の戦闘になると、相手次第では為す術もなくキルされてしまうので、高い能力に頼り切るわけにもいかない。
「バイオハザード RE:バース」での1プレイの流れを紹介
ここからは簡単に1ゲームの流れを紹介しよう。ゲームは、1プレイ5分のデスマッチ。まずは好きなキャラクターを選んで、マッチングを開始。キャラクターは好きに選んで良い。
無事マッチングされると、ゲーム開始。この日はクローズドβテストが開始したばかりということもあって、マッチング待機時間もほぼなく、常に最大人数の6名が揃い続けた。
改めてゲームのルールを説明すると、5分間の間にとにかくポイント数を稼いだプレーヤーの勝利となる。基本的には他のプレーヤーをキルすることでポイントは上がるのだが、連続でキルを決めることで高いポイントを稼ぐことができたり、また自分を倒した相手にリベンジすれば特別ボーナスを得ることが出来るので、ポイント数を稼ぐためのコツは覚えておこう。
ゲームのステージとなるのは、今回のβテストではラクーンシティ警察署のみ。各プレーヤーはバラバラに配置されるので、まずは自分の戦術によってどのように動いていくかを考えると良いだろう。
自分が倒されてしまうと、その場でB.O.W.に変身。持っているウィルス数によって、どのB.O.W.になるかはおおよそ決まっている。この時はネメシスへと変身した。
なおB.O.W.の状態で倒されるか、B.O.W.の変身ゲージが0になると、ランダム地点からリスポーンする。
リベンジで気を付けたいのは、自分が誰かにリベンジするばかりではなく、自分が誰かをキルした時は、自分がリベンジ対象になるという点。
つまり、他のプレーヤーを倒したからといって、その場で喜びに浸っていては、B.O.W.に変身した相手に一瞬にしてリベンジされてしまい終了、となるのだ。なので、他のプレーヤーをキルしたあとは、可及的速やかにその場を離れるのが、ポイント稼ぎのコツ。
とにかく自分は倒されずにキル数を稼ぐのが一番の勝利への近道だが、倒されずに相手だけを倒していくのは慣れないと難しい。なので、まずは「倒されてもいいから、その分キルも稼ぐ」を目標にして、プレイするといいだろう。
また、倒されればB.O.W.になれるということもあるので、倒されるのは決してマイナスばかりではない。特にB.O.W.はいずれもフィニッシュ技を持っており、上手く相手にフィニッシュ技まで当てられれば、ポイントに繋がる。
何度死のうとも、最後に獲得ポイントが高かったプレーヤーが勝利となるため、ステージに配置された武器やアイテムを駆使して、より多くのプレーヤーを倒すことが重要だ。また、人間状態でキルした時のほうがポイントを稼げるので、上達してきたらB.O.W.の力に頼るよりも、人間のままでキルを稼ぐことを優先したい。
とはいえど、順位はどうしてもマッチングするプレーヤー次第でもあり、上手いプレーヤーに当たれば勝てないし、自分と同じくらいの腕前のプレーヤーが揃えば得点もほぼ横並びの勝負になる。
なお、「バイオハザード レジスタンス」にあったようなキャラクターのレベル要素的なものについては、クローズドβテストの段階では見受けられなかった。
上手いプレーヤーがいるとその上手いプレーヤーの一人勝ちとなってしまう傾向はあったものの、5分間という短いバトルな上、筆者の場合は順位よりもB.O.W.でフィニッシュ技を決めるほうが楽しかったため、あまり心が折られるようなことはなかった。
製品版ではプレーヤーランク的なものが導入されるのかどうかまだ不明ではあるが、プレーヤーランクによってある程度腕前が同じくらいの人とマッチングされるようであれば、より一層面白いゲームとなりそうだ。
本作は「バイオハザード ヴィレッジ」を購入した人に無償で提供されるが、充分一本のゲームとして成立するクオリティ。ぜひサービス開始日を楽しみにしていてほしい。
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