【特別企画】
本格タワーディフェンスと重厚感のあるストーリー!「アークナイツ」CBT徹底レポート
2019年12月27日 13:22
- 配信:未定
- 価格:無料(アイテム課金制)
YostarはAndroid/iOS用タワーディフェンス「アークナイツ」において、Android向けにクローズドβテストを2020年1月2日まで実施している。
本作は戦略性の高いタワーディフェンスに加え、独特かつビターな物語が楽しめるタイトルで、日本に先駆けてサービスが行なわれている中国では既に大人気となっている。今回はそんな「アークナイツ」の日本語版クローズドβテストに参加したので、早速紹介していきたいと思う。
「オペレーター」の配置・方向・スキルがカギとなる戦略性の高い本格タワーディフェンス!
本作のメインは何といってもタワーディフェンス形式のバトルシステムだ。プレーヤーは戦場の指揮官となり、リアルタイムで押し寄せる敵NPCを共に戦う仲間「オペレーター」を駆使して拠点を守りつつ撃退していく事となる。オペレーターは時間経過で貯まる「コスト」を各オペレーターによって決められた数値分消費する事で戦場に配置していくので、戦況に合わせてコストを上手く管理しながら部隊を展開していく事が重要となる。
戦場に配置する際にはオペレーターの”向き”も重要となってくる。配置時にオペレーターをどの方向に向かせるかによってアクションを起こす範囲が決まるため、お門違いな方向や場所にオペレーターを配置してしまうと全く機能しなくなる事もある。一度配置したオペレーターは撤退させて再配置する事も可能だが、撤退するとデメリットとして再配置までに時間が必要となり、配置時にコストも余分に消費する事になるので、戦略的な配置がプレーヤーには求められるのだ。
そして「オペレーター」にはそれぞれ役割として「ジョブ」が割り振られている。ジョブにはそれぞれ特徴が存在し、能力は低いがコストが軽く序盤から使いやすい「先鋒」や、防御力の高い重騎兵に対して有効打を与えられる「術師」など、各ジョブ毎に行なえるアクションや特徴は様々だ。本作ではそこに加えて各オペレーターが固有の「スキル」や「特性」を保有している為、同じジョブでも役割が被る事が無く、非常に幅広い戦術を生み出す事が可能となっている。
本作はこの各オペレーター毎の特徴を生かした戦術を考えるのが非常に楽しい。防御力の高い「重装」で大量の敵を足止め+複数の敵に攻撃できる「術師」で一掃するなどのコンボや、敵を倒す事でコストを貯めることができる「先鋒」を活用して早々にコストが重い強力なオペレーターを呼び出すなど、戦い方は無限にあると言っても過言では無いだろう。オペレーターを上手く活用できるかどうかはプレーヤーの腕に100%掛かっているので、非常に高いゲーム性を味わうことができるのだ。
一方で戦術性が多様ということは、「タワーディフェンスをやり慣れていないプレーヤーは上手く遊べないのでは?」と感じる方もいるかと思われる。そんな初心者プレーヤーに向け、本作では最序盤にタワーディフェンスの基礎が学べるチュートリアル的なステージが用意されている。かくいう筆者も実はタワーディフェンスに慣れていないプレーヤーの1人で、上で挙げた作戦もチュートリアルで学んだことを活用しただけだったりする。タワーディフェンスに不慣れでも本作のチュートリアルで順序良くゲーム性を学ぶ事ができるので、本作は非常に楽しくプレイできた。
荒廃した世界で繰り広げられる重厚感のあるストーリー!
本作のストーリーは非常にビターで読み応えのある物となっている。正直共に戦うオペレーター達が可愛らしいのですっかり油断していたが、ストーリーで繰り広げられる重くシリアスに満ちた展開には筆者も強く引き込まれた。ネタバレを避けるため詳細な記述は避けるが、記憶を失った状態で目覚めた主人公がとある事象によって荒廃した世界で争いに巻き込まれていく……というのが冒頭のストーリーで、主人公の正体や世界の謎が常に気になる、緊張感のあるストーリー展開はお見事だ。
バトル以外にもやれる事は盛りだくさん!「オペレーター」との交流を楽しもう!
今回のCBTで判明したバトル以外の要素についても触れていきたい。まずは資源の調達やオペレーター達との親密度を上げるなど、やれる事が非常に多い「基地」についてだ。基地はストーリーをある程度進める事で解放される要素で、バトルなどで入手できる素材を使って「基地改造」を行ない、様々な施設を作る事で数多くの恩恵を受けられる。
続いて取り上げるのは「公開求人」という要素だ。新たなオペレーターは「スカウト(所謂ガチャ)」か公開求人を行なうことで入手できる。公開求人ではゲーム内で手に入る「求人票」というアイテムを使用したのち、求人時間を設定。定めた時間が経過したあとにオペレーターを入手できるのだ。寝る前などゲームを閉じる前に公開求人の設定をするだけで良いので、気楽に仲間を増やす事ができる。
そして最後に取り上げるのは、物語やキャラクター達への理解を深めるデータベースの数々だ。本作には資料集のようなコンテンツ「図鑑」が備えられており、オペレーター同士の関係性や、各オペレーターのプロフィールを閲覧できたりと、ゲームの世界観やキャラクター性にも力を入れている事がわかる。加えて「オペレーター」の見た目が変化する「スキン」機能があったり、親密度によって解放されるオペレーターとの会話などもあり、バトル以外の部分でもプレーヤーを虜にする要素が詰め込まれている。
本作はバトル面もストーリー面も非常に完成度が高く、中国で大ヒットしているのも納得の出来だ。現状配信日は未定となっているが、事前登録が既に開始されており、それを記念したプレゼントキャンペーンやアニメPVの公開なども行なわれている。是非事前登録やTwitterのフォローをしつつ、続報を待って欲しい。筆者はもう暫くCBTでお気に入りの「オペレーター」と共に荒廃した世界を楽しもうと思う。
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