【特別企画】

音楽をテーマにした世界観と130人以上の美少女たち!「ガールズシンフォニー:Ec ~新世界少女組曲~」先行プレイレポート

12月5日 配信予定

 DMM.com OVERRIDEから12月5日にリリース予定のRPG「ガールズシンフォニー:Ec ~新世界少女組曲~」。

 本作のストーリーは音楽の力を狙う「文明ギルド」と「音楽解放戦線」という勢力が争っている「ハルモニア」に、プレーヤーは「指揮者(コンダクター)」として降り立つ……というものだが、実は本作は2017年にリリースされた「ガールズシンフォニー ~少女交響詩~」をリニューアルした作品だ。ゲームとしての奥行きを用意するためシステム面などが全面的に改修されるのはもちろんだが、新たにスマートフォンでプレイ可能になることもポイントのひとつと言える。

 今回はDMM.com OVERRIDEの梨木勇介氏のガイドを受けつつ、本作を先行して体験することができたので、そのレポートをお届けする。

【【ガールズシンフォニー:Ec ~新世界少女組曲~】オープニングムービー】
ゲームについて解説をしてくれたDMM.com OVERRIDEの梨木勇介氏

音楽をテーマにしたユニークな世界観と、可愛らしい美少女達に囲まれる幸福感

 筆者は「ガールズシンフォニー」というIPに触れたのは初めてだったのだが、いわゆるソーシャルゲーム、ブラウザゲームの基本的なシステムを踏襲して直感的に触りやすくしつつ、「音楽」をテーマにした世界観や、そこから生まれるユニークなコンテンツが本作ならではの魅力だと感じた。リニューアル前をプレイしていたファンには安心感があるだろうし、本作を新たに始めるプレーヤーにとっては新鮮で魅力的な世界観になっている。

 そして本作の1番の魅力はなんといっても可愛らしいキャラクターたちだ。史実の音楽家をモチーフにした「パフォーマー」、実在する楽器をモチーフにした「ニュムパ」がいるのだが、どのキャラクターも個性的。キャラクターも130キャラクター以上と非常に多いので推しキャラクターが必ず見つかるはず……というか複数の推しキャラが登場して困ってしまうほどだろう。

 後述するがキャラクターの育成要素は多岐に渡り、いわゆるレアリティが低いキャラクターでもレアリティを上げることができたりと、お気に入りのキャラクターに愛情を注いで一緒に成長していくことができる。このやりこみ要素も本作の魅力の1つだ。

 そして彼女たちは戦闘や演奏会で活躍してくれるのはもちろんだが、好感度を上げることで彼女達とのストーリーを楽しめる。さらにキャラクターのボイスも30種類以上あるとのことで、多数いるキャラクターの中から"推し"を見つけてゲームを楽しみたい。

可愛らしいキャラクター達。推しキャラクターをじっくりと育てていきたい
ちなみに筆者の推しキャラクターは「エマ・シャブリエ」だ

 ゲームの流れは「召喚」システムでキャラクターを獲得しパーティを編成、クエストを進めて敵とのバトルに打ち勝ちながら、ストーリーを楽しむ。さらなる強敵に挑むためにキャラクターを強化したり、パーティの構成を変更して先に進んでいくという流れになる。メインストーリーにあたる「クエスト(ハルモニア)」を順番にプレイしていくことで、主人公が所属する「音楽解放戦線」が「文明ギルド」の侵略に立ち向かっていく、というストーリーが展開されていくが、リリース時点ではリニューアル前に実装されていた第1部から第3部に加えて新たに第4部が用意され、その後も3カ月連続でストーリーが追加されていく予定とのことだ。

 クエストにはハルモニア以外にもキャラクターを育成するアイテムが入手できたり、前作の復刻イベントなどに挑戦できる「ヴィエンナ音楽院」、さらには「ハルモニアがもし終末を迎えたら」というifを描くストーリーが楽しめる高難易度コンテンツ「ディソナンシア」なども用意されている。

クエストを進めてメインストーリーを楽しんでいくのが基本的な流れだ

 クエストではもちろんバトルが発生する。バトルは基本的には事前に編成した楽団(パーティ)によるオートバトルになる。楽団はバトル中に前線で戦う「コンバット」と後ろから演奏で戦闘をサポートする「オーケストラ」で成り立っており、「コンバット」には他ユーザーの楽団から助っ人を呼ぶことができる。

 キャラクター達には武器種という概念があり、近接武器の剣や斧、遠距離武器の弓や銃などがある。コンバットの編成では前衛には近接武器を持ったキャラクターを、後衛には遠距離武器を持ったキャラクターを配置したい。

 細かく拘っていくとどのキャラをどこに配置するか、どの武器種のキャラクターを編成するかなど戦略要素が多いのだが、梨木氏によるとゲームに慣れるまでは「自動編成」で編成を任せてしまうのがオススメとのことだ。基本的には自動編成で最適な編成にしてくれるのだという。ゲームに慣れてきて高難易度コンテンツに挑戦するときなどはじっくりと拘りたい。

 オーケストラは戦闘時に「黄金の旋律」という演奏でコンバット達をサポートする。「黄金の旋律」はバフやデバフといったサポート的な効果のものから、直接相手にダメージを与えるものまで効果は様々。こちらの編成もバトルのポイントになる。そして開発陣のこだわりを感じたのが、もちろんこの「黄金の旋律」は実在するクラシックの楽曲になっている。パーティ編成画面で試聴まででき、世界観を重要視していることが伝わってくる要素だ。

編成もキモになるが、最初は自動編成で、慣れてきたら手動で編成するのがオススメだ
他の要素もそうだが「音楽」というテーマを大事にしているのが伝わってくる

 バトルは基本的にフルオートだが、スキルにあたる「音楽魔法」の発動や、「黄金の旋律」の発動タイミングなどはプレーヤーが戦況を見ながら発動させることもできる。逆にサクサクと周回したいというニーズに答える形でバトルスピード2倍なども用意されており、じっくりとバトルを楽しむことも、とにかく周回してアイテムを集めるということもできる仕様だ。

バトルも派手で見ていて飽きない。サクサクと周回したい時用にバトルスピードも調整できるので、かゆいところに手が届く仕様だ

 本作のやりこみ要素の1つがキャラクターの強化だ。「レベルアップ」、「進化」、「装備強化」、「覚醒」、「シンフォニアツリー」、「レアリティアップ」といった要素がある。これらの要素はスタンダードなシステムなので直感的に理解できた。梨木氏によると特に「進化」に注目して欲しいという。キャラクターを進化させることでイラストが変化していくのだが、今作からもう一段階上の進化として「超進化」が実装されている。超進化可能なキャラは続々追加されていくとのことなので、推しキャラクターの超進化実装を楽しみにしたいところだ。

 また、本作ならではのユニークな要素として「シンフォニアツリー」も取り上げたい。いわゆるスキルツリー的な存在で自分の強化したいスキルを選択して強化していく、というシステムなのだが、後に獲得したものほどステータスの上昇率が高くなるというシステムになっている。手っ取り早く目的のパラメーターを上昇させるか、遠回りしてでも後で多くの効果を得るか。この辺りは育成方針の違いが出るポイントになる。

素材を合成してキャラクターをレベルアップさせていく
スクリーンショットの右側にあるのが「シンフォニアツリー」。どのルートで獲得していくかもキャラクターの育成には重要なポイントになる。

 他にもキャラクターたちを遠征させることでアイテムが入手できる要素や、街の人に向けて演奏会を行なってアイテムを入手する要素など様々なコンテンツが用意されている。リニューアルによってメインのストーリーを楽しみつつ、自分の推しキャラクターをどこまでも成長させていけるようなボリュームがある作品に仕上がっている印象だ。このユニークな世界観に触れつつ、推しキャラクターを見つけてじっくりとプレイしたいタイトルだといえる。

 最後に梨木氏は、「世界観や魅力的なキャラクターが本作の特徴の第一に挙げられるのですが、そのほかにもPCブラウザゲーム、SPブラウザゲームとして快適に遊べるところやゲーム自体の遊びの奥行といった部分にもこだわりを持って制作しています。リリースまであと少しお時間をいただくことになりますが、是非興味をもった方はプレイしていただけると有難いです」とコメント。また、前作にあたる「ガールズシンフォニー ~少女交響詩~」のプレーヤーに対しては「お待たせして申し訳ありません」としつつ、「前作を遊んでいただいていた皆様にはより満足いただけるよう全力でリニューアルを進めてまいりました。リリース日には多くの皆様に遊んでいただけることを糧にスタッフ一同開発に勤しんでおります」と語った。

コンテンツ不足なんて言わせない! リニューアル後の「ガルシン」は遊び方たっぷり