【特別企画】

「ボーダーランズ3」は日本語吹替が大正義! ペット使いの4人目「FL4K」先行体験レポート

3匹のペットの役割、アクション・スキルの性能を解説!

9月13日発売予定

価格:
【スタンダード・エディション】
7,400円(税別)
【デラックス・エディション】
9,500円(税別)
【超デラックス・エディション】
12,800円(税別)

 「ボーダーランズ3」の日本語吹替版をついに触ることができた! 9月13日に迫る発売を前にして、プレイアブルキャラクターの1人「FL4K(フラック)」の先行体験会でのことではあったのだが、正直なところ、そこで動いていた日本語吹替版の出来の良さにひとり歓声をあげていた。

 この体験会までに公開されていたトレーラーやデモプレイ映像は英語版のみで、もちろん「ボダラン3」そのものを発表時から楽しみにしていたのだが、簡単に言うと今回の体験会までは真にピンと来ていなかったのかもしれない。

 あまり意識していなかったのだが、筆者は「ボダラン2」を日本語吹替でプレイしていた。その影響もあって、今回のバージョンに触れた瞬間、「ボダラン2」の楽しかった記憶が急にフラッシュバックしてきたのだ。雑魚キャラも含めてハイテンションで喋り散らし、「生きてるって実感するぜー!!」、「苦しみが、まだ足りなぁーい!!」などと断末魔の声をあげながら爆散していく。

戦っている最中も倒した後も口数の減らない大変賑やかな方々

 そうそうこれこれ! シリーズ随一のおとぼけ大将、クラップトラップ(日本語CVは高木渉さん)は冒頭から持ち味MAXだし、ミッション1つ1つの奇妙な設定とセリフ、演出には笑うこと間違いなし。日本語吹替版をプレイしたことで、「ボダラン」がなぜ「ボダラン」なのかを再認識できた。「ボダラン」ファンのみなさん、「ボーダーランズ3」は日本語吹替が大正義ですよ!

相変わらずのクラップトラップ。冒頭のステルスモードラップは必見

常に相棒がそばに! FL4Kのポイントを紹介

 さて体験会の本題はFL4Kである。クラス名は“ビーストマスター”で、3匹いる(奇怪な)ペットのうち、1匹を常時連れて歩けるのが最大の特徴だ。

“ビーストマスター”のFL4K

 要は、FL4Kを使うことは、味方が常に1人増えることを意味する。ペットは体力があり、残り体力が尽きればフィールドからいなくなる。ただし瀕死時は蘇生が可能だし、死亡した場合も時間経過で自動復活する。ペットにはどの敵を目標とするか指示を出せ、時に敵の攻撃を受け止める囮にもなる。文字通り、いい相棒として大いに活躍してくれるだろう。使用できるペットは以下の3匹だ。

・ジャバー
 片手に銃を持った猿型ペット。相棒にするとFL4Kの移動速度が上昇。攻撃指示ではレディエーション・バレルを敵に投げつける。

ジャバー

・スパイダーアント
 クモ型のペット。選択すると1秒毎にライフが回復する。攻撃指示で敵に突撃する。

スパイダーアント

・スキャッグ
 犬型のペット。選択するとFL4Kの攻撃にダメージボーナスが加わる。攻撃指示を出すと、敵に酸を吐きつける。

スキャッグ

 発動型のアクション・スキルは、敵から見えなくなって次の3発が必ずクリティカルヒットになる「フェイド・アウェイ」、鳥型モンスターの「ラック」を呼び出して敵を攻撃できる「ラック・アタック!」、そしてペットを巨大化して敵に攻撃する「ガンマ・バースト」の3つがある。

 またFL4Kのスキルツリーは自身の能力を伸ばすだけでなく、スキルツリーの成長度合いに応じてペットにステータスボーナスを与えられる。「フェイド・アウェイ」はジャバー、「ラック・アタック!」はスパイダーアント、「ガンマ・バースト」はスキャッグと関連付けられているので、将来的に成長させたいペットを考慮に入れながら、成長させるスキルツリーを決めていくのがセオリーとなるだろう。

フェイド・アウェイ
ラック・アタック!
ガンマ・バースト

 個人的な注目は、「ラック・アタック!」と「フェイド・アウェイ」だ。「ラック・アタック!」は最初から2回連続で使えるため、一気に火力を出し切ってもいいし、1回だけ使って予備を残しておくなど使い勝手がいい。スキルツリーを伸ばすと使用回数が増えたり、追加効果が付与されたりする。ペットとの連携も相まって、にぎやかな戦闘が好みならおすすめのスキルだ。

 また「フェイド・アウェイ」は、敵から見えなくなるというのがポイント。ショットガンなどを装備し、「フェイド・アウェイ」で身を潜め、敵にこっそり近づいてからズドン! がなんとも気持ちいいスキルである。「ラック・アタック!」とはまったく違う、ステルス的立ち回りが可能になる。筆者的には製品版で扱いたいキャラクター&スキルNo.1である。

 ちなみにFL4Kのセリフは基本的に寡黙だが、その奥底に血を渇望するような野生をたぎらせている感じがある。淡々と、しかし獰猛に敵を血祭りにあげていくようなプレイスタイルが好みなら、ぜひチェックしていただきたい。

「ラック・アタック!」発動シーン
「フェイド・アウェイ」発動シーン

モズとの共闘で役割分担がより明確に

 続いて、体験会ではマルチプレイもできた。GAME Watchでは筆者がFL4K、もう1人がモズをプレイし、2人プレイでミッションをトライしていった。

 マルチプレイに触れると、キャラクターごとの特性の違いがよりはっきりと表われてくる。モズは固有のアクション・スキルで、巨大ロボの「アイアン・ベア」を呼び出し、搭乗して戦える。そしてその背中にはもう1人のプレーヤーも乗り込んで戦えるというロマンあふれるキャラクターだ。

モズが発動した「アイアン・ベア」の背中に乗れば、気持ちよく掃射できる

 巨大ロボは火力がパワフルだが、その巨体さゆえに的にもなりやすい。一定以上ダメージを受けるとロボから強制的に降りることになるので、大多数の敵に囲まれたり、高ダメージを食らうボス戦では性能を活かしきれなかったりする。

 そこで効いてくるのがFL4Kとそのペットだ。モズの担当者に聞いたところ、FL4Kとペットがどんどん前に出て敵の注意を逸してくれたことで、後方から「アイアン・ベア」の高火力を活かせたという。マルチプレイでは、それぞれの役割を意識すると立ち回りがより楽しくなるだろう。

 今回の体験はトータル2時間程度のプレイだったが、はっきり言ってまったくプレイ欲を満たせなかった。発売まで残すところ1カ月あまり。爆笑血まみれの暴力世界にはやいところ突入したいです!

「アイアン・ベア」が戦っている姿を第三者視点で見るのもまた一興
こちらは「地面の割れ目に飛び込んでみよ」と言われるミッション。飛び込むと当然のように死亡するのだが、復活後「あまりに愚かだが面白いからOK」などと言われてミッションが進行する。こんなの笑うしかない
発売が楽しみ!