【特別企画】
DMM GAMESが贈る新作MMORPGは、一筋縄ではいかない骨太ファンタジー作品!「MT:エピックオーダーズ」先行プレイレポート
2019年5月17日 12:00
- 2019年夏頃 配信予定
DMM GAMESが2019年夏頃に日本配信を予定しているAndroid/iOS向け新作タイトル「MT:エピックオーダーズ」は、中国大手ゲーム開発会社であるLocojoyが手がけたMMORPG。中国のアニメ作品「我叫MT(私はMT)」を原作としている作品だ。
「我叫MT」という作品は日本では決して知名度があるとは言えないが、中国では2009年の誕生以来、2018年までの約10年間で計6シリーズもの作品が公開されるなど絶大な人気を誇っている。その一方で今回のMMORPGは、IPタイトルならではのカジュアルさと、熱心なゲーマーも唸る骨太な難易度を両立した作品に仕上がっている。
日本国内での配信は2019年夏頃とまだ時間があるが、それに先駆ける形でプレイする機会が得られたので、インプレッションをお届けする。
キャラクターモデルはまったく異なる2種類を用意
「MT:エピックオーダーズ」において、プレーヤーは8つの職種から役割を選択し、仲間と協力しながら冒険の舞台となるエミリア大陸の謎を解き明かしていく。壮大な世界観で描かれたオープンワールドで展開されるストーリー、やり込み要素満点の育成コンテンツなどボリュームも申し分ない。また、特にフィールドのグラフィックスはスマートフォン向けらしからぬ美しさを誇り、思わず手を止めて周囲の風景を見て回りたくなるような光景が広がっている。
そして本作最大の特徴と言えるのが、アニメのキャラクターを忠実に再現したSDモデルと、頭身の高いリアルモデルの2種類から選択できる点だ。本作には仲間を守るタンク型のウォーリア、チームのサポート役として活躍するシャーマン、後方アタッカーのメイジ、単体回復に長けたプリースト、近距離アタッカーのローグ、悪魔召喚を行なえるウォーロック、遠距離アタッカーのレンジャー、そして大熊に変身する能力を持つガーディアンの8種類の職種が存在し、そのすべてに2通りのモデルが存在する。そのいずれかを、ゲーム内でいつでも自由に変更できるのだ。
モデルによって見た目はもちろん大きさもまったく異なるが、それによるプレイフィールの違いはない。扱うスキルも歩くスピードも変わらないので、プレーヤー自身の好みで決めていいだろう。ちなみに日本版は丹沢晃之さん、緑川光さん、下田麻美さん、原由実さんといった声優陣による吹き替えが施されているが、ボイスもまたモデルによって変更される力の入れよう。モデル変更によるペナルティもないので、まずは両方を試して気に入ったほうをチョイスするのもよさそうだ。
戦闘システムは画面左側のバーチャルパッドで移動、右側に表示されるアイコンの数々で通常攻撃やスキルを繰り出せる。また回復アイテムを装備して、瞬時に使用することも可能だ。スキルは職種によって豊富に用意されており、威力や効果、攻撃範囲もさまざま。臨機応変に対応できるよう、スキル効果やタイミングを意識しておくといいだろう。
また広大なフィールドを移動するにあたって、便利な自動移動はもちろん搭載されている。また画面上を2本の指でピンチインするとキャラクターをズームアップでき、最大までズームすると周囲のインターフェイスが消えるという、些細ながら嬉しい機能も。”スクショ映え”するこの機能は、SNSアカウントを持つ人にはぜひ試してもらいたい。
マルチコンテンツは一歩間違えれば即敗北の緊張感
本作はMMORPGということで、当然ながらマルチプレイの数々も多く搭載されている。具体的には5人チームでボスに挑むPvEや最大200対200のマッチが楽しめるGvG、またギルドメンバーのみで入ることのできるギルドボスや、少人数での対戦が可能なPvPアリーナも用意されている。
その中でももっともポピュラーで、気軽に挑戦できるのはPvEだろう。こちらは多彩なダンジョンの中から自身のレベルに合ったものを選び、いつでも、そして誰とでも楽しめるモードになっている。
推奨レベルにパーティメンバーがどれだけ近づいているかによって変わるが、ダンジョンはおよそ10分程度でクリアできる。ダンジョンの構造は決して複雑ではなく、道なりに通常のモンスターを倒していくとやがてボスが現われ、それを倒すと次のエリアへ移る。最終的に3体目のボスを倒せばクリアという形だ。
体験してみて真っ先に感じたのは、牧歌的な雰囲気に対して難易度が高く、骨太な仕上がりになっている点だ。タンク職がしっかりと前衛で攻撃を受け止め、ヒーラーが絶え間なく回復に努める。その隙に攻撃役が効果的にダメージを与えていく。これ自体はMMORPGでお馴染みの流れではあるものの、基本をしっかり把握してないとあっという間に敗れてしまう。ダンジョンに入る前には、装備品はもちろんのことパーティのバランス面も考慮しておきたい。
例えば「亡者の廃墟」と呼ばれるダンジョンはかなりコンパクトな道のりで、ただ歩くだけなら数分もかからない。しかし最初に現れるボス「ゴブリン破砕者」がいきなり強力で、範囲攻撃でタンクから後衛までまとめてダメージを与えようとしてくる。そのためタンクの位置取りが非常に重要になるのだが、それだと今度は防戦一方で攻撃に転じるのが難しい。またスピードもかなりのもので、一瞬でも油断するとヒーラーがダメージを受けてしまう。
ちなみに、パーティメンバー全員が戦闘不能になってしまってもボス直前の地点から復活することが可能。このときは敵の攻撃範囲外なので、仲間とじっくり作戦を練って再戦に臨むのもいいだろう。
バトルシステムやマルチコンテンツは決して奇をてらったものではなく、MMORPGに触れたことのある人ならすぐに馴染める設計になっている。それでいてビジュアル面では2種類のモデルを用意するなどかなり奇抜な要素も盛り込んでおり、マルチコンテンツではSDモデルとリアルモデルがともに戦う、なんとも個性的な場面を見ることもできる。これもまた本作でしか味わえない楽しみであり、一見の価値があると言えよう。
正式配信まではもう少し時間があるが、本作は5月31日18時よりクローズドベータテストを実施予定で、現在特設ページにて5月28日までCBTの参加応募を受付中。さらにテスターに応募すると抽選で「Nintendo Switch」が当たるキャンペーンも実施されている。気になる人はこの機会に登録を済ませ、来たるCBT、そして配信開始の瞬間に備えておきたい。
※画像は開発中のものです。
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