インタビュー
「Path of Exile 2」開発者インタビュー。「“アクションRPGの王”になると思っている」
2024年3月22日 06:00
「Path of Exile 2」の「レンジャー」についての情報が公開
今回のメディア発表会では「Path of Exile 2」における「レンジャー」の情報が公開された。
今回、情報が公開されたレンジャーは弓矢を使って戦うことを基本とした戦い方のクラスだ。
「Path of Exile」と言えば「スキルジェム」と「サポートジェム」というアイテムを組み合わせて戦っていくのが主な戦闘システムだ。普通に弓で攻撃する場合はただ矢が飛ぶだけだが、雷の矢を飛ばす「スキルジェム」を装備すれば、雷の矢が飛んでいくようになる。ここにサポートジェムというのをあわせて装備することで、このスキルがさらに変化するのが本作の面白いところだ。投射物が複数個になるサポートジェムをつければ、先の「スキルジェム」で雷の矢になるのに加え、一度に多くの矢が飛んでいくようになる。
「Path of Exile 2」でもこのシステムは踏襲されているとのことで。今回見られたゲームプレイでは雷属性の矢を打つのはもちろん、燃えている矢を射るスキル、上空から矢が降ってくるようなスキルも確認できたし、毒属性の攻撃なども見られた。
敵に雷属性を与えると与ダメージが増えるし、炎属性を与えると炎の継続ダメージを、毒属性の攻撃を打てば毒の継続ダメージを与えられる可能性がある。これらのスキルを組み合わせながら戦っていくデモンストレーションが見られた。
この辺りは「Path of Exile」にもあったようなスキルも、全く新しいスキルも見られた。先ほどのインタビューでも開発チームのRoberts氏が述べていたが、本作の戦い方は「Path of Exile」とは変化するだろう。
確かにムービーを見ると常に動き続けている印象で、複数のスキルの特徴を活かしながら戦っているように感じた。
開発元によると、「Path of Exile 2」でには240個のスキルジェムと、それらの挙動を変化させる200個のサポートジェムが搭載されるということだ。もちろん、武器や装備などによって使用できるスキルは異なるので、すべてのクラスで240個すべてのスキルを使うことはできないだろう。それでもキャラクター育成の方向や、どんなスキルを使って、どのように戦うのか。方向性はかなり多岐に渡りそうだ。
新リーグ「ネクロポリス・チャレンジリーグ」が3月30日午前4時にスタート。多数の要素が追加・変更
そして、「Path of Exile」で、日本時間3月30日午前4時から始まる新リーグ「ネクロポリスリーグ」の情報についても発表された。
「Path of Exile」には定期的に「リーグ」という期間限定の遊びが開催される。他のゲームで言うところの「シーズン」に近いイメージだろうか。新しいリーグが始まると、ゲームに「リーグ要素」という固有の要素が追加される。また過去のリーグにあったリーグ要素も引き継がれる部分もある。多くのプレーヤーが遊ぶのが最新のチャレンジリーグだ。
新しいチャレンジリーグにあわせてゲーム自体のアップデートが行われ、新しいユニーク装備や、スキルジェムの追加、それらの挙動を変化させるサポートジェムの追加、ゲームバランスの調整など多くのアップデートが行われる。
今回のチャレンジリーグでは「アリモールのランタン」というアイテムをプレーヤーが使い、出現する敵のカスタマイズを行い、死体を集める。そして、集めた死体を使って装備をクラフトする要素が追加されるようだ。
ほかにも、これまで最大Tierが16までだったMapというアイテムにおいて、Tier17のMapが登場するという。これによりさらに強力なモンスターや新たなボス、新たな報酬が手に入る。この実装によりプレーヤーのやりこみの深さが増すことは間違いない。
さらに、複数のアトラススキルツリーを切り替えられるようになる。これにより、リーグ序盤のアトラススキルツリー、狙っているアイテムが入手しやすいアトラススキルツリーなどを切り替えることができる。これも、プレーヤーにとってはかなり大きい変更要素だ。
あわせて、「スカラベ」システムも一新、新たなオプションが追加され、さらにエンドゲームコンテンツの難易度と、難易度に見合った報酬を獲得できるようになる。
現在開発が進んでいる「Path of Exile 2」も、そして定期的なアップデートが行われ盛り上がりを見せる「Path of Exile」も両方とも非常に楽しみな作品だ。「Path of Exile 2」のβテストがプレイできるのは今年の年末を想定しているということでお預けされた感覚だが、今回のチャレンジリーグのように「Path of Exile」でも多くのアップデートが行われていくだろう。ファンとしてはこの2作品の今後の展開が楽しみである。
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