【特別企画】

「ポケモン30周年、はじまる キックオフ発表会」レポート

ポケモンジェットにオリンピック応援ポケモン。様々な企業コラボが続々発表!

【『ポケモン30周年、はじまる』キックオフ発表会】
2月26日 開催

 1996年2月27日の「ポケットモンスター 赤・緑」発売から、2026年で30周年。これを記念し、「ポケットモンスター」シリーズの今後の施策を披露する「ポケモン30周年、はじまる キックオフ発表会」が開催された。

 会場では記念グッズや、様々な企業とのコラボ商品が展示されたほか、ポケモン代表取締役COO・宇都宮崇人氏による「ポケモン」30周年施策の紹介が行なわれた。

 さらに、日本プロ野球12球団のユニフォームを着用したピカチュウのお披露目、高杉真宙さん、山本美月さん、永尾柚乃さん、お笑い芸人レインボーのジャンボたかおさんと池田直人さんをゲストに迎えた歴代「ポケモン」シリーズに関するトークセッションなど、盛り沢山の内容となったので、本稿でその様子をレポートしていきたい。

発表会場では歴代ゲームタイトルのパッケージ展示もあった。筆者は1996年当時「ポケットモンスター赤」からポケモンに触れ始めたが、初めて選んだのはゼニガメ。面倒くさがる親に頼み込んで「コロコロコミック」の誌上販売をしてもらった「ポケットモンスター青」の方が思い入れが深い
ポケモンセンターからは初代をフィーチャーしたグッズがスタンバイ。ドット表現のピカチュウを再現したぬいぐるみがかわいい。ほかにはゲームパッケージデザインのポーチやピンズらしきアイテム、カートリッジとセットになったキーホルダーも個人的に気になるところ
大きなガビゴンと、そのお腹の上でリラックスした様子のピカチュウ&メタモンラグも。ニューエラからは新デザインのキャップやアパレルが企画進行中の模様だ
初代ポケットモンスターにおけるドットを再現したピカチュウのぬいぐるみとサント・アンヌ号。こちらの商品は開発中とのことで、詳細は続報を待ちたい

テーマは「動詞」。ANAやJOC、プロ野球との協業で様々な体験を提供

 報道関係者を呼び込んだ発表会は、ポケモン代表取締役COO 宇都宮崇人氏による挨拶で開幕。モノクロの小さなドットの世界から始まった「ポケモン」が、トレーディングカードゲームやアニメ、スマートフォンアプリなど活動の場を広げ、今日では地域や言語の壁を超えて親しまれるようになったことについて、その展開を支えてきたファンへの感謝を伝えた。

 宇都宮氏からは、ポケモン30周年を象徴するべく制作されたロゴマークも発表された。シリーズの顔であるピカチュウがデザインされたロゴがスクリーンに映し出された後、総勢1,025種類にのぼるすべてのポケモンで周年ロゴを制作したと紹介。

 また30周年を記念する施策は「はじまる」、「うたう」、「たべる」などの“動詞”がテーマになっており、その理由について「捕まえる、交換する、戦うなど、ポケモンには動詞が不可欠。そんな動詞にまつわる様々な体験を提供していく」と語った。

ポケモン代表取締役COO 宇都宮崇人氏
1,025種類のパターンが用意されているという記念ロゴや、30周年のテーマ「はじまる」「うたう」「たべる」などの“動詞”が発表された

 そんな30周年施策を実現するべく、イオンモール、サントリー、Yahoo! JAPAN、全日本空輸(ANA)、日本野球機構、Japanese Olympic Committee(JOC)といったパートナー企業と協力していくとのこと。発表会ではそのなかから、全日本空輸 上席執行役員 CX推進室長の大前圭司氏が登壇。1998年のポケモンジェット就航から数え、これまで通算8機の特別塗装機を施した機体を運用してきた背景に触れながら、2026年にはシリーズの原点である赤・緑・青のカラーをテーマにした新たなポケモンジェットが就航すると発表した。

 ユニークであり一体感のあるデザインになっているという新ポケモンジェットの全貌は、5月中には公開できる見込みとのこと。

全日本空輸 上席執行役員 CX推進室長の大前圭司氏
会場では過去のポケモンジェットを振り返るPVも上映。赤・青は国内線、緑は国際線になることも明らかにされた

 続いて、公益財団法人日本オリンピック委員会 専務理事の太田雄貴氏が登場。「ポケモン」が誕生した1996年はアトランタオリンピック開催の年であり、柔道の野村忠宏選手が金メダルを獲得したことや、マラソンの有森裕子選手が「自分を褒めてあげたい」という名言を残したことを回想しながらも、2026年は「JOCキッズスポーツアンバサダー」にポケモンたちが就任することを発表した。

公益財団法人日本オリンピック委員会 専務理事の太田雄貴氏
サッカーにはエースバーン、空手にはダゲキと、各種目を象徴するようなポケモンがアンバサダーに選ばれた

 また日本野球機構との取り組みとして、「ポケモンベースボールフェスタ2026」が開催されることも明らかになった。発表会の会場には、プロ野球12球団のユニフォームを着たピカチュウたちが登場。

 また各球団それぞれの顔となるポケモンも選出されており、シーズンを通してオリジナルグッズなどの展開を予定しているとのこと。発表パートの最後には、読売ジャイアンツ所属・田中将大選手からのビデオメッセージも公開された。

会場では12球団のユニフォームに身を包んだピカチュウたちが登場。田中将大選手からのビデオメッセージでは自身が「ポケモンとともに大きくなった」と親しみを感じている想いが込められていた

年代の異なる豪華ゲストが「あなたのポケモンはどこから?」な思い出トークを展開

 発表会の後半は、ゲストによるトークセッションを展開。女優・ファッションモデルの山本美月さん、俳優の高杉真宙さん、子役の永尾柚乃さん、お笑いコンビ・レインボーのジャンボたかおさんと池田直人さんが登壇した。

左から高杉真宙さん、山本美月さん、永尾柚乃さん、ジャンボたかおさん、池田直人さん
直前の発表を受け「野球部だったので、12球団とのコラボが!幕張出身ですし、ロッテのピカチュウと写真を撮りたい」と興奮気味のジャンボさん。楽屋では高杉さんとの推し球団トークで盛り上がったんだとか。池田さんは「アニメにコガネエレブーズっていう、阪神タイガースをモチーフにした球団が出てきたことがあって。球団とのコラボがついに実現したことが嬉しい」と筋金入りのファン目線からコメントした

 ステージには「ポケモン」シリーズの沿革を記したボードがセッティングされ、その流れを追っていく形でトークが進行。「ポケットモンスター赤・緑」発売当時は4歳だったという山本さんは、先に両親が「ポケモン」にハマっていたと回想。まだ幼かった山本さんは、レベル上げを両親に手伝ってもらいながらゲームをプレイしていたことを振り返った。

 ジャンボさんは、本人曰く意地悪だという5歳上の兄からお古のゲームボーイをもらい、ソフトを両親に買ってもらったとトーク。教科書代わりに攻略本を読みながら遊ぶ毎日だったそう。また、人生で初めて触れた漫画とアニメが「ポケモン」だったという池田さんは、ゲームとしては「ポケットモンスター銀」から入ったとのこと。その際パートナーに選んだヒノアラシが大好きで、当時できたばかりのポケモンセンター大阪にヒノアラシのぬいぐるみを持っていったと懐かしんだ。

トークパートでは、それぞれの思い出に紐づいた写真も公開。「ポケットモンスター赤・緑」発売当時4歳だった山本さんは、茶目っ気あふれる写真を公開してくれた

 「ポケットモンスター ルビー・サファイア」の世代だという高杉さんはそのパッケージを眺めながら「実家のような安心感」と一言。弟と協力しながら通信交換で進化するポケモンなどを揃え、図鑑を埋めていったと話した。

 ジャンボさんと池田さんがレインボーを結成した2016年は、「ポケットモンスター サン・ムーン」発売の年。当時の宣材写真を見ながら「今より30キロは痩せてました」と話すジャンボさんは「(池田さんが)劇場の女の子にキャーキャー言われてたのに、僕と組んだ瞬間にファンが0人になって……」など自虐(?)ネタで笑いを誘う場面も。

高杉さんは「ポケットモンスター ルビー・サファイア」を一緒に遊んだという弟たちとの写真を公開。「ポケットモンスター サン・ムーン」と同い年となるレインボーのおふたりは、当時の宣材写真について「2種類の嫌われ者みたい」とコメント

 3~4歳の頃に鑑賞した映画「名探偵ピカチュウ」が「ポケモン」との出会いだったという永尾さんは「ポケモンを知れば知るほど好きになる」と、大人顔負けのトーク力で取材陣の目を引くと「言葉選びとジェスチャーが完璧」とジャンボさん。また「Pokémon GO」がリリースされた当時、山本さんと高杉さんはドラマで共演中だったことを振り返った。

 監督とフレンドになるなど撮影現場でも輪を広げながら楽しんでいた山本さんに対し、同じく当時から「Pokémon GO」をプレイしていたものの、山本さんとフレンドにはなっていなかったという高杉さん。山本さんが高杉さんを「どういうこと?」と問い詰め、会場に笑い声が響く一幕もあった。

「名探偵ピカチュウ」でポケモンに出会ったという永尾さんは、当時「ピカチュウみたいに(髪を)結んで!」とおねだりした時の写真を公開。「ピカチュウの耳みたいにしたかったんですけど、ダメでしたね」と話す永尾さんに対して「オチのつけ方も完璧!」とジャンボさん
山本さんに問い詰められ、タジタジになる高杉さん。その後もポケモンの歴史を振り返るトークで盛り上がった

 発表会終盤では、30周年を記念するケーキをお披露目するイベントも。感想を問われた永尾さんは「フシギダネも、モクローも、サルノリも、ヒトカゲも、ポッチャマも……マホイップもいます!」と、目を輝かせながら応えた。

MCから「マホイップがデコレーションしたスイーツは深みのある甘さになる」と補足があると、「美味しいんでしょうねぇ」とねっとりした声で応えるジャンボさん

 最後は、ゲスト陣が選んだ好きなポケモンのパネルを持ちながらトーク。

  高杉さん(フライゴン) :「サファイア」で捕まえたナックラーの進化後を知らずに育てたフライゴンに一目惚れ。それ以降、ずっと手持ちに入れています

  山本さん(ププリン) :フォルムが好きです。ぷくぷくしたところも、(額の)グルグルもよくわからないところが好き

  永尾さん(カヌチャン) :自分のハンマーを作り続ける、諦めないところがかわいい

  ジャンボさん(ヤドン) :他人に思えない。子どもの頃はカメックスやミュウツーが好きだったけど、大人になった今シンパシーを感じます

  池田さん(ヒノアラシ) :「最初に選んだポケモンで、ずっと好きです。家に等身大のぬいぐるみがあって、起きたらおはようって話しかけてます

 と、それぞれの思いの丈を述べつつ発表会を締めくくった。