【特別企画】

グレース役の声優も初発表された「バイオハザード レクイエム」完成披露発表会レポート

狩野英孝さんの生実況プレイも披露!

【『バイオハザードレクイエム』完成披露発表会】
2月26日 開催

 明日2月27日に発売される、カプコンのサバイバルホラーゲーム最新作「バイオハザード レクイエム」。その発売を記念して本日2月26日に完成披露発表会が開催された。

 本作の開発陣とゲストを交え、ゲームの紹介やトークショー、さらに「バイオハザード」最新情報の発表などが行なわれた。発売前日にも関わらず未発表となっていた主人公の1人・グレースの声優が明かされ、生アフレコも実施された。本稿では、そのイベントの様子をお届けしていこう。

グレースとレオンで異なる温度差のホラー要素が1つになった

 「バイオハザード レクイエム」のゲーム紹介に、本作のディレクターの中西晃史氏と、プロデューサーの熊澤雅登氏が登壇。

 熊澤氏は、完成を披露できる日を迎えられたことを非常に嬉しく思っております。「バイオハザード」シリーズ30周年の節目にお届けできる作品として非常に自信のある内容になっているとのこと。

 初の試遊イベントはドイツで行なわれ、試遊の待ち時間が6時間待ちという状態になり、日本のIPが世界中に認められているのは本当に嬉しく思っておりますとコメント。

ディレクター・中西晃史氏
プロデューサー・熊澤雅登氏

 本作のグラフィックスについて、肌の表現やキャラクターの感情表現には自信があり、ハリウッドでCGを作っていたメンバーも開発チームに参加して協力していただいているので、グラフィックス周りは特に注目してもらいたいと語られた。

肌の質感など、非常にリアルに表現されている

 中西氏からストーリーについても紹介された。新主人公のグレースはFBIの分析官であり、連続変死事件を調査することで、とある現場に辿り着く。そこがグレースの母が過去に殺された現場であり、グレースも襲われて今回の事件に巻き込まれていく。なぜグレースが襲われたのか、そして母が殺された事件に真実を知っていくというストーリーになっているとのことだ。

 もう1人の主人公・レオンは、あるバイオテロの容疑者を追いかけていて、それがグレースを襲った連中と繋がっており、一見それぞれ異なる話がどんどん交錯していくというストーリーになっていると語った。

グレースとレオン、2つの視点で物語が描かれる

 「バイオハザード2」の舞台であり、本作で再び登場した“ラクーンシティ”についても語られた。

 ラクーンシティはシリーズの原点の街で、ゲーム中の1998年には10万人が暮らす大きな街だった。未曾有のゾンビパニックが起こり、結果10万人の市民もろとも消えてしまい、2026年の現在も廃墟として政府に封鎖区域として監視されている。「バイオハザード」シリーズとしても28年ぶりの登場で、レオンもこのバイオハザード事件に巻き込まれた数少ない生存者にあたり、バイオテロと戦うきっかけとなった地でもある。成長したレオンが自分のルーツに帰って来るという点も見所になっているとのことだ。

新人警官だったレオンが巻き込まれたラクーン事件。今作ではその地に再び足を踏み入れる。画面は「バイオハザード RE:2」

 グレースパートとレオンパートの全く違うゲーム体験の概要も紹介された。

 グレースはシリーズ1番のビビり主人公で、敵に対して戦う術をあまり持っておらず恐る恐る探索していくホラー体験が楽しめるパートになっている。一方レオンは“やるかやられるか”の緊張感溢れる戦闘が主体になっている。それぞれで温度差のあるホラーを1つのゲームにして、今までになかった緩急で独特な「レクイエム」の魅力になっていると語った。

戦う手段の乏しいグレースと強敵との戦いがメインのレオン。それぞれ別ベクトルの緊張感が楽しめるようだ

 一人称視点と三人称視点が切り替えられるようになった点について中西氏は、一人称視点は怖いという人もいて、三人称視点だとキャラクターが映っていると少し安心感があるので、プレイして怖かったら三人称視点にしてもらえれば“ちょっとマシ”になるとコメントした。

 ゲームの難易度も幅広く用意されているようで、最も簡単な難易度だと射撃の自動エイムや体力の自動回復など誰でもクリアできる難易度になっているので、今作がシリーズ初プレイの人や、ホラー体験とストーリーだけを楽しみたい人も非常に入りやすいタイトルになっているとアピールした。

一人称視点は怖くてプレイできなかった人も安心の設計

グレース役でゲーム声優初挑戦。貫地谷さんと森川さんによる生アフレコも

 ゲーム紹介を終えると、ゲストを招いたトークセッションが行なわれた。予想外のコラボでネットを中心に話題となった夢グループの石田社長と保科有里さんが登壇。

 ぶら下がり健康機と「バイオハザード レクイエム」のコラボ商品“恐怖の悪夢セット”は発表後に即完売となり、石田社長は「うちの商品は完売なんてないんでびっくりしました」と本音を漏らす。

夢グループの石田社長(左)と保科有里さん(右)
かつてないゲームと健康器具のセット販売

 このコラボ企画に実現について聞かれると熊澤氏は、ゲームを作るうえで一見の価値があるものを作ろうというスローガンを立てていて、コラボレーションにおいても皆さんが見たことがない新しい形というのを見せたいなと思いました。ホラーゲームの緊張感と夢グループさんの温かいイメージを掛け合わせたらどうなるんだろうというのをカプコンから提案させていただいたとのこと。

 最初は石田社長と保科さんにCMのイメージで「バイオハザード レクイエム」を紹介してもらおうという話から、実際に販売していただくことも快諾していただけたという経緯があったようだ。

 コラボ商品の候補には扇風機をはじめ、数ある商品の中で1番ロマンを感じたのがぶらさがり健康機だと語り、その理由は1年中使えてゲームと健康はこれ以上にない組み合わせだと感じたそうだ。

熊澤氏がロマンを感じたぶら下がり健康機は、等身大グレースフィギュアと一緒に会場に展示されていた

 続いて、「バイオハザード」シリーズのゲーム配信でお馴染みのお笑い芸人・狩野英孝さん。本作の主人公・レオンの声優を務める森川智之さん。そして本日発表となった、グレースの声優を務める貫地谷しほりさんが登壇した。

芸人の狩野英孝さん
声優の森川智之さん
女優の貫地谷しほりさん

 今回、ゲームの声優は初挑戦となる貫地谷さん。貫地谷さんにお願いした経緯について熊澤氏は、「本作は2人の主人公なんですけど、森川さんはベテランで頼もしい正義感のある声を当てていただいて、グレースはバイオハザード事件に初めて関わるキャラクターなので、そういう意味でこれまで『バイオハザード』に関わってこなかった方にお願いしたいというふうに思っていました。怖がりというこれまでにはない感情を表現しなければいけないキャラクターなので、これまでの貫地谷さんの演技を拝見させていただき、お願いできないかとお話しさせていただいた」と語った。

 俳優としての演技とゲームの声優の演技の違いについて聞かれると貫地谷さんは、全然違いました。いろいろなパターンを録っていて、やっている中で「さっきとの違いあったかな?」と自分でもわからなくなっていたと収録当時の心境を語る。

 同じく、ゲームの声を初めて当てたときの思い出を聞かれる森川さん。ゲームで初めて声を収録したのはなんとカプコン作品で、「ストリートファイター」シリーズのリュウを演じたそうだ。中西氏と熊澤氏もこの場で初めて知り、驚きを見せていた。

当時を思い出し、昇龍拳や竜巻旋風脚などのセリフを披露する森川さん

 ゲームの音声収録では別々に収録していた森川さんと貫地谷さんが、会場で初の共演となる生アフレコが披露された。

 2人が演じるシーンは、グレースとレオンが病棟で初めて出会う場面。巨大なクリーチャーから追われたグレースがレオンに助けられるシーンで、息の上がった貫地谷さんと、クールかつ力強い森川さんの熱演に、狩野さんは鳥肌が立ったと感動していた。

ベテランの森川さんはもちろん、ゲーム声優が初めてとは思えない熱演っぷりの貫地谷さん

 生アフレコに続き、狩野さんによる「バイオハザード レクイエム」の実況プレイも行なわれた。レオンパートでゾンビの集団が襲い掛かかってくる激しい戦闘シーンだ。突如現われたチェーンソーを持った医者のゾンビに登場に、配信同様の驚きのリアクションを見せる。

狩野さんの味である、頭を抱えるオーバーリアクション

 チェーンソーを受け止めるパリィに失敗し一度はゲームオーバーになるものの、中西氏のアドバイスをもらいながらゾンビの集団を苦戦することなく殲滅する狩野さん。

 めちゃめちゃ楽しいですし、ヘッドショットが決まってゾンビたちを倒す爽快感! チェーンソーを使って相手を倒すのも新しいスカっとした! とプレイした感想を熱く語った。

クリア後もまだやりたい! とプレイの手を止めない狩野さん

 イベントの最後には「バイオハザード」最新情報が発表された。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンと「バイオハザード レクイエム」とのコラボや、シリーズ30周年を記念した「BIOHAZARD 30th Anniversary Concerts -Symphony of Legacy-」の情報、グレースとレオンのamiiboのお披露目と、30周年の節目ということもあり様々なニュースが満載であった。今年は「バイオハザード」がかなり熱い年になりそうだ。