インタビュー

オーナーと女の子との特別なお話を描く「DOAXVV」追加コンテンツを作田プロデューサーが語る!

構想から実装に至るまでの開発秘話をお届け!!

【「DEAD OR ALIVE Xtreme VenusVacation」新コンテンツ】

11月30日 メンテナンス後より実装予定

 コーエーテクモゲームスのPC用人気バカンスゲーム「DEAD OR ALIVE Xtreme VenusVacation(DOAXVV)」が先日11月15日に5周年を迎え、バカンスをさらに満喫できるやり込み要素「ヴィーナスボード」や撮影機能の拡張などさまざまな新要素が追加された。

 そんな大きなアップデートから日を置かず、4周年のインタビューの際に明かされた“女の子とより絆を深められる新コンテンツ”がついに実装されることになった。気になる新コンテンツの内容はどういったものなのか、完成に至るまでの開発秘話と合わせて作田プロデューサーにお話を伺ったので、ぜひ最後まで読んでもらいたい。

「DOAXVV」プロデューサー・作田泰紀氏
女の子の親愛度やパラメータを上げられる新機能「ヴィーナスボード」
撮影の「回転機能」も追加され、撮影の幅が広がった

女の子が持つ魅力を新たに描く、特別なエピソード

――4周年の頃にお話していた新コンテンツがついに実装されるということで、お話を伺えればと

作田氏:女の子とより絆を深められる新コンテンツとして、みさきに「トゥルーカラーアップデート」を用意しました。こちらは開発にかなりの時間がかかりました。まずどういった形にするかをチームで議論するところから始まって、オーナーの皆さんと女の子の関係性をより深めてもらいたいというのと、新たなオーナーさん達に女の子の魅力を知ってもらえるコンテンツを作ろうというところに行き着きました。

――既存のユーザーと新規ユーザーの両方に向けているんですね

作田氏:はい。初めは、1つの共通フォーマットを決めて、女の子ごとのフォーマットに合わせたエピソードを作るという案がありました。これだったら現実的に作れるだろうと。でもこれってオーナーの皆さんにとって特別なお話になるのかな、と疑問に感じました。例えば誕生日のエピソードって、誕生日に特別な水着をプレゼントして仲を深めたっていうお話だったりするんですけど、新コンテンツがこれとの違いを出せるのか? ってなったんです。

――これまでと大きな変化はないと

作田氏:誕生日のエピソードとかは、女の子が持つ魅力を新たに描いていると言うよりは、今まで描いていなかったバカンスの一瞬を切り取って描いています。そういうのじゃなくて、もっと軸が違うような方向で仲を深める感じのものを制作する方針にしました。

――今までにない新しい形にしようということでしょうか?

作田氏:まず最初に実装されるのは「みさき」の「トゥルーカラーアップデート」なんですけど、実際にオーナーの皆さんに何を楽しんでもらうのかを、みさきを生み出す際に関わっていた私を含む開発初期メンバーが中心となり話し合いました。みさきが登場した当初は、格闘ゲームに登場する「DEAD OR ALIVE」シリーズに登場するスターの女の子たちの中にいる、たった1人の“普通の女の子”だったからこそ特別感があったんですよ。

 一方で今の「DOAXVV」はヴィーナスも増えて普通の女の子も結構いるため、みさきならではの特徴が薄くなりつつあります。最近始められた新しいオーナーさんが27人のヴィーナスの中から、じゃあ推しとしてみさきを選ぶかっていうと少し壁があったのかなと思っています。

――追加されたヴィーナスは普通の女の子という属性に加えて、濃い個性がありますもんね

どの子も“普通の女の子”ではあるものの、プレーヤーのハートに刺さる個性の強さがある

作田氏:でも、みさきには他には負けない“オーナーさんとずっと過ごしてきた時間”という、彼女ならではの強みがあると思っています。なのでそこを踏まえて、現状みさきに何が足りないのかを考えていきました。

オーナーが島に到着して最初に出会ったのがみさきである

作田氏:ちなみに、みさきに足りない部分を探すために、開発のメンバーで“みさきよりもこの子が好きなんだ”っていうのをアピールし合おうという話になったこともあります。最初は「みさきより○○の○○な部分が好きだ」、「みさきには無い○○のこういったところが良い」という声が挙がっていたんですけど、途中からみさきの事を忘れて「○○のここが可愛い!」みたいな、ただ好きな子をアピールするだけの時間になっちゃったりもしました(笑)。

――熱くなり過ぎて脱線してますね(笑)

作田氏:でも、こういった話をしながら見えてきたのは、みさきって最初の女の子なのでどれくらいオーナーさんと仲良くなるか、つまり好きになるのかっていうのを少し抑え目に描いていたんですね。最近のヴィーナスたちは結構デレてくれるので物足りないのかもしれない、という点でした。

 なので、今回みさき自身が、オーナーとの関係性にもう一歩踏み込もうとチャレンジする様子を描くことにしました。さらに、そのみさきの想いが伝わる水着としてトゥルーカラーコーデを作りました。その水着に絡めながらオーナーとの特別なお話を新規制作しています。特別なムービーも用意して“とにかく気合入れて”作っていますのでお楽しみいただきたいと思っています。

抑えめだった距離感が新たなエピソードではどのような進展を見せるのか

――かなりの作り込みの様ですね。この追加コンテンツを楽しむには一定までレベルを上げる必要があるとか、そういったハードルはあるのでしょうか?

作田氏:はい、複数話構成になっている「トゥルーカラーエピソード」の内、2話以降のエピソードに関しては女の子レベルなどと絡めた入手条件を設けさせていただきます。女の子のエピソードの中で関係性が変化する女の子が多いため、「いままで見ていたのと違う……」と別の女の子に見えてしまわないよう、やむを得ず設定させていただきました。あと、追加コンテンツに出てくる水着は有償限定のトゥルーカラーコーデガチャで入手できるのですが、追加エピソードに関しては、トゥルーカラーコーデガチャで10連ガチャを1度引いていただいた方は、ヴィーナスボードに追加される特別なルートから入手できるようにさせていただきました。

――なるほど。エピソードのボリュームはどのような感じでしょうか?

作田氏:有償限定のトゥルーカラーコーデガチャを条件として見られるトゥルーカラーエピソードを5話用意しています。新規収録したフルボイスのエピソードです。さらに、ガチャと同時に開催するイベントで入手できる新水着を作るに至った話を2話構成のトゥルーカラープロローグとして描いています。

――フルボイスはファンとしてはたまらないですね

作田氏:既にボイスは収録していまして、エピソードが追加されることに声優の津田美波さんも「他の子に埋もれて、みさき危ういと思っていたので嬉しいです!」とおっしゃられていました(笑)。追加コンテンツで“みさき良いね”って思ってもらえると嬉しいですね。

かなりのボリュームで描かれる新エピソード。みさき推しでなくても注目だ

――みさきもですが、今後も別のキャラクターのコンテンツが追加されていくのが楽しみですね

作田氏:この追加コンテンツですが、実は新ヴィーナス、つまり新しい女の子を追加するのと近いくらい頑張っているので、連続で複数の女の子のコンテンツを作るのは申し訳ないですが現実的ではありません。そのため新ヴィーナスの追加とバランスをみながら追加していきたいと思ってます。

――じっくり待ちたいと思います。5周年の追加要素も含め「DOAXVV」が大きく変わりますね

作田氏:5周年のアニバーサリーでも「あたらしき日々のはじまり」というタイトルを付けさせていただきましたが、6年目のバカンスは本当にあたらしい日々になると思います。今まで通り女の子と仲を深めて楽しんでもらいつつ、少しずつ追加コンテンツで新しい魅力に出会ってほしいですね。5周年イベント開けの6年目のイベント1発目として新しい体験をお届けしたいと思います。

――これからも追い続けていきたいと思います。今回はお話ありがとうございました