【特別企画】

「DOAXVV」複合現実「MR」体験レポート! ゲームの世界を飛び出し、ヴィーナスたちが現実世界に

ヴィーナスとリアルで触れ合える夢のコンテンツがついにお目見え!!

【DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation】

2021年11月15日 4周年

 「DEAD OR ALIVE(DOA)」シリーズは本格的な格闘ゲームでありながら女の子が常軌を逸した可愛さで、1作目の「かすみ」を見たときはそのビジュアルに衝撃を受けた。「爆破マッチはもういいから、かすみと戯れるゲームを出してくれ」と思っていたのを覚えている。そして気が付けば、本シリーズに登場するキャラクターとバカンスを楽しむ「DEAD OR ALIVE Xtreme」シリーズが続々リリースされ、今では「DOA」のキャラクターと触れ合えるのが当たり前になっている。

 モニターに映るヴィーナスと触れ合えるだけでも最高なのに、そのさらに先を行くコンテンツが今から1年前の「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation(DOAXVV)」3周年の頃に発表された。それが、HoloLens2を使ったMRコンテンツである。

 MRとは、仮想の物体を現実の物体のように扱える複合現実技術。このMRコンテンツでは、自らがゴーグル型のデバイスを装着し、自分の目の前に現われるヴィーナスたちとコミュニケーションが取れるという夢のようなコンテンツとなっている。こんなものが実装されてしまったら“間違いなく現実に帰って来られなくなる”という恐怖を感じながらも非常に期待していた。

 しかし発表から月日が経っても特に続報はなく、もしや幻になってしまったのかと思われたが、新情報を飛び越して、開発中のMRをなんと実際に体験することができた。なお、残念ながらMRの実際の画面は撮ることができなかったので、イメージの画像と合わせてMRのスゴさをお伝えしたい。

今改めて見るとネタのように聞こえるかもしれないが、当時はガチで惚れ込んだ初代「DOA」のかすみ
「DOAXVV」では可愛さにさらに磨きがかかっている

自分の声と手で、ヴィーナスとコミュニケーションがとれる感動!

 プレイステーション 4用「DEAD OR ALIVE Xtreme 3」でVR体験はできたが、今回は「Xtreme」シリーズ初の試みとなるMR。1番大きな違いはというと、バーチャル空間で女の子と遊べるVRに対し、MRは今自分がいる空間に女の子を呼び出して“現実の世界でコミュニケーションが取れる”という点。まさに日常の中で非日常が楽しめるのだ。

 今回お近づきになるヴィーナスは、飾らないナチュラルさが魅力の「ななみ」。まず初めに女の子を呼び出すのだが、その方法は音声認識だ。呼びたい子の名前を呼ぶことで姿を現わしてくれる。自分の声に反応して目の前にななみが降臨した瞬間は、驚きと感動に脳が停止しかけたほどの衝撃であった。

自分の目の前にななみ降臨。「スゲーっ!」しか言葉が出なかった

 モニター越しでしか見ることができなかったななみがリアルな空間に確かに存在し、目線を下げれば自分と同じ地面に足をついている。自分が動くと、目線はしっかりこちらを追ってくれるのも感激である。

 360度どこからでも覗き込めるのも驚きで、女の子の横や後ろに回り込めば横顔や背中までも至近距離でじっくり見ることができるのだ。姿勢を低くして屈んだら一体どんな景色が見られたのか……なぜ試し忘れてしまったのか。

不自然に浮いているなんてことはなく、床にしっかり足をつけている
ななみをどの角度からでも見回すことができる
床に寝そべったらどうなっていたのか、気になって夜も寝られない

 手が届きそうなほど近くにヴィーナスが居るだけでも十分凄いことなのだが、これだけではコミュニケーションとは言えない。どんなコミュニケーションがとれるかと言うと、ななみに向かって手を振ってみると、こっちの行動に対してちゃんと手を振り返してくれるのだ。

 そして、文字通り“女の子と触れ合う”こともできる! 自分の手を動かすとポインターが表示されるのだが、ななみの手の位置に合わせて握り拳を作れば手を繋ぐことができてしまうのだ!

 さらに、ななみの頭にポインターを合わせて手を横に振れば、親密な関係でしかすることが許されないあの“頭なでなで”までも実現! ななみの照れるリアクションもイチイチ可愛く、危うく悶え死ぬところであった。

こちらの行動をちゃんと認識して反応してくれるのには正直驚きである
バーチャルな女の子に触れることができるとは、ゲームはついにここまで来たか

 手の動きだけではなく、自分の声でコミュニケーションが取れるのも非常に面白く、挨拶などの言葉を投げかけると女の子がしっかり返事をしてくれるのも嬉しいポイント。

 ちょっとしたゲームで遊ぶこともでき、「ジャンケンをしよう」とお願いすると、ちゃんと遊びの提案に乗っかってくれる。「グー」、「チョキ」、「パー」の出す手も正しく認識し、勝った時と負けた時とで異なるリアクションをとってくれるのも非常にリアルだ。

ななみとだったらジャンケンだけで1日遊んでいられる

 女の子がずーっと立ちっぱなしなのは少し可哀想、と紳士なら思うだろう。そんなときは「座ろう」と提案して、座る場所を手で指定する。「どうぞ」と声をかけてエスコートすれば、指定した場所に女の子が座ってくれるのだ。実際にあるイスに座らせることも可能で、どこまでも身近にヴィーナスの存在を感じさせてくれる。

実際のイスに座っている光景も全く違和感がなかった

 「DOAXVV」でお馴染みの要素も盛り込まれていた。基本は素立ちの状態でいるが、とってもらいたいポーズ名を伝えると、リクエスト通りのポージングを披露してくれる。際どいポーズも見たかったのだが、咄嗟にポーズ名がわからず無難なものしか見られなかった。しかし、目の前で女の子がポーズをとってくれたことにテンションはブチ上り。ちなみにポーズと同様に、「かき氷」や「バッグ」などの呼びかけで小道具を持たせることもできた。

無難なポーズしかとらせられず無念
これが目の前で見たかった!
ゲーム本編同様、小道具も持たせられる

 MRでも遊び心を忘れていないのはさすがの「DOAXVV」。本編では霧吹きの水をかけて女の子の水着を透けさせたり、うちわの風でラッキースケベを起こしたりと頭の悪さ全開のオモシロ要素があり、こちらはMRでも健在。

 「霧吹き」と発すれば自分の手に霧吹きを持った状態となり、人差し指を曲げると霧吹きをプッシュでき、女の子を濡れ濡れの状態にできる。水の滴る肌が眼前に広がっているのは最高以外の何物でもない。

 「DOAXVV」プレーヤーならばお世話になりっぱなしの「うちわ」は、自分の手がうちわになったかのように、手を振ることで強風を巻き起こせる。横からの風や、下から上へ巻き上げる風など手を振る方向によって自在に風を使い分けることができる。スケベな風を送り込むのが想像以上に面白かった。

水着が肌にひっつくこの感じ、まさに芸術の域
自分の手で風を自在に起こせる。気分は万骨坊

 事前に「MRはまだまだ研究段階の状態」と聞いていたので、女の子が出てくる程度のものを想像していたが、実際には女の子としっかり触れ合えるレベルのクオリティであった。試遊が終わった後に試してみたいことが次から次へと湧き出てきて、正直週1ペースで触りたいくらいだ。

 本編と並行して、現在も止まることなく開発は進めているとのことなので、今後さらに密なコミュニケーションが取れるようになることだろう。実装の予定などはまだまだ未定だが、今後の続報に期待が高まるところだ。