インタビュー
「コール オブ デューティ ワールドウォーII プロ対抗戦」を制したDetonatioN Gaming、2位のLibalent Vertexショートインタビュー
2018年8月30日 06:00
約半年間に渡って開催されてきた「コール オブ デューティ ワールドウォーII」プロ対抗戦がついに幕を閉じ、東京ゲームショウ2018で開催されるグランドファイナルに出場する2チームが決定した。sitimentyooo選手加入を機に一気に躍進を見せたLibalent Vertexと、安定した強さで首位を独走したDetonatioN Gaming。両チームに対し、大会終了後に行なったインタビューをお届けする。
DetonatioN Gaming「最後に負けた悔しさをバネにTGSでは絶対に勝ちます!」
――1位通過おめでとうございます。半年も戦い続けることで初めて見えたことはありますか?
AIiceWonderIand選手:半年も続けて戦っていくのは僕たちにとっても初めてのことでしたし、それで結果を残せたのはうれしかったですね。このメンバーとの半年間はいろんなことをやらせてもらって、充実してましたし、おもしろかったです。次の東京ゲームショウ2018が集大成となるので、悔いが残らないように、練習したいと思います。
――リーグ戦がはじまる前には自分たちの順位をどう予想していましたか?
AIiceWonderIand選手:1位ですよ。
xAxSy選手:そこはもちろん1位です。
――その予想通り1位でリーグを終えられたわけですが、注目していたチームや選手などはいますか?
AIiceWonderIand選手:第3回くらいからLibalent Vertexがsitimentyooo選手の加入で実力をつけてきたのがわかったので、そこを重点的にチェックした結果が、今日の配信外試合(第9節第2試合:DetonatioN Gamingは3-1でLibalent Vertexに勝利)だったと思います。
――結果的にたった2敗でリーグを終えることができたわけですが、その2敗とも相手はRush Gamingでした。
GenGar AX選手:めちゃくちゃ悔しいです。
AIiceWonderIand選手:痛いところを突きますね(苦笑)。エキシビジョンなどでリベンジしたいと思うので、Rush Gamingにはぜひ招待枠で出て欲しいですね!
――Rush Gamingもチームメンバー変更で調子を崩していた様子でしたが、DetonatioN Gamingを相手にしたときだけはまったく違う戦い振りに見えました。
xAxSy選手:応援の力が本当に強かったと思いますね。
AIiceWonderIand選手:“前回王者”の意地を見せられた感じがありますね。
GenGar AX選手:本当にそういう意地で戦っていたところはあったと思います。
――試合中は戦いづらさみたいなものは感じられていたんですか?
xAxSy選手:めちゃくちゃやりにくかったですよ。
GaIiard選手:Rush Gamingへの応援がスゴかったですからね。
――皆さんヘッドフォンをされていましたが、会場の応援は聞こえていたんですか?
GaIiard選手:聞こえますよ。耳に直接声が入ることはないですが、マイクが会場の声を拾っちゃうんです。
xAxSy選手:Rush Gamingの選手がキルを稼ぐと「ワー」!!
GaIiard選手:僕たちがキルすると「ざわざわ」。
GenGar AX選手:精神的に結構辛かったかな(苦笑)。
――東京ゲームショウはさらに多くの観客が来場するので、声援の影響も大きそうですね。
GenGar AX選手:1位通過の意地を見せたいですね。
xAxSy選手:でも東京ゲームショウ2018は家族が来るんで負けられないですよ。大丈夫です。
AIiceWonderIand選手:確かにね。帰れなくなっちゃうもんな。
xAxSy選手:そう。僕は家に帰れなくなっちゃうからね。負けられない負けられない。
――グランドファイナルではLibalent Vertexが相手ですが、4人のなかでは当日の作戦みたいなものはすでに決まっているんですか?
AIiceWonderIand選手:1対1の形式なので、Libalent Vertexだけに対する戦術を考えたり、フォーメーションみたいな部分で相手に対抗する術をあと1カ月間で見つけていくことが重要だと思います。
――この半年間で2回戦ったわけですが、それとはまた違う戦いになりそうですか?
GenGar AX選手:違うものになるでしょうね。
xAxSy選手:相手も戦略を立ててくるでしょうから、どうなるかわからない部分はやっぱりありますね。
AIiceWonderIand選手:リーグ戦で最後に負けてしまった悔しさをバネに、東京ゲームショウ2018では絶対に勝ちたいと思います。
Libalent Vertex「僕たちの実力はとてつもなく上がったと思います」
――約半年に渡ってリーグ戦を戦うのはプロチームとしても初めてのことと思います。短期決戦のトーナメントなどとの違いはありましたか?
E3NCOUNT選手:ありましたね。同じ戦いかたでは同じ相手に勝てなかったりしました。まったく作戦を変えたりと、普通の大会とは違って難しかったです。戦ってみて初めて「前のときとぜんぜん違う!」と感じたことは多かったです。
――見ている側としては回を重ねるごとに全体のレベルが上がっている印象を受けました。他のチームと情報共有などはあったのでしょうか?
Inaba-UR選手:意見交換みたいなことはあまりしなかったですね。独自に戦っていくなかでそれぞれが腕を磨いていきました。
Nicochaaaaaaaann選手:リーグっていう長いスパンで戦うので、長い間、プレッシャーとかも自分たちにかかってくるし、逆に自分たちの実力を出せる局面も増えて実力が上がっていった感じはありました。練習の質によってもチームの強さが変わってくるのはリーグの醍醐味なのかと思いました。
――結果から見ると開幕時は不本意な成績であったのが、途中から流れが大きく変わりました。何が転機となったのでしょうか?
Nicochaaaaaaaann選手:Day2、第2回からsitimentyooo選手が加入したのが大きかったですね。でも第2回のときは加入して3日くらいしか練習時間がないままに試合を迎え、やはりあまりよくない結果に終わってしまいました。そこから悔しさをバネに、毎日のようにずっと練習をして、今のような成績を出すことができました。
――リーグがはじまる前には自分たちが何位くらいに入れると思ってましたか?
Nicochaaaaaaaann選手:ぶっちゃけて言うと、僕は東京ゲームショウ2018でのグランドファイナル出場は無理だと思っていました。でもsitimentyooo選手が加入してくれることになって、モチベーションも上がりましたし、第2回から第3回までのあいだに僕たちがすごく成長できた実感もありました。
――第3回くらいから「行ける」と思えるようになったわけですね。
Nicochaaaaaaaann選手:僕たちもぜんぜん完璧だとは思っていないんですけど、第2回から第3回のあいだで僕たちの実力はとてつもなく上がったと思います。でもそのときの感覚では「もしかしたら行けるんじゃないかな?」くらいでした。でもここまで来たら、なんとしても勝つという意気込みですね!
ぜひTGS会場で力の限り声援を!
DetonatioN Gamingの選手たちが口にしていた通り、eスポーツの大会では会場に詰めかけた観客の声援を、出場選手たちは確実に感じ取っている。選手たちに向けた熱い声援は、彼らの背中をおそらくは観客が思う以上に後押しするのだ。半年間の集大成として決戦の場に臨む2チームに対し、当日の会場ではぜひ応援の言葉をかけてあげて欲しい。彼らはそれに値する以上の熱闘を見せてくれるに違いない。©2017 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION, CALL OF DUTY, and CALL OF DUTY WWII are trademarks of Activision Publishing, Inc. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.