インタビュー
MSI、200台限定の「GE62カモフラージュモデルの“開封式”を緊急開催!
DeToNator YamatoN選手&StylishNoob選手が語る「GE62」の良さとは?
2017年3月9日 13:06
MSIは3月7日、日本での取り扱いを正式発表したゲーミングPC「GE62 Camo Squad限定モデル」の開封式を実施した。GAME Watchでは開封式に潜入してきたのでそのレポートをお届けしたい。本日3月8日より発売が開始された「GE62 Camo Squad限定モデル」は、オンラインショッピングサイト「NTT-X」のみの取り扱いで、200台の数量限定となる。価格は199,800円(税別)。
数量限定のオリジナルモデルがついに日本上陸!
「GE62 Camo Squad限定モデル」は、「ゲームミングノートPCにも個性を」というコンセプトの基に、軍服等で用いられているカムフラージュ柄をボディにあしらったGシリーズ最新モデル。MSIの主戦場である北米や、本拠地である台湾では、ゲームのオリジナルペイントをあしらったオリジナルペイントモデルが定期的に発売されているが、日本では今回が初めて。
スペック的にはCPUにはIntelのCore i7-7700HQ、GPUにはNVIDIA GeForce GTX 1050Tiを採用し、一昨年のハイエンドノート向けGPU GeForce GTX 970Mを上回る処理能力を備え、フルHDならほぼすべての3Dゲームを快適にプレイできる性能を確保している。
開封式の模様は、MSIがスポンサードしているプロゲーミングチームDeToNatorが定期的に放送しているインターネット放送「DeToNator TV」で生放送された。出演したのは、MSIマーケティング担当の中原衆望氏と、DeToNatorに所属し、「オーバーウォッチ」のプロ選手であるYamatoN選手&StylishNoob選手の2名。3人ともこのようなぶっつけ本番の配信は今回が初めてということで、慣れないながらもそれが視聴者にとってはおもしろさになるという、大草原(笑いを意味するwでコメントが埋め尽くされる状態)連発のイベントとなった。
「GE62 Camo Squad限定モデル」がPCゲーマーにとって要注目なのは、遠くからでも一目でわかる特徴的な迷彩柄と、ヘビーな3Dゲームにも耐えうるスペックを備えているだけでなく、同梱される特典も豪華なところだ。コラボレーションタイトルであるUbisoftのFPS「GHOST RECON WILDLANDS(ゴーストリコン ワイルドランズ)」のゲーム本編と、追加DLCが無料で入手できる「Season Pass」の両方のコードが付いているほか、記念グッズ一式が付いている。それでいて実売価格は現行モデルと変わらないという、かなりお得なモデルとなっている。
開封式では、今日東京税関を通過したばかりという「GE62 Camo Squad限定モデル」が机の上に置かれ、StylishNoob選手がカッターで封を開けて、YamatoN選手が中身をひとつひとつ取り出して、その都度、眺め回すという、いわゆる開封の儀が執り行なわれた。
2人はPCが出てくると、「カッコイイ!」と口々に語り、取りだしたてほやほやのPCを眺め回していた。迷彩柄は、近くで見るとエッジの効いたドット絵デザインになっていて、遠目からはアナログの局地である迷彩風を装いつつ、近くで見るとサイバーなデジタル迷彩になっているのがおもしろい。この迷彩柄は、表面のみならず、キーボード面もキーボードを包み込むように迷彩柄が施されており、ギャラリーのみならず、オーナー自身も常に迷彩柄を楽しみながらPCを楽しむことができる。
中原氏によれば、この迷彩プリントは1個1個デザインが微妙に異なり、まったく同じ柄のものはふたつとしてないという。200台限定というレアリティに加えて、オンリーワンの優越感を浸れるのも良いところだ。
PCに続いては、記念グッズ一式のボックスが開けられた。Camo Squadバックパックをはじめ、Camo Squadマウスパッド、Camo Squadボトル、ドッグタグセットと、ドッグタグを除いてすべて迷彩デザインとなっており、すべて非売品。マウスパッドは標準サイズながら、全面的に迷彩が施されているため、セットで使うと非常に目立つこと請け合いである。
また、ゲームバンドル特典は、ゲーム本編がまだ未発売のため今回のイベントでは触れられなかったが、「ゴーストリコン ワイルドランズ」のゲーム本編(7,000円相当)と、追加DLC(3,500円相当)のゲームコードが同梱されている。この隠蔽率が相当高そうなこのPCで戦えば、なかなか敵に見つからずスニークシーンで有利に戦えそうだ、気分的に。
さて、開封式では、開封を終えたPCの基本設定を進めながら、MSI謹製のスライドを使って「GE62」の商品説明が行なわれた。とりわけ、入念に説明が行なわれたのは、冷却システム「Cooler Boost 4」や、SteelSeriesキーボードシステム「SteelSeries Engine 3」など、GE62にビルトインされているシステムやツールの紹介。
2月に掲載した「【特別企画】MSIのゲーミングノートPC「Gシリーズ」を支える冷却システムの秘密」でも紹介したように、MSIではGシリーズにビルトインしているツールやソフトウェアを「ゲーミングアイテム」と呼び、個々に抜き出して価格を付け、そのトータル金額をマーケットバリューとして紹介している。ちなみに「GE62」のゲーミングアイテムのマーケットバリューは100,000円相当となる。
開封式の後半ではせっかくプロゲーマーが2名参加しているということで、もっとも得意としている「オーバーウォッチ」をインストールしていきなりプレイしてみることになったが、「ダウンロード速度が遅過ぎて放送時間に間に合わない」といういかにもなアクシデントが発生。結局、フリーソフト「休むな!八分音符ちゃん♪」を遊んで終わるという、見ているこちらが心配するような展開になってしまったが、ぶっつけ本番感満点の展開に、視聴者は大ウケだった。
DeToNator YamatoN選手とStylishNoob選手が語る「GE62 Camo Squad限定モデル」の魅力
開封式終了後に、ネットワーク環境を確認し直して別回線でダウンロードしたところ、なんと一瞬でダウンロードが完了した。そこで2人にプレイしてもらい、そのインプレッションを聞いてみたので購入を検討している方は必読である。
ちなみに、インターネットに繋がっているのに、彼らはBOTを相手にしたオフラインモードでプレイしていたが、なぜマルチプレイをしないのか尋ねたところ、ふたりともランクが高すぎて、マッチングが成立するまで時間が掛かるためだと説明してくれた。名実共に日本のトッププレーヤーの2人の意見をぜひ参考にしてみて欲しい。
余談だが、この「GE62」での「オーバーウォッチ」体験会は、放送時間終了後に行なわれ、22時を回っていたこともあって、うっかりバッテリー駆動のままプレイしていたことに誰も気づかなかった。気づいたのは2人の試遊終了後で、バッテリー駆動でもまったく違和感を感じさせずに快適な動作が実現できたのは、図らずもゲーミングノートとしての高いポテンシャルを実装してくれたエピソードと言える。
【StylishNoob選手「オーバーウォッチ」試遊コメント】
今ウルトラ設定で遊んでいるんですけど、常にゲームの最大パフォーマンスが出ているので、これだけで性能の高さが実感できますよね。今、マッチングしていないのでマルチプレイの細かいところまではわかりませんが、サックサクです。
あと注目したいのはサウンドです。MSIのゲーミングノートは、サウンドにもこだわっているだけあって、ヘッドセットで聞いていて、音の定位がもの凄くしっかりしています。しっかり距離感と方角がわかります。
キーボードについては、熱もまったく気にならないですし、特殊加工された迷彩柄の表面は、ツルツルしていて使いやすいですね。キーボードもタイプが色々あるんですが、この柔らかいキータッチは僕の好みに合いますね。合わないひとは外付けキーボードを付ければいいと思うんですが、僕は絶対このまま使いたいですね。
【YamatoN選手「オーバーウォッチ」試遊コメント】
海外に遠征に行ったときに、ホテルにPCがない、というか普通ないんですが(笑)、MSIのゲーミングノートがあればどこででもすぐに練習を開始できるのがいいですね。ですので、マウスは常に各選手のお気に入りのものを持ち歩いているのですが、キーボードやモニターの性能もノートPCでは重要ですね。日本でもオフィスではノートPCを使って練習している選手がいますし、動画を見たりして研究に使えるのもいいですね。ですから、DeToNatorが海外遠征に行くときは必ずMSIのゲーミングノートを携行します。どこでも使えるというのはやっぱり大きいです。
まずグラフィックスについてですが、今高い設定でプレイしていますけど、フレームレートが常に安定していて、ヘビーな状況でもしっかり入力できますね。次にサウンドですが、普通のノートPCは、ジャックの部分があまり良くなくてかすかにピーみたいなノイズが乗ってしまうことが多いのですが、そういうのがまったくなくて、ノートPCなのに綺麗な音が聞けるのが一番ビックリした部分です。
ノートPCは携帯性を重視するためにスペックがあまり高くないことが多いのですが、この「GE62」なら余裕を持ってプレイできますよね。どういう状態でもFPSがガッと下がってゲームが中断されることがないので、常に想定通りのFPSでプレイできるので快適ですね。このモニターは60Hzまでなので、60Hz張り付きになってますね。
上位モデルのGE72の17.3インチモニターだと、120Hzまで対応していて、これだとまさにそのまま大会に参加できるレベルになってしまいますが、やっぱりデカいですから持ち運びに限界があります。
モニターサイズは、正直ゲーマーならもっと大きい方がいいと思うんですけど、そうなると今度は携帯性が下がりますし、そこはトレードオフだと思います。モニターとしては当然のことながら文字が滲んだりせず発色も綺麗で見やすいです。
あと筐体から熱を全然感じないですね。ノートPCは重いゲームを長時間プレイしていると熱くなってくるものですが、指先から手首まで、本体と直接触れるところがぜんぜん熱くならないので、遊んでいたら火傷する! という状態にならないのは良いところですよね。
遊んでいて気づいたんですが、このSteelSeriesのキーボードにはバックライトが付いているのですが、キートップだけでなく、その間も光っているので、単純にカッコイイというだけでなく、キーとキーの区別が付けやすいですよね。僕らぐらいになると打ち間違いは発生しませんが、まだPCに慣れていないビギナーにとっては良いと思います。