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MSI、最新GPUGeForce GTX 1080 Tiを搭載したビデオカードを発売
NVIDIA TITAN Xと同等性能のGPUが9万円台で登場
2017年3月13日 11:53
MSIは、NVIDIAの最新デスクトップGPU、GeForce GTX 1080 Tiを搭載したビデオカード「GeForce GTX 1080 Ti Founders Edition」を3月11日に発売した。市場想定価格は99,800円(税別)。
本製品は、NVIDIA Pascalアーキテクチャを基盤にしたGPUとしてはハイエンドに位置づけられる。リファレンス設計のGeForce GTX 1080よりも、35%もの高速化を達成しており、前世代のハイエンドGPU、TITAN Xに並ぶほどの性能を有している。
CUDAコアは、TITAN Xと同じ3584基。メモリインターフェースは32bit少ない352bit幅とする一方で、次世代11Gbps GDDR5Xメモリを11GB搭載し、GPUコアをより高クロックで動作させることにより、NVIDIA TITAN Xよりも高速な性能を実現している。
GPUの電源回路には、7フェーズのデュアルFETを二重化することで、電力変換効率を高めるとともに、2GHz以上のオーバークロック動作にも対応が可能となっている。また、ディスプレイ出力からDVI-Dを省くことで排気エリアを拡大し、より優れたエアフローを実現している。
さらに、MSI独自のオーバークロックユーティリティであるAfterburnerをバンドルし、よりアグレッシブなオーバークロック設定を施すことも可能。さらにゲーム動画キャプチャツールのPredatorや、ベンチマークおよび負荷テストツールのKombustorも付属している。
主な仕様は以下の通り。
【GeForce GTX 1080 Ti Founders Edition】
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti
GPUアーキテクチャ:Pascal GP102-350
CUDAコア:3,584
インターフェイス:PCI Express 3.0×16
コアクロック(最大):1,480MHz
ブーストクロック(最大):1,582MHz
メモリーサイズ:11GB
メモリータイプ:GDDR5X
メモリーインターフェイス:352bit
メモリースピード(最大):11,010MHz相当
HDMI:HDMI 2.0b 最大3,840×2,160ピクセル@60Hz
DisplayPort:DisplayPort 1.4×3 最大7,680×4,320ピクセル@60Hz(DP1.4使用時)(DP-DVIドングル付属)
最大ディスプレイ出力数:4
冷却機構:シングルファン
SLI対応:2way SLI
消費電力:250W
補助電源コネクター:8ピン×1+6ピン×1
外寸:266×111×40mm(奥行×高さ×幅)
本体重量:1,060g
市場想定価格:99,800円(税別)