「The Elder Scrolls Online」大満喫連載 アカヴィルたちの集い
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「ESO」連載第11回:ディープに戦争を楽しむ。ついに砦を我らの手に!
2016年10月11日 12:30
俺たちのギルド「VFA」では10月7日にギルドイベントとして、シロディールにて一大戦争を仕掛けた。
その目標は「星霜の書」の奪還! 星霜の書の英語名はそのものずばり「Elder Scrolls」。シリーズの代名詞と言える存在だ。シロディールではこの書が3つ存在し、日夜3つの勢力で奪い合っている。イベントではこれを自分たちが奪還しようと思うんだよ!
連載を読んでくれている方たちは、「目標は砦に名前を刻むことじゃなかったの?」と俺たちにツッコミを入れることだろう。……ふっふっふ。ジャジャーン! 実は今回ですでにその目標を達成してしまったのだ! ギルド設立の目標はすでに実現した。だからこそ俺たちはさらなる高みを目指すのだ!
今回、俺たちは来るべき大戦争に備え、戦争をたっぷり味わってきた。そして砦の攻略の方法を学び、人数的に不利でも戦う方法も学んだ。イベントレポートの前に、俺たちがつかんだ戦争のノウハウを伝授していくぜ!
ギルドイベントを終えても、俺たちはまだまだ仲間を募集している! 俺達のギルド“VFA”に所属するにはキャラクター作成時の所属を「アルドメリ・ドミニオン(Aldmeri Dominion)」にして、レベル10まで上げて欲しい。メインキャラクターはもちろん、サブキャラクターでもオッケーだ。まずは@norihikoikeか、@Lian66にメッセージとフレンド登録をしてみてくれ!
まさかの目標達成、砦に刻まれたVFAの名前! 砦奪取の手順を大解説
「ESO」にはいくつもの“砦”があり、ここを占拠して自軍の領土を広げていく。砦には「農場」と「鉱山」と「製材所」があり、これらを全て占拠してから砦の制圧にかかる。前回の戦争レポートではこれらの施設までは取れたものの、人数が少なくて砦は無理だった。しかし、その後ギルドも大きくなり、戦争参加者も15人を超え、ついに砦を奪えるほどになったんだよ。
砦の攻略には大きく分けて3段階の工程が必要だ。先ずは「外壁を破壊」し、敷地内に入れるようにする。続いて「城門を破壊」して城内に潜入、最後に「城内の旗を奪う」ことで、砦の占拠は完了となる。
砦は強固な城壁と門を守るNPCによって守られている。しかも砦を襲うと砦が交戦マークとなり、シロディール全土に知れ渡ってしまう。防衛のために敵プレーヤーが集まってくる前にできるだけ手早く奪取しなくてはならない。まずは外壁の破壊からだが、外壁については真正面から挑むよりは、敵NPCの数が少なそうな、外れた側面の壁の方が攻撃がしやすい。外壁の破壊には攻城兵器を使用する。
敵兵の抵抗が激しい場合は、少し離れた場所から「トレビュシェット(投石機)」、「バリスタ」、「カタパルト」などを使って攻撃するのがおススメだ。これら攻城兵器は外壁の破壊のほか、城壁の上にいる敵を攻撃することもできるので、設置場所を工夫すれば、手広く活用できる。また、壁面に接触して攻撃できるなら、壁面や扉などを破壊する専門の攻城兵器「破城槌」を使うのが最も効率がいい。
なお、攻城兵器は事前に各拠点で兵器商人から購入しておき、スロットにセットしておく必要がある。また、攻城兵器を使うプレーヤーの周辺には常に何人かのプレーヤーを配置し、攻城兵器を使うプレーヤーをカバーする必要がある。何しろ兵器の使用中は、画面が兵器用の画面に切り替わってしまうため、自分たちを守る術がないからだ。実際に俺も何度か兵器使用中にダメージを喰らいまくって死んだことがあるので、カバーするプレーヤーの役割も重要だ。
攻城兵器で外壁や城門を攻撃するときに気をつけたいのが“攻撃の位置”だ。外壁や城門には耐久度としてHPが設定されており、これを0にすることで破壊できる。しかし扉を直接狙ってもこのHPが減らない場合がある。実は外壁や城門は“壊れるポイント”が設定されていて、ここに攻城兵器を当てなくてはならない。このポイントは狙いをつけたときにHPバーが表示されるのでわかる。
外壁や城門は耐久度を一定まで下げると、見た目がどんどん壊れた状態に変化していく。この少しずつ壊れる感じが手ごたえを感じられて面白い。特に正門を破城槌で壊していくとドンドン扉が歪んでいく。歪んだ戸口から中がちらりと見えるのが楽しい。破城槌は砦を攻める時は積極的に使っていきたい。
外壁を破壊すると、そこを通って敷地内に侵入できるようになる。敷地内に入ったら、次は城門を破壊する。城門の破壊は正門よりも通用門を狙う方が敵の反撃も少なく、耐久度も低いので破壊しやすいのでおススメだ。ただし、敵兵の反撃は外壁への攻撃時よりも数が増えてくるほか、外壁の上に敵が残っていると挟み撃ちに合うこともあるので、この辺は外壁を攻撃した時と同様に、仲間と連携して攻城兵器を使う人間とそれをカバーする人間で協力して城門を破壊するのがいいだろう。
こうして城門を破壊したら、そこから内部に突入だ。内部には他の施設と同様に城内のどこかに旗が設置されているので、この旗を奪うという段取りだ。当然城内の旗も敵NPCが守っているので、これらをすべて排除する必要がある。旗を取れれば砦のアイコンの色が変わり、見事に制圧完了となる。
ところが今回ようやく砦を奪ってみたが、ここまでやっても地図上の砦の所有者は未取得のままだったんだ。どういうことかと城内を色々散策してみたところ、ようやく砦を所有する条件を発見した。
これがまたなんとも驚きだが、砦の所有権はなんと「購入する」のだ。城内にいる攻城武器商人に話しかけてみると、通常の選択肢以外に「砦の所有権を購入する」という項目が出てきた。そこで選択して購入してみるとあっさりと所有権がもらえてしまった。
購入後、マップを開いてみると、砦の所有者のところには燦然と「VFA」の文字が輝いたんだ! やった! ついに念願の砦に名前を刻むことに成功してしまった! 11回目にしてまさかの目標達成だ! みんな長いこと応援ありがとう!
……と言いたいところだが、まだまだ俺にはやりたいことがある。最初のうちは複数の砦を全部「VFA」の物にしてしまえば、戦国シミュレーションみたいで面白いかな、とも考えた。だが残念ながらこれは実現不可能だった。というのも砦の所有権はギルドごとに1つしか取得できないのだ。
確かにこれまでも同色のチームが制圧してるはずなのに所有者が誰もいない砦をよく見かけたことがあったが、これが理由だったんだ。こうした砦に着いたらとりあえず商人に声をかければ特に何もしなくても砦の所有権が簡単に手に入れられるというのもわかった。つまり砦に名前を刻むのは、運さえ良ければギルドに加入している人なら誰にでもできてしまうものだったんだ。
それならば目標はさらに高く持ちたい。そこで考えたのが「星霜の書」の奪還だ。「星霜の書」はそれを自軍に持ち帰ることで、自軍のメンバー全員のステータスがアップするという恩恵がある貴重なアイテムだ。この「星霜の書」は通常の砦とは別の「巻物聖堂」に保管されており、当然通常の砦以上に強力なNPCたちが聖堂を守っている。そのため、聖堂から「星霜の書」を奪うのは、砦を奪うよりも難易度が高い。というわけで、“本番”での目標はこの「星霜の書」を奪還することに決めたぜ!
数で負けてても戦い方はある! 疾風怒濤のゲリラ戦
この後さらに複数の砦を奪おうと奮戦したが、その日は敵軍が多く、敵の反撃を受けてしまうことが多くなった。その人数は50人近く。20人未満のこちらとは圧倒的な戦力差があった。
特に攻め込んだときの敵の「油」にはかなり苦しめられた。熱した油をまくという防衛用の兵器があるのは知っていたが、今までは真下にしか攻撃できないという弱点しか見ていなかったので、自分が防衛する時に使うことはほとんどなかったんだ。ところが、うまい場所に設置できれば、敵の攻撃を防ぐのに最良の結果をもたらすことができるのが今回自分たちが食らうことで理解した。
とある砦を攻撃した際に、最初のうちは敵プレーヤーの姿が見えなかったこともあり、砦の城門を正面から攻撃することにしたんだ。ところが、攻撃を開始して間もなく、敵プレーヤーが続々と集まってきた。その前に城門を破壊できればよかったんだが、破壊しきれなかったため、懸命に破城槌での攻撃を続けた。すると城門の真上にある格子状の天井から黒い液体が降り注いだ。油だ! と気が付いた時にはすでにかなりのダメージを食らってしまい、あっという間に死んでしまったんだ。
しかも他の仲間に助けてもらうつもりが、この油、チャージが早いので何度でもガンガン流せるため、せっかく助けに来てくれた仲間も油でヤラれる羽目になっちまった。結局この大ダメージが原因で俺たちは撤退を余儀なくされたんだ。苦い思い出になったが、油の凶悪さを身に染みて理解したぜ。
そんな苦戦と数に劣る戦いが続いてしまい、「戦争は数だよ兄貴」という雰囲気になってしまったところ、メンバーの1人が言い出した。「それならゲリラやろうぜ! 敵の食料を燃やし尽くそう!」。……実際には敵の食料が減ったりするわけではないが、砦の周りの鉱山や農場は短時間で奪える。奪うと砦はリスポーンポイントとして機能しなくなるので、敵の集結を阻めるんだ。
とりあえず比較的落としやすい敵の拠点付近の農場や製材所、鉱山を次々と落とす。そして周辺施設を落としたところで、砦には向かわずにまた別の拠点に向かい周辺施設のみを落とす。もちろん敵の大群に追いつかれたら勝てないんだが、その時は潔く倒されて、全然違うところに集結してまた攪乱戦法をやる。こうして同盟ポイントと経験値を稼ぎながら、敵の進軍を妨害しようと思ったんだよ。これが思いのほか楽しいんだよな。
他にも砦からちょっと離れた街を襲撃するのもいいぜ。街の占拠も基本的には農場など砦の周辺施設と条件は同じなので、割と簡単に奪える。最低でもメンバーが10人くらいいればNPCしかいないこうした周辺施設は落としやすいのでどこも狙い目なんだ。若干弱いものいじめをしている雰囲気になりがちだが、そんな時はむしろ逆に、盗賊団でもやってるようなノリで「汚物は消毒だー! ヒャッハー!」みたいなノリで遊ぶのが面白かったぜ。
実はこんな戦いも大局を考えればうまくいくこともある。周辺地域を占拠するとその砦はリスポーンポイントとして機能しなくなってしまうんだ。味方と敵が戦っている砦の後方周辺を攻めることで、敵は復活にもたつくことになる。もっと人数がいれば、別働隊でゲリラをやりつつ、本隊で砦を奪うこともできそうだ。40人くらいの集団を20人でわけて戦えたらカッコ良いな。劣勢でも戦い方はまだまだありそうだ。
以上、色んな場所を襲撃して戦争を楽しんできたが、やはりギルドメンバーたちと一緒に戦争するのは楽しい。例えば次に攻める砦を決定してチャットで伝えると、みんなが一斉に馬を駆り出す。中には移動速度をアップするスキルを使って遅い移動速度をフォローしてくれる仲間もいたりしてうれしいことろだ。
個人的に好きなのは、目的地までの道のりの中で、みんなが好みで異なる道を並走する際に、ちょっと離れたところを颯爽とかけていく他のメンバーを見かけると、この風が戦場なんだな、という雰囲気を感じられてすごく気持ちいい。ただ、馬の速度が遅いとメンバーたちにガンガン追い抜かれて悲しい思いをするので、戦場により早く馳せ参じるためには馬の速度は日々鍛えておくのがいいだろうな。
さて、そんなわけで10月7日にはいよいよギルドメンバーが一丸となって、最後の決戦「星霜の書」奪還作戦を開始する。はたして俺は「星霜の書」を奪還して、アルドメリ・ドミニオンのチームのみんなに存在感をアピールすることができたのか? その結果は次回のお楽しみってことだ。
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