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「ドラゴンズドグマオンライン」アルファテストレポート~初めての冒険編~

「攻めて守る」アクションの手触りはばっちり!

攻める&守る、シリーズアクションの手触りはばっちり

 さてさて、いよいよ実際のプレイ模様からの感想に入ろう。

 プレーヤーの拠点となるのは、白竜が座す「白竜神殿レーゼ」。レーゼは、白竜の傍らに重要人物の集まっている「謁見の間」、宿屋や酒場のある「宿場区」、武器防具や道具屋など店舗が並ぶ「商店区」、外洋の島々へと行けるという「港洞」で構成されていて、全体はかなり広い。詳しくはレスタニアを紹介した記事もご覧頂きたい。

 この他にもレーゼには、プレーヤー同士でアイテム取引が行なえる「バザー」の一角や、アイテムを作成できる「クラフトルーム」などもあったのだが、それはまだ今回のアルファテストの段階では機能していない。実際に使うのは今後のお楽しみとなるが、そうした要素をこの場所で行なうのだな、ということが把握できる。

 ちなみに、レーゼの街全体が最大100人が入れるロビーになっている。街中には他のプレーヤーが行き交う姿、チャットが飛び交っていて、まさにオンラインゲームの雰囲気。

 一方で、フィールドへと出てみると、そこは自分のパーティーだけの専用エリアなオープンワールドになっている。そこに切り替わりを示すような表示などはなく、普通に外へと出ていくだけなので、フィールドでソロプレイをしていると、オンラインゲームということを忘れるような時もあった。そのあたりのプレイ感がやはり独特なゲームだ。

 ……だが、これが後にパーティープレイをするとまたガラッと印象が変わっていく。

 フィールドをダッシュして駆け回り、ジャンプして小高い丘を乗り越えたりしている時のプレイ感はまさに前作から踏襲されたアクションゲームそのもの。

 オープンワールドのエリアは当たり前の話だが遠くまで広がっていて、途中にはテル村などエリア切り替え無しで入れる集落が、中継地点的に存在している。基本的に屋内と屋外はエリア切り替えが入るが、屋外の世界は全てオープンワールドだ。

 開放されているだけでもどれぐらい広いのか、試しにマップの左端にあるブリア海岸へと向かってみたのだが、途中には森や険しい山もあり、険しい岩肌の山を越え、途中にはオオカミに飛びかかられ、盗賊に追い回され、ハーピーにつつかれたりと散々な目にあいつつ、ひたすらに逃げて走り抜ける方法でなんとかたどり着いた。

 それでもレーゼからはブリア海岸までは15~20分ぐらいかかったし、逆側にもおそらく同じぐらいのエリアが繋がっている。初期テスト段階とは思えないぐらいの広さだ。なお、集落など拠点には、「拠点の礎」という尖ったオブジェがあり、そこを起動して開放すれば次からリム転移という瞬間移動が使えるようになる。

 アクションのバトルはというと、これはもう手触りは「ドラゴンズドグマ」そのままだ。まずオークやらゴブリンやら盗賊団やらがこちらを見つけ、わらわらと身振り手振りで仲間を呼びつつ襲いかかってくる。ジャンプして飛びかかってきたり、急に走ってきたり、逆に距離を取ったり。そうしたバリエーションのある動きとスピード感の良さが、本作がRPGではなくアクションゲームだということを強く感じさせる。

 ワラワラと群がりダイナミックに動きまわる敵を相手に、それを追いかけ距離を詰めて攻撃したり、敵の攻撃に反応してガードしたりと、まさにアクションゲーム。筆者は主にシールドセージでプレイしたので、盾をいかに上手く使って防御重視な練習などもしていたのだが、そうするとゴブリンがお尻ペンペンをして挑発してきたりと、敵の動きが凝っているのが印象的だ。

 敵を攻撃してよろめいたり、吹っ飛んだり、さらにシールドセージをメインでプレイしたこともあって敵の攻撃に上手く反応してガードできた時の手触り感が、やはりアクションゲームならではの良さがある。そのあたりの手触りにオンラインだからといって違いは感じさせず、レスポンスも良好だった。

(山村智美)