セガ、PS3「龍が如く OF THE END」
特製麻雀牌などが当たる発売記念抽選会を開催
E3から帰ってきたばかりの名越総合監督も登場!


6月9日 開催

会場:ヨドバシカメラ マルチメディア Akiba(東京都千代田区)

【龍が如く OF THE END】
6月9日 発売
価格:7,980円
CEROレーティング:D(17歳以上対象)


 株式会社セガは、PS3「龍が如く OF THE END」の発売日である6月9日に、東京・大阪など全国7カ所で、同タイトル購入者を対象とした発売記念抽選会を開催した。

 抽選会で貰えるプレゼントは、特賞「龍が如く特製麻雀牌」、A賞「龍が如くOF THE END Tシャツ&タトゥーステッカー」など、同タイトル関連のグッズでハズレはない(プレゼントが無くなり次第、抽選会は終了)。

 本稿では、東京都千代田区にあるヨドバシカメラ マルチメディア Akibaにて開催された発売記念抽選会の様子をお伝えする。




■ 平日にもかかわらず、抽選会会場には多くのファンが! E3から帰ってきたばかりの名越総合監督も登場!!

本作の総合監督を務める名越稔洋総合監督。会場に名越監督が訪れることは6月9日12時に更新された同氏のブログでしか明らかにされておらず、会えたファンはラッキーといえるだろう
会場にはプレゼントが展示されていた。午前中に特賞「龍が如く特製麻雀牌」が当たった方が1名いたとのこと

 抽選会場は店舗入り口付近に作られていた。開店から多くのお客さんが訪れ、あっという間に100本以上が売れたという。会場では、抽選だけでなく、ソフトの販売も行われていた。もちろん、ゲームコーナーでソフトを購入しても抽選の権利は得られる。

 会場では昨日までE3にいた名越稔洋総合監督に話を聞くことができた。

―― いよいよ本日発売です。ご感想をお願いします。

名越監督:延期させていただき、発売できるかどうかさえも微妙だった時間を過ごしながらもこうして発売が迎えられてうれしい限りです。今ロスでは業界注目のE3 2011が行なわれていますが、僕としては気持ち的に優先したい日だったので、ちゃんと帰ってこれて、販売されている姿を自分の目で見て実感できたので、帰ってきてよかったですし、この日が迎えられて本当良かったというのが率直な感想です。

―― 昨日までE3にいたりと、強行スケジュールだったようですね。

 名越監督:1泊3日でした(笑) 。しかし、販売されている今の状況を見て元気が出た気がします。E3のコメントをする際にも、みなさん本作のことを気にかけて下さって元気づけられました。

―― ゾンビが出たり、ガンショットバトルになったりと変化が大きいですが、どこが楽しんでほしいポイントですか?

 名越監督:これまでのシリーズは、基本的にバトルでゲームが進めるような所があり、バトルが苦手な方でもバトルが好きになってもらえるように作ってきました。今回、ガンショットバトルになりましたが、 僕は触ってみてちょっと面白いのではなく、最後までプレイしてもらって、全体で評価してもらえるタイトルを作りたいという気持ちが強いので、これまでのシリーズと同様に最後までプレイしてもらえるように作りました。

―― これからプレイする方へのメッセージをお願いします。

 名越監督:色々なご意見をいただきたく、それを聞く義務も僕らにはあります。今後このIPがどうなるかわかりませんが、僕が作るゲームへの刺激にもなると思うので、感想を聞かせてほしいです。とにかく楽しんでもらうのが一番なので、最後までじっくり楽しんでください。


 ここで筆者がどうしても気になっていた質問をぶつけてみた。

―― 「今後このIPがどうなるかわかりませんが」というコメントがありました。タイトルからシリーズが本作で終わってしまうのではないか? と考えているユーザーも多いようです。シリーズは今後どうなっていくのでしょうか?

 名越監督:少なくともこのまま、この形で続けることはないです。続けると宣言する以上は1年という単位でのリリースが本シリーズの象徴だったので守らなければならない。とりあえず、1度愛していただいた部分は、本シリーズとは限りませんが、何らかの形で返していきたいと考えています。培われた力や自信が新しい作品につながっていけば義理は果たせているかなと思っています。ですが現段階で具体的なことは明言できません。

 シリーズの正統続編でありながら、ガンショットバトル、ゾンビと、これまでのシリーズとは一線を画す衝撃的な本作。名越監督が話していた通り、このタイプのゲームを遊んだことの無い方でも遊びやすいように作られている。シリーズで培われた力や自信がどのような形で世に出るのかも気になるかもしれないが、まずは本作をプレイして続報を待っていただければと思う。なお、本誌ではレビューも掲載されているので、本作に興味のある方の参考になれば幸いだ。


(C) SEGA

(2011年 6月 9日)

[Reported by 木原卓]