セガ、PS3「龍が如く OF THE END」でわたみん家とコラボ

オリジナルコラボメニュー“俺の煮込丼”登場


3月17日 発売予定

価格:7,980円

CEROレーティング:D(17歳以上対象)



 株式会社セガは、3月17日に発売を予定しているプレイステーション 3「龍が如く OF THE END」のコラボレーション企画として、ワタミフードサービス株式会社の居酒屋チェーン、炭火焼だいにんぐ「わたみん家」とのコラボレート企画を発表した。

 このコラボレーションでは、ゲーム中に「わたみん家」カンパニー代表取締役社長 澤村誠氏がCGキャラクターとして登場。ゾンビがあふれ荒廃した神室町で「わたみん家」の出店を目指すサブストーリーが展開される。澤村氏の依頼を受け、見事サブストーリーを完結させるとゲーム内にオリジナルメニュー「俺の煮込丼」が登場。体力回復アイテムとして利用できるという。

 この「俺の煮込丼」は、3月1日から4月30日(予定)まで「わたみん家」国内全220店舗にて418円で実際に食べることができる。2月16日に「わたみん家」大鳥居店にて試食会が行なわれ、澤村社長と名越総合監督が来店、「俺の煮込丼」の試食を行なった。


「俺の煮込丼」澤村社長と名越総合監督が試食を行なった

CGのパネルと澤村社長
ゲーム中のCG画像
インタビュー後、メディアにも丼が振舞われた

――まず、名越監督に「俺の煮込丼」の感想をお願いします。

名越 熱々でおいしかったですよ。寒い季節にはぴったりですね。「煮込丼」ってお蕎麦屋さんなどにありますが、けっこう量が多いじゃないですか。好きな人はそれでいいでしょうが、あまりたくさん食べられない人にはちょうどいい量というか、女性の方にもいい感じの量で、うまくできましたね。

――「龍が如く」シリーズは企業とのコラボレーションをたくさん行なってきていますが、「OF THE END」で過去最多となっています。今回ワタミフードサービスさんとのコラボレーションにあたっての経緯を教えてください。

名越 作品を理解していただきながら、いろんな会社の方々に支えられて数が増えていって今回最多になりました。1つはビッグブランドとコラボさせていただくのがやはり作品に箔も付くし、まずありがたいということはありますね。でも「OF THE END」はこれまでの作品と少し毛色が違うんですが、「今回もよろしければぜひ」というお話を理解していただけたというのは、感謝しています。

――澤村社長におうかがいします。セガとのコラボレーションの話をお聞きしたとき、いかがでしたか?

澤村 うれしかったですね。世代的にゲーム世代とは離れていますので、最初は戸惑いはありましたが、幅広い年齢層に長年ヒットしているゲームに、全国に220店舗あるのですが、手前どものブランドが参加できるまでになったなあと素直にうれしいと思いました。「龍が如く」というタイトルは知っていましたが、おかげさまで最近は高校生の息子にはヒーローになっています(笑)。

――「俺の煮込丼」に関してご紹介いただけますか。

澤村 このお話をいただいて、どういうストーリーかなど中身を確認させていただきまして、今回の作品の背景が、災害のなかでヒーローが人々を助けるということで、やっぱり災害地で被災されている人たちを助けるには、食べやすいとかあたたかいとか、満腹感がキーワードとして出てきたので、丼がいいだろうということで、「俺の煮込み」という長い間ご支持いただいている商品を丼に仕立てたら、ストーリーとマッチするのではないだろうかということで手がけました。

 きわめて本物志向で、牛100%で、シンプルにということと、化学調味料などをあまり感じない、個人店やお母さんが作ったような素材を生かしたような味噌仕立ての味で、工場で一括生産しているわけではなく、お店で仕込んでいるんですよ。

――ゲーム中に社長が登場されるということですが、CGを見てご感想は?

澤村 実物よりよかったですね(笑)。10年前の写真を思い出すような。何枚かスナップを撮っていただいたところから作っていただいたんですけれども、セガさんの技術力はすばらしいなと。本物よりよくできていたので大変感謝なんですけれど、家族や身内には「どうなの?」と言われていますけど(笑)。一生の宝です。ありがとうございます。

――ゲーム中にもこのメニューが出てきますが、サブストーリーにも「わたみん家」のポリシーが反映されていると伺ったのですが?

澤村 いろいろ困難な状況をクリアしながら、人助けみたいなことを踏まえて、なにかこの街に根ざせればいいなという思いで。(ゲーム内に)「わたみん家」ができたことで、僭越ですけれども、少しでも街が明るくなったり、居酒屋から街が元気になってほしいというのが居酒屋の使命だとも思っていますので、サブキャラクターとして私は助けていただく側になるわけですが、最終的にハッピーエンドになっていただければうれしいなと思います。

――最後にメッセージをお願いします。

名越 ドラマがあってゲームありきの作品なんですが、日本に住んでいて街を歩いているようなバーチャル体験ができ、ゲームのバーチャル体験がこうして実際にできるというこういう形が実現できて、ゲームでもリアルでも楽しんでもらえたらさらに楽しめると思いますので、よろしくお願いします。

澤村 プレーヤーの皆様に、皆さんのお力でぜひこの街を助けていただいて、「わたみん家」の看板が明るい灯をともせるよう、このゲームの成功をお祈りしております。お店でも「俺の煮込丼」をご用意してお待ちしております。

――ありがとうございました。


 なお、リクエストが多ければ、この「俺の煮込丼」がレギュラーメニューになる可能性もあるという。また、「龍が如く OF THE END」のパッケージをお店の会計時に見せることで、なんらかの特典を受けられるサービスも予定している。


【スクリーンショット】
「わたみん家」と澤村社長がゲーム中に登場サブシナリオをクリアすることで、ゲーム中にも「俺の煮込丼」が登場する

(C)SEGA

(2011年 2月 16日)

[Reported by 佐伯憲司]