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東京ゲームショウ2010レポート

セガ、PSP「クロヒョウ 龍が如く新章」
PS3「龍が如く OF THE END」
豪華キャストが集結したステージイベント


9月16日〜19日 開催(16日、17日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:1,000円(一般/前売り)、1,200円(一般/当日)、小学生以下は入場無料


 9月16日、セガブース内メインステージにおいて「クロヒョウ 龍が如く新章 完成披露会・ドラマ制作発表会」、「龍が如く OF THE END 制作発表会」が開催された。本稿では、公開された情報やステージイベントの模様などをレポートしていく。



■ 豪華なキャスト陣が登場した「クロヒョウ 龍が如く新章 完成披露会・ドラマ制作発表会」

「龍が如く」シリーズの総合監督を務める名越稔氏

 9月22日に発売されるPSP「クロヒョウ 龍が如く新章」の完成披露会・ドラマ制作発表会が9月16日11:00から行われた。

 「クロヒョウ 龍が如く新章」は、龍が如くシリーズらしさを受け継ぎつつ、若者向けに作られた、これまでとはまた一味違う「龍が如く」。本作で初登場となる主人公は、暴力でしか自分を表現できない少年「右京龍也」。彼は闇金を襲撃し、金の横取りを試みた際、誤って人を殺めてしまう。そんな過ちから物語は始まり、やがて少年自身が持つ闘いの宿命へとつながっていく。最初に登壇した名越稔洋総合監督によると、龍也は暴力を振るい続ける内に、暴力とは、自分の拳とは一体なんなのかと悩み考えるようになる。そんな少年が育っていくドラマに仕上がっているそうだ。

 バトル中に体力ゲージが表示されないなど、バトルシステムについても従来の「龍が如く」シリーズとは異なる。これはケンカをモチーフにしたために生まれたシステムで、実際のケンカの様にどこまで攻撃すれば倒れるのか、互いにわからないため、緊張感のあるバトルが展開される。ただし、画面が赤くなるなど、危険かどうかは判断できるし、メニューにアクセスすれば体力ゲージを確認することもできる。

 シリーズの魅力である町遊びはPSPになった本作でも健在。これまでにないプレイスポットや新規に追加されたアルバイトなども存在する。キャバクラでは新たなシステムが採用されているらしく、「クロヒョウのキャバクラの方が面白いと感じる人もいることでしょう。比べて楽しんで欲しい」と名越総合監督は語っていた。



 一通りゲームの紹介が終わった後で、主要キャストである高良健吾さん(右京龍也役)、波瑠さん(工藤沙紀役)、岩城滉一さん(雨宮泰山役)、黒沢年雄さん(九鬼隆太郎役)が登場。収録に関して、高良さん「正直で自分に嘘をつかない点に共感できた。ボイス収録の際、ゲーム画面がなかったり、相手の声が入っていないことが多かったので、心の中で相手の台詞を読みながら収録収録しました」、波瑠さん「ゲームの声優に挑戦したのは初めてでしたが自然体で収録できました」、黒沢年雄さん「監督の指示がわかりやすくて、指示通りに演技した。とても楽しめた」と語る。また、「強さとは何だと思いますか?」との問いに、岩城さんは「ドラゴンヒートでは負けは死を意味します。そんな状況であっても、対戦相手と友情が芽生えたり、相手を尊敬できたりするのは強さだと思います」とコメント。「素晴らしい演技に助けられ、いい作品に仕上がった」と名越総合監督は満足そうに語った。

 主要キャストに続き、キャバクラ嬢役の手島優さんと星あやさん、ポールダンサー役の中村アンさんやテーマソング「MUPPET」を歌うRIZEも登場し、ステージを盛り上げた。


左から、波瑠さん、高良健吾さん、岩城滉一さん、黒沢年雄さん、名越総合監督。ゲームのステージとは思えない、映画の発表会のような豪華な顔ぶれとなった キャバクラ嬢役の手島優さん(中)と星あやさん(左)、ポールダンサー役の中村アンさん(右)。名越総合監督によると、旬であり、たくさんの人に愛される人を選びましたとのこと 本作のテーマソング「MUPPET」を歌うRIZE。「MUPPET」は名越総合監督とRIZEの気持ちのキャッチボールによって生まれた曲。なんとプライベートでも仲がいいそうだ

 次に発表されたのがメディアミックスについて。1つ目はヤングマガジンでのマンガ連載。9月18日発売のヤングマガジンから連載がスタートする。2つ目はテレビドラマ。TBSで毎週火曜25時25分(初回 25時55分から放送)、10月5日から放映開始となる。MBS・CBC・HBC・RKB ほかでも放送される。マンガ連載やドラマは、世界観はゲームと同じだが展開が異なるという。ドラマに至ってはドラマオリジナルキャラクターも登場するほどだ。マンガのネーム、ドラマの脚本共に名越総合監督自らが監修しているため、シリーズファンも納得の仕上がりになることは間違いないだろう。

 ドラマの発表に合わせて、ドラマの主要キャストである斎藤工さん(右京龍也役)、石田卓也さん(榊天馬役)、石黒英雄さん(杉田春斗役)、波瑠さん(工藤沙紀役)、岩城滉一さん(雨宮泰山役)が登場。ドラマに関して、斎藤工さん「龍也は現代の若者を象徴している。現代ならではのもがきを表現しながらエッジのきいたドラマを作っています」、石田卓也さん「こんな素敵なゲームのドラマ化に参加できて嬉しいですが、プレッシャーもあります。どんなドラマになるか楽しみにしていて欲しい」、石黒英雄さん「ドラマにしか登場しないキャラクターということで、自分なりに龍が如くらしさを演じています。期待を裏切らないように一生懸命やりますので応援よろしくお願いします」、波瑠さん「ゲームでは声だけでしたが、ドラマでは体も使って元気な沙紀を表現しています」、岩城滉一さん「(斎藤)工君はプロの格闘家とやりあっているので、普通のドラマと比べるとかなり迫力があると思います」とコメントした。


「男くさく、エネルギー溢れる龍也のような若者たちがヤンマガの読者。クロヒョウの世界に入り込んで読んでほしい」とヤングマガジン編集部 副編集長の安永尚人さん 右から斎藤工さん、石田卓也さん、石黒英雄さん。石黒英雄さん演じる杉田春斗はドラマオリジナルのキャラクター。彼がどんなキャラクターなのか放送が待ち遠しい ドラマの主要キャストと名越総合監督。ゲームのCVと同じく、工藤沙紀役は波瑠さんが、雨宮泰山役は岩城滉一さんが演じる


■ 龍が如くにゾンビが!?「龍が如く OF THE END 制作発表会」

 シリーズが終わってしまうのか!?と思えてしまうタイトル名がつけられたPS3「龍が如く OF THE END」の制作発表会が9月16日12:30から行われた。

 最初に登壇した名越総合監督によれば、PS3でリリースされるシリーズ最新作「龍が如く OF THE END」はゾンビと銃撃戦を繰り広げるパニックアクション。これまでの路線を考えると突拍子もないように感じるが、「龍が如く」シリーズらしくドラマ性・アドベンチャー・簡単で爽快なバトルは健在で、本作でしか有り得ない感動が味わえるとのことだ。

2011年4月。東京・神室町。
このアジア最大の歓楽街の街中に突如として出現したのが……生ける屍、ゾンビ。
死者であふれかえった神室町は、自衛隊により「壁」で隔離され、その内側は、さながら、この世の地獄と化した。
爆発的に増殖していく感染者たち(=ゾンビ)は新たな獲物を求めさまよい歩く。
いまや神室町の勢力図は完全に塗り替わり、死者が生者を圧倒する文字通りの死の街。
見捨てられ、取り残された壁の内側から脱出しようとあがく、わずかな生存者たちに突きつけられる絶望の二文字。
だが、この神室町史上最悪の危機に、四人の不屈の男たちが立ち上がった。
誰彼かまわず金を貸すという謎の金貸し、秋山駿。
狂犬と呼ばれ怖れられる隻眼の極道、真島吾朗。
長きに渡る眠りから目覚めた関西の龍、郷田龍司。
そして神室町伝説の元極道……桐生一馬。
四人はそれぞれの守るべきもののため、戦場となった神室町を縦横無尽に駆け抜ける。
覚めやらぬ悪夢に敢然と立ち向かう彼らは、取り残された人々の希望の灯火。
“元神室町の住人”たちとの哀しい戦いのさなか、男たちは途方もない犠牲を出したこの非常事態が、とある強い意志によって引き起こされたことを知るに至る。
そのとき神室町は、ゾンビを超える破壊と恐怖に染まっていく……。


 上記ストーリーからわかる通り、戦うのは元東城会四代目でシリーズの主人公 桐生一馬、強烈なキャラクターが印象的な東城会直系真島組組長 真島吾朗、「龍が如く2」で登場した元近江連合直系郷龍会二代目会長 郷田龍司、「龍が如く4」で登場した街金融の社長 秋山駿の4人。世界観が特別なので個性が伝わりやすいことを重視して人選したそうだ。

「龍が如く」シリーズでお馴染みのキャラクターだけでなく、本作で初登場となる新キャラクターも登場。彼らは物語にどのように絡んでくるのだろうか

 本作ではガンショットバトルという銃撃戦が繰り広げられる。銃撃戦といってもFPSではなく、シリーズと似た視点のTPSで、誰でも楽しめるようなバトルシステムに調整するとのこと。基本となる武器は、桐生一馬がライフル、真島吾朗がショットガン、秋山駿が2丁拳銃、郷田龍司が腕に仕込まれたガトリングアーム。マシンガンや手榴弾などの武器も存在し、状況に応じて使い分けながらバトルを進めていくようだ。武器の改造といった要素もあり、これまでの肉弾戦とは全く異なるバトルが楽しめる。

 シリーズのヒートアクションの代わりとなるのがヒートスナイプ。ヒートスナイプを成功させれば、複数の敵をまとめて粉砕できる。大ダメージを与えたい場合にも活躍しそうだ。遠距離からの射撃や特定部位への狙い撃ちに適したエイミングモードも搭載される。

 本作で追加される相棒システムにも注目したい。相棒はサブストーリーで得られ、戦いを重ねることで成長するようだ。相棒と連携した特殊なヒートスナイプも可能。通常のヒートスナイプよりも強力な効果を発揮する。放映された映像を見る限り、キャバクラ嬢なども相棒にできるようだ。

 おなじみのプレイスポットも健在。ゾンビに備えて店員が武装しているキャバクラなど本作ならではの演出がなされている。また、前作のパチンコに加え、パチスロ「KING CAMEL」の追加が決定した。

 特設シアターでは大音量・大画面で迫力ある映像が楽しめる。9月16日にオープンした「龍が如く OF THE END」のホームページでも本作の映像が鑑賞できるので、会場に来られない人はホームページにアクセスしてみてほしい。

「龍が如くならではのしっかりした人間ドラマの上に成り立っている」と語る名越総合監督 「第2回キャバクラ嬢役オーディション」を勝ち抜いた7名のキャバクラ嬢たち。特設シアター前のミニステージでは彼女たちを生で見られることも


(C)SEGA

(2010年 9月 17日)

[Reported by 木原卓]