インタビュー
「Total War: ARENA」、9月1日よりいよいよCBTスタートへ
ウォードッグ、クリティカルヒットなど新要素続々。日本や中国ツリーの開発もスタート
2017年8月26日 22:19
Wargaming.netが今年もっとも注力しているタイトルである「Total War: ARENA(TWA)」。セガのグループ子会社Creative Assemblyの「Total War」シリーズをベースに、他社との協同プロジェクトを扱うWargaming Allianceタイトルとして、両社で共同開発されているタイトルだ。
アジアでは、4月の「Wargaming.net League APAC シーズン II ファイナル 2016 - 2017」、北米ではE3 2017で公開されたが、お膝元であるヨーロッパでもgamescomでようやくプレイアブル出展が行なわれた。体験するのはこれで3度目だが、Wargamingとアライアンスを組む前の開発が停滞していた状況と比べると、毎回見違えるように内容が変化していて、完成が少しずつ近づいているという印象を受けた。
「TWA」は、現在限られたコミュニティを対象にしたクローズドαテストが実施されているが、9月1日より規模を拡大する形でクローズドβテスト(CBT)に移行する。実施規模は未発表ながら、グローバルで1万人前後のアクティブユーザーが参加する規模を考えているという。日本語を含む、主要言語をサポートし、日本からの参加も可能。日本語のサイトがまだオープンしていないため、海外サイトからの応募となってしまうが、興味を持っている人は応募してみてはいかがだろうか。
CBTは8週間実施され、その後、さらに8週間の再開発期間をおいて、実質的なサービス開始となるオープンβテスト(OBT)への移行していく。もともと「World of Tanks」と同じ基本プレイ無料のゲームなので、OBTの途中の段階で、サービスの安定化を確認した上で、プレミアムアカウントなどの有料サービスを開始する方針。このあたりは「World of Tanks」や「World of Warships」で培ったノウハウを存分に活かしながらじっくり正式サービスに切り替えていくつもりなのだろう。
さて、gamescomでは、クローズドβテスト相当の内容がプレイできた。1人につき100人編成の部隊を3つずつ、その10対10で、3,000対3,000が激突する未曾有の大バトルとなる。
新要素としては、gamescomトレーラーでも主役を担っているウォードッグ部隊を率いるバーバリアンのコマンダー「Boudica(ブーディカ)」。ウォードッグは、歩兵や槍兵など装甲の薄い部隊に効果的で、高い機動力から騎馬隊のようなヒット&ランを得意とする。
また突撃を得意とする騎馬隊は、完全に背面を突くことでクリティカルヒットとなり、「真・三國無双」のように、爽快に敵をなぎ倒す演出が加わった。このクリティカルヒットシステムは、全部隊に存在するということで、いかに相手の不意を突くかが勝負の鍵を握りそうだ。
勢力については、現行のローマ、ギリシャ、バーバリアンの3勢力からCBTがスタートする見込みだが、すでに日本や中国ツリーの開発にも着手しており、時期は未定ながら順次実装していく予定。
既報のように、「TWA」は日本でもサービス予定で、9月の東京ゲームショウではメインタイトルとして出展される。CBTやTGSでは、日本語の最新バージョンでプレイできるとのことなので、ぜひ参加してみよう。