【連載第287回】ゲームライフに役立つグッズをレポート


拡張スライドパッドを付けた3DSや、グリップを付けたPS Vitaを快適に持ち歩きたい!
「BEAMSdesignポーチ」など、各種ポーチを試してみた


 当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 携帯ゲーム機用のポーチやケースを見ていると、本体サイズの物は多彩にある。ただ、それでは3DSの拡張スライドパッドやグリップ、PS Vitaもグリップを装着した状態では、本体サイズゆえに収納できない。本連載を愛読頂いている皆様なら、そうしたグリップ類を使っている方も多いだろうし、それを取り外さずにそのまま持ち運べるケース類を探している方も多いのではないだろうか。

 そこで今回は、研究所員がそれぞれ「拡張スライドパッドを装着した3DS」と「グリップを付けたPS Vita」を持ち運ぶ際に愛用しているケースをご紹介しよう。

 そのほか、グリップ等はつけずPS Vita本体のみで使っている人に向けて、ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売された「BEAMSdesignポーチ クロス&ストラップセット」も試してみた。扱いやすいポーチやケースを使って、ぜひ携帯ゲーム機と一緒にお出かけしてもらいたい。

【今週のおしながき】
拡張スライドパッドを付けた3DSや、グリップを付けたPS Vitaを持ち歩きたい!
PSV ソニー・コンピュータエンタテインメント「BEAMSdesignポーチ クロス&ストラップセット」



● 「クラブニンテンドーキンチャク」は拡張スライドパッドを付けた3DSを入れるのにも最適

「クラブニンテンドーキンチャク」

    メーカー:任天堂
    価格:120ポイント
    ※クラブニンテンドー特典

 



DSiLLにも対応する巾着ポーチだけに、拡張スライドパッドを付けた3DSも収納できる。汎用性の高いシンプルな作りなので、他の機器にも活用しやすい

 3DS用のポーチの中でも特にお得感が強く汎用的に扱いやすいのがこの「クラブニンテンドーキンチャク」だ。こちらは任天堂が運営するWebサービス「クラブニンテンドー」にて、150ポイントで交換してもらえるグッズだ。

 「ニンテンドー3DS専用スタンド」本連載の前回でも「ニンテンドー3DS専用スタンド」の写真に少し写していたのだが、こちらはサイズが約200×125mm(横×縦)とDSi LLも収納できる余裕のあるサイズになっていて、3DSはもちろんとして、拡張スライドパッドを付けた状態でもそのまま収納できる。

 ポーチとしては非常にシンプルな巾着袋タイプで、スエード生地のような柔らかな布地でできている。デザインは表面が赤で隅にドットデザインのマリオのタグが付けられているのみでシンプルな外観だ。また、このポーチはリバーシブルになっており、裏面はグレーでクラブニンテンドーのロゴがプリントされている。

 内部スペースには余裕があるので、そのままの3DSはもちろん、シリコンカバーやクリアカバーを付けた状態でも収納可能。拡張スライドパッドを付けた状態では収納後の見栄えが膨らんでしまうところはあるが、出し入れには特に問題ない。拡張スライドパッドよりも幅が増してしまうようなグッズだと厳しいかもしれない。

 シンプルな巾着タイプのポーチだが、シンプルゆえに使い勝手がよくてデザインや素材感も良質。なお、この「クラブニンテンドーキンチャク」は現在は赤のみが提供されているが、以前には青のラインナップもあった。ぜひ青にも復活してもらいたいところだ。


拡張スライドパッド付き3DSをしまうと、さすがに少し全体が膨らんでしまうものの、充分に問題なく扱える。また、このポーチはリバーシブル仕様になっていて、裏返しにするとグレー(少しシャンパンゴールド的な色合い)になる
余談だが、汎用性の高い巾着ポーチだけに他の機器(写真はPS Vita)を入れるのにもちょうどいいサイズ。ひとつ持っておくといろいろと活躍してくれるポーチだ




● 「アシストグリップ」を付けたPS Vitaを快適に持ち運びたい! タブレットPC用ケースがピッタリ

「タブレットPC用リバーシブルインナーケース10.1インチサイズ対応」

    メーカー:エレコム
    価格:2,835円
    カラーバリエーション:ブラック×パープル、ブルー×グレー、ピンク×ネイビー

 



グリップアタッチメントを付けたPS Vitaを持ち運ぶために研究所員が見つけてきたのは、このタブレットPC用のインナーケース。サイズ、収納口の形、シンプルなデザインと、絶妙な組み合わせになってくれた
デイテルジャパンの「アシストグリップ」を付けたPS Vitaを上に乗せたところ。幅がちょうどいい

 研究所員は普段、本連載の282回で紹介したデイテルジャパンの「アシストグリップ」を付けてPS Vitaをプレイしているが、このグリップを付けたPS Vitaを収納できるケースやポーチというのが、なかなか難題。PS Vita用をうたうグッズには今のところ無く、他ジャンル向けの製品から探すことにした。

 そして見つけたのがこの、エレコム「タブレットPC用リバーシブルインナーケース10.1インチサイズ対応」だ。名前の通りタブレット・スレートPC用のケースなのだが、サイズは250×15×320mm(幅×奥行×高さ)と7インチサイズ。これがちょうど、PS Vitaにアシストグリップを装着したサイズに近いのだ。

 ケースの素材は伸縮するポリエステル製で、スポンジのように柔らかい。厚みも適度にあるので衝撃からしっかり保護してくれそうだ。収納口が左上の角に斜めについていて、ここには持ちやすくするための丸いハンドルもある。ハンドルを通すと収納口を閉じられるという作りだ。

 グリップを付けたPS Vitaにとって、この“斜めについている収納口が絶妙”で、右グリップの先端からケース内へ差し込むようにするととても収納しやすい。また、取り出す時には収納口から少し先端が見えている左グリップ先端を持って引き抜くようにすればスムーズだ。あまり強く固定はされず収納スペースには適度な余裕もあるので、アナログスティックへの負担が少なく済むのも嬉しいところだ。

 さすがにグリップを付けたPS Vitaをスッポリ収納できる大きさなので、全体のサイズはいわずもがな。その割に無駄のないスマートなデザインで、扱いやすいインナーケースとなっている。研究所員同様にグリップを付けたままでPS Vitaを持ち歩きたいとお考えの方は、ぜひチェックしてみてもらいたい。


収納時には、ケースの左上にある斜めに開いている収納口へPS Vitaを差し込むように入れていく。グリップの先端から弧を描くようにしまい、取り出す時もグリップを持って引き抜くようにすればいい。とても扱いやすい




● 「BEAMSdesign」のPS Vita用ポーチでスタイリッシュに持ち歩く

「BEAMSdesign ポーチ クロス&ストラップセット」

    メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメント
    価格:2,800円
    カラーバリエーション:ダークグレー、インパクトブルー、レッド&ダークブルー

 



ポーチ、クリーニングクロス、ストラップのセットになっている。今回使ってみたのはダークグレー
側面に厚みがあり、本体の前面側には隙間ができるようになっていて、アナログスティックに負担をかけないよう配慮されている

 セレクトショップ「BEAMS」のコラボレーションレーベル「BEAMSdesign」によるPS Vita用ポーチ、クリーニングクロス、ストラップがセットになったグッズ。カラーバリエーションはダークグレー、インパクトブルー、レッド&ダークブルーの3種類があり、ダークグレーとインパクトブルーは模様の中に様々な言葉が散りばめられたデザインで、レッド&ダークブルーはシンプルなツートンカラーになっている。

 フタを縦に開く作りのポーチで、フタの留め具にはマジックテープが使われている。ポーチ表面の素材はナイロン。ナイロン素材の中に柔らかいスポンジが仕込まれており、特に側面部分は厚みをつけて保護性能を高めている。ポーチの内部には柔らかな起毛素材を使用。また、ポーチ背面にはベルトループやカラビナを取り付ける箇所も設けられている(ただし、カラビナそのものは付属していない)。

 ポーチの側面でPS Vita本体を挟んで抑えるような作りで、画面側にはある程度の隙間ができるようになっている。アナログスティックに負担をかけないように配慮されていて、出し入れもスムーズ。取り出し時には収納口のフチから少し出ているPS Vitaの端を持って引き出せば簡単に取り出せた。

 なお、この収納はPS Vita本体のみがフィットする大きさになっているので、クリアケースなどの本体に装着するタイプのグッズを併用すると、出し入れがきつくなる。そうしたグッズを使っていない人に向けたポーチだ。

 

 また、ポーチにはPS Vita本体を収納するスペースのほかに、ポーチ前面にスリットタイプのポケットが設けられている。このポケットの収納口はあまり伸縮せず、内部もあまり広くはない。PS Vitaカードや専用メモリーカードが数枚か、または小型のイヤフォン程度ならなんとか入れられるというところだ。ここには付属のクリーニングクロスを入れておくのが無難だろう。

 付属のクリーニングクロスの質が良く画面を軽く拭くだけでキレイにできるし、ストラップを併用すればポーチから取り出す時もより扱いやすくなる。PS Vitaをスマートに持ち歩くならピッタリのセットだ。


フタを縦に開く作りで、留め具にはマジックテープを使用。背面にはベルトループやカラビナを取り付けるホックが付いている
収納したPS Vitaは端が少し出るようになっていて、指を入れて引き出しやすくなっている
ポーチ前面にはスリットタイプのポケットもある。これはあまり伸縮せず、指が2、3本入るかどうかというところ。カード類やクリーニングクロスを入れておくのが無難だ





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(2012年 4月18日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]